金融ワカラナイ女子による、
ワカラナイ女子のための金融コミュニティ
身近な家計管理から世界経済まで、広い意味での「金融」をテーマに勉強する女子会を開催しています。女子会は、基本少人数制。同世代や同じ目線の方々が、安心して話せる場所になるよう工夫しています。「自分なりの判断基準」を見つけていくお手伝いをしています。
*レポートページに移動します。
女子会レポート
=Sponsored Contents= きんゆう女子。with コーポレートでは、座談会やプロジェクトを通じて理解を深めながらよりよい金融サービスにするために声を届けています。このレポートは読者の金融リテラシーを上げるために、コミュニティ運営ポリシーに共感いただいているauアセットマネジメントさんのご協力のもと作成いたしました。
2021.1.18up!
お金を効率よく運用して、未来の資産をつくっていく「投資」。
トライしたいと思っても「なんだか難しそう」「よくワカラナイし、私には無理かも?」と、踏み出せない人は多いはず。
投資に不安な皆さんの背中を押すべく、私たちは「これから投資を始めたい女性」と「すでに始めている女性」に集まっていただき、3回に渡る座談会を企画することになりました。
今回が、いよいよ最後の回です。
1回目はポイント運用について、2回目はみんなでiDeCoについて学びましたね。
①お財布にやさしい♪ 「au PAY ポイント運用」で投資の練習!
②みんなに優しい♡「auのiDeCo」で始める資産づくり。 〜おばあちゃんになった時も豊かでいるために〜
3回目の今回は、改めて資産運用の重要性をおさらいし、自分の夢や、目標ごとの投資信託の選び方を学んでいきます。
前回同様、金融や経済を前向きに学ぶコミュニティ「きんゆう女子。」のメンバー9名が、オンラインに集まりました。
自分の未来をデザインしていく前に、改めて資産運用についておさらいしておきましょう。
資産運用の重要性について、auアセットマネジメントの平野さんに教えて頂きます。
かつての高度成長期であれば、働いて、しっかり貯金すれば、将来のための資金が準備できました。
当日のauアセットマネジメントさんの投影資料を引用
でも、バブル崩壊後、経済が成熟期に入り、給与が右肩上がりで上昇することもなく、金利も下がり、貯金するだけでは、必要な資金を準備することが難しくなってきました。
そして、2020年は何といっても、コロナで世界が一変しました。
こんな時だからこそ、資産運用についてしっかりおさらいしてみましょう。
コロナ禍による影響で2020年2月、「株価が下がった」とニュースになりました。
資産運用を始めようと思っても、値動きが激しいとなかなか一歩踏み出せないと思ってしまった方もいるのではないでしょうか。
実際にコロナ禍で怖くて、今はまだ始められていないというメンバーさんもいましたね。
でも、株価指数の推移を見てみましょう。
当日のauアセットマネジメントさんの投影資料を引用
過去20年という長いスパンで見ていると、リーマンショックの時ほどの影響はないようですね。
株価も、すぐ戻ってきているのが分かります。
こうしたタイミングで、大きな金額でなくても、例えば500円とか1,000円とかでもいいので、下がっている時にスポットで買い増ししておき、経過を見守るということも、一つの投資の経験になります。
大きく下がった時には、口数を多く購入でき、取得単価を下げてくれるのが積立投資による時間分散になります。
これをドルコスト平均法といいます。
当日のauアセットマネジメントさんの投影資料を引用
またコロナの影響で、業績を落とした企業もありますが、逆に上がった企業もありました。
こうした影響を見極めて、分散して投資をすることもできるわけですね。
長期で投資すると、その間に色んなことが起こりますが、ただ不安になっているだけではなくて、その時にどう運用するか、考えるきっかけになりますね。
ここで平野さんより、60代のとあるお客様のお話を伺いました。
この方は若い頃、憧れていた自動車メーカーで働きたかったけれど、叶わず、電機メーカーで働くことになったそうです。
でもその自動車メーカーへの憧れがあったので株をコツコツ40年、毎月の給与とボーナスで買いつづけました。
結果的にその株だけで、なんと1億円以上の老後資産を作ることができたそうです。
好きな会社なので、「期待」と「信頼」がありましたし、そして会社のことをよく「理解」していました。
この3つの要素が実った実例と言えますね。
ぜひ長期投資をしてみたい、と思えるエピソードですね。
だけど、いざ投資を始めようと思っても、投資信託だけでも4,000~5,000本ある中で、どう選べば良いか分からないですよね。
具体的な商品の選び方が知りたいところです。
ここからは、auアセットマネジメントの瀧本さんに教えてもらいます。
まず投資は、目的に合わせて、金融商品を選ぶことが重要です。
