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女子会レポート

辛口シリーズ!きん女。ビジネススクール 〜マーケティングに役立つ経済学を学ぼう〜

こんにちは! きんゆう女子。編集部のケイティです。 2019年5月〜7月に辛口シリーズ!きん女。ビジネススクールを開催しましたのでこれまでの2ヶ月間をレポートします!

2019.8.5up!

きんゆう女子。編集部

こんにちは!

きんゆう女子。編集部のケイティです。


2019年5月〜7月に辛口シリーズ!きん女。ビジネススクールを開催しましたので

これまでの2ヶ月間レポートします!


今回の辛口シリーズ!のテーマは「経済学」!

辛口シリーズ!きん女。ビジネススクール(以下辛口シリーズ!)とは、金融や経済に関する1冊の本を、2ヶ月に渡り勉強する刺激的な女子会です。


前回の辛口シリーズ!きん女。ビジネススクールでは「金融」をテーマに学びました。


当時の様子はこちらからご覧いただけます♪

2ヶ月みんなで”金融”を勉強して得たこと


今回は前回の辛口シリーズ!の女子会中によく耳にした「経済学」をテーマに8回に分けて学びました。

女子会の内容はこちらからご覧ください。

辛口シリーズ!きん女。ビジネススクール 〜マーケティングに役立つ経済学を学ぼう〜


使った教材は『ひたすら読むエコノミクス』(著者:伊藤秀史/有斐閣)という本です。

この本の目次を見てみると「駆け引きの中で決める原則」「サボりの誘惑に打ち勝つ」「真実を引き出す」などわかりやすい言葉で表現されています。


読み進めて行くと、実例が多く書かれていて経済学とはどのようなことを取り扱う学問なのかがよくわかりました。


毎回ゲストの石田さんのオリジナル資料とセットでお勉強します♪



ゲストは前回の「金融」と同様、一橋大学のMBA in Financeをお持ちで

東京証券取引所 金融リテラシーサポート部の石田慈宏さん。


今回も、参加しているメンバーの素朴な疑問も拾いながら経済学や投資の考え方について色々と教えていただきました。


印象に残った内容

2ヶ月間の授業の中で印象的だったお話は次の3つです。


*ゲーム理論

ゲーム理論とは複数の人が関わる中で意思決定をすることです。

似た単語に、「行動経済学」というものがありますが、こちらは誰かと比べずに個人で意思決定をすることだそうです。

ゲーム理論の面白いところは、”私”と”あなた”の関係がどこかに必ず落ち着くけれど(=ナッシュ均衡)

その落ち着くところが、必ずしも最善策になるとは限らないということ。


最善にならないナッシュ均衡の例として「囚人のジレンマ」というゲーム理論の種類があります。

大学で経済学を専攻していた方には馴染みのある言葉かもしれません。


囚人のジレンマの事例を簡単に紹介します。

犯罪を犯したAさんBさんの2人を、別々の部屋で取り調べを行います。

取り調べの時に検察官から言われることは次の3つです。


*黙秘:無罪

*AさんBさんどちらかだけが犯した罪について白状する:白状しなかった人の処罰が重くなる

*どちらも白状する:どちらも同じ処罰を受ける


「”黙秘”を貫いて無罪を勝ち取ろう」と黙秘を貫きそうなところですよね。


ですが、「相手が打ち明けたらどうしよう」と相手の動きを考えることになるので、

「相手が罪を白状して、自分の処罰が重くなるのを避けよう」とAさん、Bさんどちらも考え、

2人とも”白状する”ことで落ち着きます。


このように、”あなた”がいることで行動が変わるところがゲーム理論の面白いところだなと思いました。


(ちなみに夫婦の家事の役割分担がいつの間にか決まることもゲーム理論としてお話できるのだそうです。笑)


辛口シリーズ!では、普段の女子会とは違い、難しい数式も時々出てきます・・・(ドキドキ)



*シグナリング

例えば、新卒採用のときに「初任給が高い会社は即戦力・生産性の高い人材を求めている」というような学生と採用者の中にある固定観念を利用して情報の発信を行うことをシグナリングと言います。


このシグナリングは、投資の世界でも使われることがあるそうで、過去海外で起きた出来事を石田さんからお話いただきました。

その当時、「ある特定の投資家が買った銘柄は、株価が上がる。(売ったら株価は下がる)」というシグナルが出来上がっていて、多くの投資家は、シグナル化されている投資家の動きを常に見張っていました


自分の売買がほかの投資家のシグナルになっていることに気が付いている投資家は、

株価が今後上がるだろうと予測していた銘柄の取引で、より利益を作れるように買いたい株をあえて少し売ることで、”株価が下がる”というシグナルを出しました。


すると多くの投資家はその銘柄を売りに出し、株価が値下がりました。

そこでシグナル化されている投資家は株価が下がったところで買い戻し、予測通り値上がった時に売ったそうです。


この壮大な駆け引きの物語に、メンバー一同とても驚きました。


*ドルコスト平均法


シグナリングのお話から、投資についての話で盛り上がり、よく聞くドル・コスト平均法についても石田さんからお話をいただきました。


ドル・コスト平均法は、少額から始められるというメリットに目がいきがちですが、徐々に株価が上がり、その後売る時まで値下がり続けた場合は、

最初に一括で購入するときよりも、ドル・コスト平均法の方の損失が大きくなるという、デメリットもあることを学びました。


長期で投資をする間、株価が上がったり、下がったりすることを繰り返すだろうと予測したときにドル・コスト平均法で購入すると効果的なのだそうです。


投資をしようと思う企業や投資信託が今後どんな値動きをするか自分で予測をした上で、一括購入かドルコスト平均法を選択する必要があることを学び、改めて投資をするためのマイルールを作っていくことの大切さを感じました。


少人数制なのでわからないことはその場で質問。2ヶ月間一緒に学ぶメンバー同士の絆も深まります


おわりに

2ヶ月間の女子会を終えて、メンバーから感想をいただきました♪


「面白くない映画は途中で帰る方が機会損失が少なくなる」など普段の生活を金融や経済の視点で考える事が出来るようになりました。


ネットでは知り得ない知識ばかりでとても刺激になりました!今後も辛口シリーズを受講したいです。


私には・・・難しかったです・・・(汗)


難しいお話を噛み砕きながら話し続けるゲストの頭脳が羨ましいです。とても刺激になりました!


などなど、女子会の話題に追いつくのに精一杯の方から、刺激が癖になる方までいました!


私も2ヶ月間参加して、”私”と”あなた”の関係で一番大切なことは、”情報の質と量”だと感じ、

今後、仕事で判断するために足りない情報はないかを考えたり、提案をするときは伝え漏れている情報はないかを意識しながら話したり、コミュニケーションをより丁寧に行っていこうと思いました。


石田さん、2ヶ月間、経済学について深いお話をいただきありがとうございました!



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