金融ワカラナイ女子による、
ワカラナイ女子のための金融コミュニティ
身近な家計管理から世界経済まで、広い意味での「金融」をテーマに勉強する女子会を開催しています。女子会は、基本少人数制。同世代や同じ目線の方々が、安心して話せる場所になるよう工夫しています。「自分なりの判断基準」を見つけていくお手伝いをしています。
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イベントレポート
3月1日(木)に「きんゆう女子。学院」最後の授業と卒業式を行いました。今回の会場は入学式と同じ夜の東京証券取引所です。4回目となる授業では株式投資についてしっかり学び卒業テストを受けた後は、東証Arrowsで卒業式。卒業式は同じ日に東証さんで開催した、ひみつの大女子会の中でお披露目をしました。当日の授業から卒業式までをレポートします。
2018.4.3up!
こんにちは。
きんゆう女子。編集部のけいとです。
3月1日(木)に「きんゆう女子。学院」最後の授業と卒業式を行いました。
今回の会場は入学式と同じ夜の東京証券取引所です。
4回目となる授業では株式投資についてしっかり学びました。当日の授業から卒業式まで様子をレポートします。
これまでの第2回「きんゆう女子。学院」の様子はこちらのレポートを確認ください( ´∀`)
【きんゆう女子。学院2日目】リスクとつみたてNISAについてお勉強しました!
撮影:きんゆう女子。
卒業シーズンですね。
普段の東証さんは、一般見学は16:00まで。夜は閉まっています。
でも、特別なイベントの際には開放している場合があります。知られざる、金融スポットです。
東証内には、会議室や株式投資シュミレーション、報道局や記者クラブなど色々な施設がありますが、授業ではJPXアカデミーのお部屋で行いました。
JPXアカデミーは、さまざまな世代の方が、株式、ETF、REIT、デリバティブなどの金融商品や経済について、勉強することができる場です。自分で資産を管理・運用する時に欠かせない知識や情報を得るには定期的に通いたいところです。
最近は、女性の参加者も増えているのだそう!学院の最終日にもなってくると、私ももっと詳しく知りたいところがあり、JPXアカデミーにも参加したいと思います。難しそうだけど、気になるのは、「行動ファイナンス理論への招待」というテーマです。
撮影:きんゆう女子。
いよいよ、最終日の授業が始まります。
これまで、金融全般から金融の情報の見分け方などを学んできましたが、今回は株式がテーマです。
「株式投資について」
「株価がなぜ動くか考えてみよう」
今回も「きんゆう女子。学院」の校長である、東京証券取引所の青沼先生に教えていただきましたよ!( ^∀^)
撮影:きんゆう女子。
今日も美しい・・・!そしてアローズくんも一緒♪("大"と"小")
お話を聞いて私が驚いたのは、上場している会社は、日本全国の株式会社の内、たったの0.2%だということです。
上場企業が、中心に経済を動かしているイメージでしたが、約180万社ある株式会社のうちの、上場会社数は約3,600社とのこと。
私たちが証券口座で購入できる会社は、日本のほんの一部の会社なのですね。
そして、そのほかの中小企業が企業の大半を占めていて、頑張っているんだなあと思いました。
(ちなみに、私もその一人。。。)
上場ってなんだろう?という点については、こちらの記事にまとめました。
ぜひご覧ください。
朝日新聞デジタル&w・・・<6>上場ってどういうこと?