何のために?という「目的を明確にする」ことによって、次の重要な3つの要素が決まってきます。
① 運用期間が決まってくる。
② 資産運用する金融商品を決められる。
③ どうやって運用するのかの方針や方法が決められる。
例えば、5年後に車を購入するための資金とか、18年後の子どもの大学資金とか。
そういった目的によって、運用期間が決まりますし、どういう商品を選ぶと最適なのかも決まります。
運用成果によって、どの程度減っても大丈夫なのか、期間を延ばせるのかなど、運用の方針や方法も変わりますね。
そして目的を達成するために、大切なお金を投じるわけですから、よく分からないものに投資したくはないですよね。
だからこそ、自分で見つけたり他者に勧められた商品が、本当に自分の目的に合っているものなのか、自分自身で調べる力を身につけることが大事です。
「証券会社のランキングなど、単純に信用して良いの?」と不安になることもありますね。
そこで、中立的な比較サイトなどで、複数の情報を見ておくことが重要です。
金融商品の選び方というと難しく感じるかもしれませんが、高価な家電を買う時にどうやって購入まで至ったかを思い出して頂ければ分かりやすいと思います。
まずは自分の目的を明確にし、比較すべき商品のポイントを見極めて複数の比較サイトで確認すれば、より目的に合った商品にたどり着ける確率が高くなります。
そこで今日は、下記の3つの比較サイトを使わせてもらい、どのようなポイントをどこで確認すれば良いのか、具体的な見方を紹介して頂きました。
①モーニングスター :1つの投資信託に対する情報が多角的で多い。
②みんかぶ投信:投資信託のリスクとリターンを視覚的な図で分かりやすく確認できる。
③イボットソン:分類がハッキリ提示されていて、同分類とのリターン比較図も見やすい。
各比較サイトで見るべきポイントは、次の3つ!
A.トータルリターンの同分類内%ランク
同分類内の%ランクを見ると、ライバル投資信託との相対的な順位が分かります。
まず、なぜ同分類内比較が重要かというと、同じ種類の中で比べることで、より正確な評価ができるからです。
ただし、単にトータルリターンの同分類内%ランクだけではなく、ランクを計算する期間にも注目してください。短い期間のリターンよりも長い期間のリターンの方が「まぐれ・はずれ」が少なくなり、より正確に評価できます。
次に、%ランクを見るときは、なるべく○○ショックを経た期間で計算確認するようにしましょう。投信の真の実力も苦境を経てこそ試されるからです。最近では図らずもコロナショックで相場が揺れましたので、2020年2月から3月を含む期間の%ランクを見るようにしてください。
最後に、リターンの比較は手数料控除後の値で比べることをお勧めします。手数料は一つの指標であり、投資の目的はあくまでより効率的により多くのリターンを得ることだからです。同じ性能であれば手数料が安いに越したことはありませんが、手数料の安さで選んでリターンが低ければ本末転倒になってしまいます。
B.シャープレシオの同分類内%ランク
シャープレシオとは、どの程度効率的にリターンをあげているか?を確認するための指標です。
シャープレシオはリターンをリスクで割って計算します。同じリスクであれば、リターンはより高い方が良いので、シャープレシオの値が高いほど、より効率的に成果を出してくれていると判断でき、過去のリターン実績を将来的にも再現できる可能性が高くなります。
また、リターンと同じように、同じ分類内での比較を行うことが重要なポイントになります。
C.最大下落率
この値によって、その投資信託が過去最も下がった時にどこまで下がったのかを確認でき、自分のリスク許容度を知る手掛かりになります。
金融商品を選ぶ時に大切なのは、商品を詳しく知ることだけではなく、自分のリスク許容度も正確に知ることで投資を継続できる商品を選べるようになることです。
リスク許容度を知るというと難しく聞こえるかもしれませんが、自分の運用資金がどこまで減っても耐えられるか、すなわち許容できるかを、具体的な金額に置き換えてイメージをすることで、その水準を見極めることだと考えて下さい。
モーニングスター (2020年11月25日時点)のWEBページを引用
モーニングスター(2020年11月25日時点)のWEBページを引用
パフォーマンスの欄にある「%ランク」を見てみると2%。
これは同分類内で上位2%に入っているということです。
ファンド数が287本出ていますので、その中で上位2%に該当し、順位は5位であると分かります。
同分類にいくつのファンドがあるかも確認しましょう。
10本の中で5位であることと、287本の中で5位であることは、ランクの値が同じでも意味が異なります。だからこそ%ランクを確認することが重要になります。
シャープレシオは、0.75で、%ランクでは上位3%ですね。
下落率は、1カ月間、3カ月間とありますが、3カ月間がちょうどコロナショックを含む期間に相当します。
