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きんゆう散歩
大阪取引所へ見学に行ってきました!どんなところだったかご紹介できたらと思います♪
2019.11.14up!
こんにちは!
きんゆう女子。編集部のみゆきです。
先日、大阪に旅行にいったので気になっていた大阪取引所(旧:大阪証券取引所)へ見学に行ってきました♪
どんなところだったのか、ご紹介できたらと思います。
みなさんは、大阪取引所というとどんなイメージがあるでしょうか?
私はJPXのホームページ等でよく見かけていた、こちらの取引所の外観イメージが強かったのですが実際に見てみるとやっぱり迫力がありました!!
場所は、大阪の北浜というところにあります。ちなみに、北浜駅直結で行きやすい場所にあります。
私は東京証券取引所と似たような施設が大阪にもあるのかな?と思っていましたが少し異なるようです。
大阪取引所では、先物取引やオプション取引といったデリバティブ取引の市場を開設しています。
2013年に、東京証券取引所と大阪取引所は経営統合をして日本取引所グループ(JPX)を発足させました。
それ以降、株の現物市場は東証、デリバティブ市場は大阪取引所、といったそれぞれの役割を担っています。
大阪取引所では、16:30〜翌日の5:30までの夜間も市場を運営しているそうです。
この点も東証とは違いますね。
先ほどの写真中央に写っていた像の人物は、五代友厚さんという方です。
大阪取引所の前身である大阪株式取引所の設立発起人のほか、造幣局や大阪市立大学の設立などにも関わるなど、大阪の発展に尽力した人物です。
東の渋沢栄一、西の五代友厚とも称されているそうです!
どちらも並び評されるべきということで、日本橋常磐橋公園の渋沢栄一の像と高さを『ほぼ』同じにしているとのこと!
3年前には、朝ドラ「あさが来た」にて主人公を実業家に導く存在として五代友厚が登場していたそうです。TV放映されてからは五代友厚の像を通り過ぎた後、思わず振り返る人が増えたとか。
今回は、5階展示スペース「OSEギャラリー」を中心に、建物外観、1階アトリウムビジョンを含め約1時間ご案内していただきました。
まずはエレベーターで4Fへ。
こちらの窓の向こうが展示スペースです。
展示スペースには、取引所の歴史にまつわる資料がずらり。
とうしくんもいました♡(東京にもいたからきっと何匹もいるのですね。)
隣には、大阪に本社を置く企業の、社長のサイン色紙もずらり!北浜の近くには製薬会社さんが立ち並ぶ通りもあるそうです。塩野義製薬、ロート製薬など大企業が名を連ねています。
大阪取引所のホールにて決算発表を開催する会社さんもあるようです。
五代友厚を中心に、取引所設立に向けて協議していたことが分かる資料も。
まだ大阪証券取引所だった当時の立会場では、トランプを切る仕草のハンドサインもあったとか。
どんな企業のハンドサインかというと、任天堂とのこと。創業当時は花札やトランプなどのカードゲームに力を入れていたようです。
世界に先駆けて「先物取引(さきものとりひき)」が行われていた場所は大阪・堂島米市場です。1730年に、徳川吉宗が「堂島米会所(どうじまこめかいしょ)」を公認し、市場の認可を受けました。
「帳合米(ちょうあいまい)取引」という、将来の米価変動を見越して今の時点で売買を行い将来時点の売りと買いを相殺させて決済を行う「先物取引」が行われていました。
これが今の取引所の原点になったわけですね。
大豆や小豆などのまだ収穫されていない作物を取引する「商品先物取引」のように株の世界でも価格の決まっていない未来の株を取引する「株価指数先物取引」という取引があります。
見学コースでは堂島米市の図も大きく飾られていました。こちらは教科書にも載っているほど有名とのこと!公式の取引が終了しても残っている人を退散させるために水を撒いているようすを描いたものです。
そういえば見たことあるような...?!
最後に1階へ。
ここには大きなアトリウムビジョンがあります。
ちらちらと数字を変えながら、常に最新の取引価格が映し出されます。
不思議と、その場でじっと見入ってしまいました。
大きく価格に動きがあったときは、地元テレビのニュースではこちらのアトリウムビジョンや東証の映像が映るそうです。
なかなか入ることのない大阪取引所。とても貴重な経験になりました。
どなたでも自由に見学をすることができるので、皆さんも大阪に行くときは立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
見学時間:月曜日~金曜日(休業日を除く)9:00~16:30(最終受付時間16:00)
アクセス:〒541-0041 大阪市中央区北浜1-8-16
地下鉄堺筋線 北浜駅 1B番出口直結、 京阪電鉄 北浜駅 27番・28番出口直結
大阪取引所の見学を終えた後は、まち歩きをしたいと思い見学中にもらったマップをもとにいざ散策へ。
ちなみにこの手作り感があってステキなマップは今年新卒入社した青木さんが作成したもの!
最初に昨年作られたばかりの記念碑「一粒の光」というお米のモニュメントを見に行きました。
先物取引の発祥地、堂島米市場の跡地に建てられたこの記念碑は大阪ご出身の建築家、安藤忠雄さんがデザイン協力した作品です。
国内の「株価指数先物市場」が2018年に創設30周年を迎えたことを記念して建てられたんだそう!
堂島米市場は、1797年~1858年頃のお話ですからお米の取引から始まって約110年後に株の世界の先物取引が始まったということですね。
ただ、調べてみると想定元本(投資をする最低単位)が大きいので、きんゆうワカラナイ女子のみんなには注意が必要かもしれませんね。
昔の活気ある取引を想像しながら歩いているとなんだかゴージャスな外観の証券会社さんを発見。
思わずパチリ。
あとから調べると、光世(こうせい)証券さんは、大阪証券取引所の初代社長、巽悟朗さんが創業した独立系総合証券会社さんなんだとか。
大阪取引所の近くには、おしゃれなカフェもありました!
重厚感ある建物内にある「五感(GOKAN)」という喫茶店です。
私はフレンチトーストをいただきました。朝早かったこともあって個室に案内してもらうことができて贅沢な時間を過ごせました♪
大阪取引所の見学を通じて先物取引のルーツに触れ、周辺の街歩きも楽しむことができました(^^)♡
先物取引やデリバティブ取引のことはまだ良くわかっていませんが、日本取引所グループのホームページにデリバティブについて学ぶコンテンツやセミナーの案内があったのでこれを機に学んでみたいなと思っています。
今回ご案内してくださったのは、金融リテラシーサポート部の橋本さんと、青木さんでした。
どうもありがとうございました。
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