上場は、新しい資金をつくることが主な目的ですが、上場するしないに関わらず株式会社の資金調達方法は主に2種類あります。
①借入金・社債の発行
②株式の発行
この2つの大きな違いは、資金調達したお金を返す必要があるかどうかということ。
①の借入金・社債の発行 の場合は、お金を返す必要がある
②の株式に対して出資された資金は、返済する必要がない
という違いを学びました。
また株式を上場するメリットとデメリットについて教えていただきました。
お金を集めやすくなることや、信用度・知名度がアップすることが上場のメリットの一方で、
上場維持コストがかかることや、他社に自社の株を大量に購入されてしまうリスクが高まるというデメリットがあるそうです。
生徒さんからは「上場ってお金もすごいかかるのね!」「上場ってそれがゴールだと思っていた」、「知名度が高く大きな会社でも、経営戦略として上場しないことを選ぶ場合があることを知りました。」と声が上がりました。
また東証さんを含む日本取引所グループも、上場している株式会社であることを青沼先生から教えていただき、「初めて知った!」という生徒さんが沢山いました。(株式会社日本取引所グループ:銘柄コード【8697】)
日本取引所グループさんは、国の機関だと思っていた方が多かったようです。
実は私も勉強する前は、ずっとそう思っていました。株式会社ということは、私も株主になることもできると考えると、ちょっと面白い。
株式の学習は生徒さんにとって驚きの連続だったようです。
撮影:きんゆう女子。
次の話題は、株価です。
ニュースで、
「日経平均がx円上昇・・・」
などと言っているのはなんとなく聞いたことがあるけれど、株価って実際のところなんで動いているのでしょう?
青沼先生によると、
「①会社自体の要因」
「②市場全体の要因」
の2つがあるそうです。
1つずつ教えていただきました。
①会社自体の要因
会社の業績と将来性などを投資家が判断して変動する、というもの。
業績が上がる=株価UPと一般的に考えられていますが、実際は、好業績の「予想」=株価UPに繋がるとのこと。
前年よりいい売り上げを出したとしても、予想していたよりも売上が少ない場合、株価が下がることもあるとか・・・。
このお話を聞いて、上場会社は、株主の期待値を超えられるかというプレッシャーを感じそうだなぁ、と思いました。
・・・(・・;)すごく大変そう。
②市場全体の要因
株価が動く要因として企業努力以外にも、景気や金利、為替、政治などの市場全体の要因もあります。
景気の影響を受けやすい銘柄のことを「景気敏感株」、反対に景気に左右されにくい銘柄のことを「ディフェンシブ株」と呼ぶのだそうです。
「きんゆう女子。」では、勝手ながら「ディフェンシブ株」を「お守り株」と呼んでいます。
例えば、輸出関連企業は「景気敏感株」に当てはまります。
トヨタにとって1円、円高になると、1年で約400億円ほど売上が下がってしまうのだとか・・・!!私を含め、生徒さんにとっても衝撃的なお話でした( ゚д゚)
この話を聞いて、毎日ニュースで為替の話をしている理由がわかる気がしました(o_o)
海外旅行に行く時しか為替について気にしない私でしたが、これからはもう少し注目してみたいと思いました。
株価の動きについて、生徒さんからは次のような感想をいただきました。
「株価の変動は会社要因以外にもあることを学びました。株価の予想は様々な要因があって難しいんですね・・・。」
「円高・円安のお話は、何度聞いても頭がこんがらがりそうです・・・だから円高は”海外旅行で買い物するときにお得になる"とお覚えるようにします!」
「トヨタのように多くの人気を集めるている会社は、市場に影響を与えることを学びました。
人気が市場に影響を与えると思うと、市場は人間そのものだと思い経済を面白いと感じました。」
撮影:きんゆう女子。
株価については、こちらの記事でもまとめています。
朝日新聞デジタル&w・・・<7>株価を深掘りしてみると?
「きんゆう女子。学院」の最後の授業が終わった後は、待ちに待った卒業式です!
ひみつの大女子会に参加する他の皆さんの前でお披露目です。
欧米の学校の卒業生のように、学帽をかぶり、マントを羽織ります。
準備万端〜♪♥
(๑>ᴗ<๑)
撮影:きんゆう女子。
今から向かいます!ドキドキ。
卒業式ではこれまでの授業の課題で、たくさんの変化が見られたり、
授業に特に積極的に参加してくれた方を、MVS(Most Valuable Student:最優秀生徒)として表彰しました♪
撮影:きんゆう女子。
おめでとうございます!!!!
そして・・・!
きんゆう女子。学院の学生から、お金の勉強について一歩進んだ自分に成長をしたことを記念して、
全員で角帽を空高く投げました( ´∀`)!!!