これは、3カ月かけて12.76%マイナスになったということなので、例えば100万円投資していたものが、この期間で872,400円になったということになります。
これだけ下がることを自分は許容できるかできないか、という風に具体的にイメージすることで、より正確に金融商品を選ぶことができるようになります。
みんかぶ投信(2020年11月25日時点)のWEBページを引用
みんかぶ投信(2020年11月25日時点)のWEBページを引用
リスクリターンのタブから、過去のリターンをなるべく長い期間で確認します。
リスクリターン分析のチャートでは、大・中・小分類それぞれを確認しましょう。
大→中→小の順に、より細かく分類されています。
リスクがより少なく、リターンはより高い方が良いので、同じ分類の平均値と比較してなるべく左の上にあることが理想的です。
イボットソン(2020年11月25日時点)のWEBページを引用
カテゴリ(イボットソン分類)を見て、どういう分類をしているかをチェックします。
この分類は、各サイトで異なっています。
質問:分類の仕方について、詳しく知りたいです。
回答:株や債券などの投資対象資産や、運用方法によって各社が分類しています。
今回例として用いたauスマート・プライム(高成長)のように、複数の資産に投資をするバランス型ファンドの場合は、株などのリスク性資産の組入比率や、その比率が固定か可動かなどによって分類されています。
各社なりの考え方で分類を行っていて、どの分け方が正解、というものはありません。
だからこそ、複数のサイトで確認することがより大切になります。
イボットソンでは分類の検索ができ、分類されたものを絞り込むと該当する投資信託の数が出てきます。
イボットソンのサイトで注目する点は、リターンの表です。
イボットソン(2020年11月25日時点)のWEBページを引用
濃い青と水色がありますが、濃い方が調べたい対象のファンド。
水色が同分類のファンドになっていて、期間別にリターンを比較できます。
左の年次リターンは、年間を通してどうだったか。
右のリターンは、足元から過去一年間の結果が出ています。
このように3つのサイトを比較してみると、それぞれ特徴がありますね。
全部見てみることで、より気になるファンドの動きが総合的・客観的に判断しやすくなります。
先程の家電選びで例えるとすれば、洗濯機を選ぶ時に、まず洗濯機という分類があって、次に何リットルまで洗えるかなど商品の性能を見て選ぶのと同じで、投資信託もきちんと同じ分類の中で性能を比較する必要があります。
全く違う分類のものと性能を比較しても、意味がないということですね。
比較サイトの見方を一通り学びました。
投資信託は家電と違い目に見えない商品なので、何をどう確認すれば良いかを知り、正しく比較して選ぶことがより大切になります。
各比較サイトの見るべきポイントが分かったので、自分の目的に合ったものを、自分で見極める方法として、ぜひ活用してみたいですね。
目標によっては、投資信託ではなくて、定期預金などが良い場合、他の投資対象が良い場合もあるかもしれません。
今日は、auの4つの投資信託で見てみましょう。
auの投資信託の特徴
*auスマート・ベーシックの2つは、つみたてNISA対応です。
毎年非課税枠40万円(20年間で最大800万円)を上限に、少額でも長期・分散・積立投資を支援してくれる制度です。
(参照:金融庁WEBサイト)
分配金・譲渡益が非課税になり、いつでも売却してお金を引き出せるなら、60歳以上からしか引き出せないiDeCoと違って、近い将来の目的に応じては、利用できそうですね。
4つの投資信託のリスクとリターンの数値を確認して、それぞれ自分のイメージに近いものを選び、投資額・投資金額を入れてシミュレーションをしてみました。
すると、どのくらいの可能性で何%の利益がでる予想なのか、元本を下回る可能性は何%なのかを具体的に見ることができました。
この元本を下回る可能性や評価損の予想を見て耐えられるかどうか?で、投資信託を選び直しても良いですね。
ここからは参加メンバーの皆さんと、将来の目標やシミュレーションの結果をシェアしました。
3年後海外旅行のために50万円、15年後のセミリタイヤ生活のために3,000万、10年後海外に家を建てるための1億円、3年後に留学のため300万、2,000万円問題が怖いなど、様々な目標が出てきました。
こうして書き出すと、漠然とした夢を現実化するための方法が見えてきますね。
投資対象としては、投資信託以外にも、貯金併用であったり、不動産投資だったり一人ずつのプランに違いがあり楽しいディスカッションとなりました。
こうして実際に考えてみると、様々な疑問も出てきました。
質問:5~15年後にマイホームがほしいという目標があって、だけど子どもが生まれたらかかる費用もあるだろうし、病気になったらその分お金が必要になりますよね。
そんな中で、全部投資に回して、マイホームのために頑張るのはどうでしょうか?
