きんゆう女子。

女子会レポート

きんゆう怪談。 〜何が怖いかを知る〜

金融って聞くと怖いイメージがあります。でも怖い理由はなんでしょうか?夏休み真っ只中、ちょっと「ひやり」とする怪談話をしながら、金融と付き合う心構えをしましょう。

2018.8.27up!

こんにちは!

編集部のまりこです。


8月16日は、かねてから一歩踏み込んで考えてみたいテーマだった「金融の何が怖いかを知る女子会」を開催しました。


金融って聞くとなぜか怖いイメージがあります。

でも怖い理由はなんでしょうか?


そう聞くと、なんとなく・・・とかワカラナイからという方も多いのでは?


何が怖いかを少しでも知るために今回はゲストに関東財務局のみなさんと東京金融取引所のみなさんにお越しいただきました。


豪華すぎるゲストのみなさん!

ゲストのお仕事をおさらい

関東財務局さんのお仕事は、金融の官公庁の中でも消費者に一番近い存在で、財政及び国有財産の仕事、地域活性化や金融教育も行なっています。


一方で、金融機関さんの監査・検査、投資詐欺の注意喚起や登録をしていない悪い業社を取り締まることもあります。


以前開催した「きんゆう女子。学院」でも、関東財務局さんからは、悪い情報の見分け方というテーマでゲストにお越しいただき、ネット上に溢れている注意するべきワード等を教えてもらいました。


きんゆう女子。学院の様子はこちら

1期

2期


自己紹介からスタート。


東京金融取引所のみなさんは、FX(外国為替証拠金取引)やCFD(株価指数証拠金取引)などの金融デリバティブ商品を上場している取引所で、ちょっと(だいぶ)怖い!?イメージのある商品を扱っています。


(イメージが先行して、ゴメンなさい!)


でも、上場されている商品はドル・円や日経平均株価(日経225)などよく耳にする身近なもの。こうした金融商品を個人でも取引できるような制度やルールをつくって運営・管理する側です。


東京金融取引所では、金融や取引にこなれていない人がリスクのある商品をいきなり取引するケースも多いそうで、実際に取引する前にしっかりとした正しい知識を持ってほしいと今回女子会にお越しいただけることになりました。


怪談話。ヒヤリとして終わりではなく、対処法も考えましょう。

なぜ、怖い?金融!

では、なぜ怖いのでしょう?


私が怖いイメージがあるのは、自分が手元に持っているお金以上の取引をするイメージがあること。急に為替が下がって、たくさんのお金を請求されそうなイメージがあること。


考え方によっては、小さいお金で大きいお金を動かすことができるとも言えますが、それも余っているしばらく使わないお金があるからできる至難の技。どちらかというと、投機に近いイメージなのです。


あとは、ネット検索するとすぐに消費者をカモ(!?)にしようと狙っている広告がたくさん出てくることです。


例えば、「投資」と検索すると上位には「FX」「儲かる投資術」「高金利通貨」などのワードが並びます。


もちろん列の中には、「投資の基本知識 金融庁」「証券投資ってなに? 日本証券業協会」といった信頼できる情報サイトもあります。


要注意!な、狼(おおかみ)の常套句は、絶対・必ず・元本割れ・損がない・ここだけの話・今なら・高金利など。


きちんと見分けるリテラシーをつけましょう。



実際の怖い話。

また、メンバーやゲストのみなさんからは、実際にあった怖い話について考えてみました。

ゲストからの指南をもとに、わたしなりに対処法も考えてみました。



・災害時に、為替が大きく変わった時に一人20億円のマイナスになってしまったケース

(対処の例:リスクが高すぎて手を出すべきではなかった、自分の余っているお金の範囲で取引をすればよかった)


・計画が不十分で、カードローンや住宅ローンを抱えすぎてしまうケース

(対処の例:計画をきちんとするべきだった、手数料が高いから審査が甘いことなど、調べればよかった)


・金利の高い海外のお金をたくさん買ったが、数ヶ月後に半分の価値になってしまったケース

(対処の例:金利が高い理由を理解する、最悪買ったお金が全てなくなっても良い範囲にとどめる)


・知っている会社を装って電話をかけたり勧誘したりして詐欺にひっかかってしまったケース

(対処の例:しっかり電話番号を書き留めておき、あとで調べて適正な人に相談するべきだった)


・今、あなただけ、限定だから、と言われ仮想通貨を買ってその後、売った方と連絡が途絶えてしまったケース

(対処の例:売っている人が金融庁・財務局に登録しているか確認し適正な人に相談するべきだった)


(/ _ ; )

幸い当事者になった方はいませんでしたが、もう、ヒヤリどころではない話ですね。。



本来は、なんのための仕組みだったのか考えてみよう

色々、お話を聞くとリスクの高い取引や商品は世の中に不要なのではないか?という気になってきました。。。

(꒦ິ⌑꒦ີ)


でも実は、私たちがスーパーで海外から輸入したくだものや、お肉、お魚がそこまで変動なく値段がだいたい決まって買うことができるのは、このFX(外国為替証拠金取引)という仕組みを使って、輸入する商社が価格を安定させる調整を行なってくれているから。


元々、社会を豊かにするために必要な仕組みで、個人が楽して儲けるための仕組みではないのです。


先物も、元々はたくさんのお米の保管場所に困ったからという先人の知恵から生まれた仕組みです。商品や取引のルールを知って、上手に利用(取引)することで、効率的な資産の運用や防衛にも役立ちます。つまりは扱い方と扱う人で、変わる商品や仕組みです。


つまりは扱い方と扱う人で、変わる商品や仕組みです。


これは、どんなことにも当てはまりますよね。

武器にも凶器にもなるのです。


ネットが便利になり情報がたくさんありふれているから、情報・ITリテラシーも必要。


例えば、旅行においても初めての方がいきなり見も知らずの言葉も通じない国にいくと、危険です。プロの添乗員や現地ガイドでも難しい地域もあります。もはや、楽しい旅行というよりは「冒険」ですね。


冒険と聞くとワクワクするかもしれませんが、きちんと意味を調べると「危険な状態になることを承知の上で、あえて行うこと。成功するかどうか成否が確かでないことを、あえてやってみること。」という意味。


人それぞれの人生感だけれど、わたしは危険すぎるチャレンジは自分も周りも幸せにはしないなあと思いました。


まとめ


今回の女子会では、夏休み真っ只中、ちょっと(かなり)「ひやり」とする怪談話をしながら、金融と付き合う心構えをしました。


注意しなければならないことをあらかじめ分かっていれば対処の方法もあります。

大事に至る前に、相談しましょう。


例えば、公共の相談窓口に問い合わせておくとか、問題が起こる前から弁護士さんに相談しておくとか、自分の身は自分で守る教養をつけるとか。


その前に、ワカラナイことには手を出さない。覚えておきましょう。


ゲストの皆さん、お忙しい中お越しいただき誠にありがとうございました!

普段なかなかお会いすることができないゲストの皆さんとお話することができ、記憶に残る女子会になりました。



<相談窓口や注意喚起についてのwebサイト>


関東財務局 

相談窓口一覧

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日本証券業協会

証券・金融商品あっせん相談センター


金融庁

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