掛け声は、「きん女。学院、卒業おめでとう〜!!♪」
撮影:きんゆう女子。
たくさん勉強しましたね♪お友達もできました。
この帽子を投げるシーンは、アメリカ発祥。角帽とガウンを脱ぎ捨て、社会へと一歩踏み出す意志の象徴なんです。
きんゆうワカラナイ女子から、卒業!これからは、自分の軸で判断できる金融女子になりましょう。
改めて、生徒のみなさまご卒業おめでとうございます♡
授業後には、これまでの授業を通して、生徒さんにどんな変化があったかアンケートをとりました。
全体では「きんゆう女子。学院」の期間中に約8割の方が自分のお財布事情を見直したり、NISAからつみたてNISAに変更したなど、資産形成へのアクションを起こしたという回答結果になりました。
また、もともと資産形成をしていなかった方の約4割が、「きんゆう女子。学院」中に資産形成の一歩を踏み出したという回答でした。
また、つみたてNISAとNISA、どちらがあっているか?という質問では、つみたてNISAが約6割、NISAが約3割、
どちらか決められないが1割でした。
引用:「きんゆう女子。学院」アンケートより
その他、「お金のことをお話しできる友人ができましたか?」という質問に対しては全体の6割以上の方が「お金のことをお話しできる友人ができた」と回答をいただきました。
「きんゆう女子。学院」では、通常の「きんゆう女子。会」よりもしっかりしたお勉強内容で、約3ヶ月間のプログラム。しっかりお勉強したあとは、生徒のみなさんは卒業後の謝恩会でさらに、交流を深めていきます。
また、「今後もお金の勉強をしたいですか?」という質問には、約9割の生徒さんが、「今後もお金のことを勉強したい」と回答されました。
でも、1割弱の方は、もうお腹いっぱい・・・。という意見も。
でも、その自分の気持ちを知れたことが大きな一歩なのかもしれません。
私自身の変化としては、成長する生徒さんを目の当たりにして、私も頑張ろうと励まされ前向きになった点です。また、お金の話をすることが日常になっています。経済のニュースも、楽しめるようになってきました。( ´∀`)
これからも、日々の世界経済・金融の変化に敏感でいたいと思います。
毎回恒例の、生徒さんからの感想レポートをご紹介します。
新しく学んだ言葉や、心に残ったことを聞きました。
引用:きんゆう女子。学院感想レポートより
やはり、東証一部が、2000社ちょっとしかないという点、びっくりですよね!
私たちはもしかしたら、ニュースなどでは一部の会社しか見れていないのかもしれません。
*最新の上場会社については、東証さんのホームページをチェック♪
引用:きんゆう女子。学院感想レポートより
ディフェンシブ株以外にも、円安メリット株とかもあるんですね!
他には、インバウンド銘柄とかトランプ銘柄とかも聞いたことがあります♪
引用:きんゆう女子。学院感想レポートより
みなさん、円高・円安にまつわるトヨタの話が印象的だったようですね。
何度聞いても、円高・円安ってどっちだっけ??と混乱しますよね。。あとは今はどっちなのか何を基準にしたらいいかわからなくなります。
引用:きんゆう女子。学院感想レポートより
それから「ESG投資」への関心も多くありました。
私も興味を持ったのでもう少し調べてみたいと思います。
引用:きんゆう女子。学院感想レポートより
引用:きんゆう女子。学院感想レポートより
こうして、生徒さん心の声を聞いてみると、金融って面白くて、奥が深いなぁと思います!
そして先生との信頼関係ができたなぁと感じました。
今回の「第2回きんゆう女子。学院」は終了となりましたが、これからも出会った仲間とより仲を深め、自分なりのアクションを積み重ねいてただけると嬉しいです( ´∀`)漠然とした不安やもやもやから、少しでも解放されますように。
4回を通して素敵な授業を行ってくれた青沼校長先生、また今回の「きんゆう女子。学院」の開催を可能にしてくださった東京証券取引所の皆さん、ゲスト講師の金融庁さん、関東財務局さん、本当にありがとうございました!
次回開催は、未定ですが、実施が決まりましたら「きんゆう女子。」ウェブサイトまたは、メンバー向けのお便りにてお知らせいたします。
お楽しみに♪(*˘︶˘*)
撮影:きんゆう女子。
最後の授業が終わりました。皆様お疲れ様でした♡
撮影:きんゆう女子。
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