回答:全部をマイホーム用として投資するのではなく、それぞれの目標ごとにそれぞれの金額を決めて、投資あるいは貯金など分けて考えていく必要がありますね。
質問:商品の選び方で質問です。目標までの期間が短くてもリスクをとっても良いのでしょうか?
回答:期間が長ければ、リスクを取っても良いと思われますし、逆に短いのであれば、リスクをおさえた商品の方が安心できます。
ですが、元本割れを許容できるという人の中には、リスクの高い商品に挑戦するという考え方をする方もいらっしゃいます。
投資に答えはないので、セオリーを意識しながら自分らしいプランを考えてくださいね。
質問:どこで利益を確定したり、損切りしたりすべきでしょうか?
回答:目標期限よりも早く目標額に達することもありますが、そこで「あと1年あるから」と待ってしまうと、期日に下落している可能性もあります。
必要な金額と期日が決まっているのであれば、一旦早めに利益を確定させて、貯金に入れておくということも、選択肢に入れた方が安全です。
損切りは皆さんのリスク許容度によりますが、例えば元本よりも5%減ってしまったら、一度手を引く、という方針を決めておくのも一案です。
そもそも、元本を絶対に減らせない目的での運用では、定期預金など元本確保型の金融商品をお勧めします。
今回の参加メンバーは、多少元本が減っても大丈夫、というリスク許容度のある方が多かったですね。
「1月からの長い付き合いになりましたが、色々たくさん勉強させていただいて、ありがとうございました。
この間にやっとiDeCoを始めることができました!
今の自分の生活も楽しみながら、将来このくらいのお金になる?と思うと、楽しみになって、年を取るのも悪くないかなと思えるようになりました。
投資ってお小遣い程度から始められる身近なものであると広まっていけば、生き方も選べるようになると感じました。」
老後の心配をするのではなくて、年を取るのが楽しみになるって、投資って人の生き方にも影響を与えてくれるんですね。
「去年から投資を始めて1年経ち、コロナ禍も投資をしていたので不安もありました。
ですが毎月淡々と続けていたら、投資をしている基準価額も回復傾向にあり今はそう悪くないので、長期投資はいつからでも気軽に始められることを実感しました。これからも投資の勉強続けていきたいなと思いました。ありがとうございました。」
皆さん若いのに、具体的なビジョンがあって、しっかり考えられていましたね。
全3回の間にコロナショックがありましたが、投資の経験として「持ちつづければ戻ってくる」ということを勉強することができた、という意味においては良い機会ととらえることもできたのではないでしょうか。
投資は、元本が多い方が有利。浮いたお金があれば、少額でも良いので、投資に回すようにしてくださいね。
最後に運用において、重要な3点を復習しましょう。
投資対象の選び方(何に投資するか)
長期積立投資(どのくらい長い期間できるか)
どうやって投資するか(手段)
商品選びからいきなり入らないように、ということですね。
元本が減る可能性が怖くて、投資を始める一歩を踏み出せない方は、ハードルを下げてみてはいかがでしょうか。
100円からでも良いし、1回目にお伝えしたポイント運用など、始めるきっかけにできると思いますよ。
Let’s share with Us!
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