きんゆう女子。

女子会レポート

【前編】日本の未来を考えてみよう♪〜国のお金の理解〜​

みなさん、こんにちは。きんゆう女子。編集部りさとゆうきです。8月22日(木)の女子会は、国立印刷局さんと関東財務局さんをゲストにお招きし今の国の財政について学びました。

2019.9.20up!

きんゆう女子。編集部

みなさん、こんにちは。
きんゆう女子。編集部のりさとゆうきです。


10月1日(火)から、消費税が2%UPする予定ですがみなさん心の準備は大丈夫でしょうか?


国税庁ホームページに消費税について詳細が記載されています。


増税する理由は、なんとなく分かるような、分からないような?

でも、具体的にどう使われるのかワカラナイ・・・。

そもそも、税金ってなんだろう?


そんなもやもやを感じる今日この頃。


8月22日(木)の女子会は、そんなもやもやを少しでも解決するべく

国立印刷局さんと関東財務局さんをゲストにお招きし今の国の財政について学びました。


テーマは「甘口シリーズ!関東財務局さんと日本の未来を考えてみよう♪〜国のお金の理解〜」です。


レポートは前編・後編に分けて書いていきます。




国立印刷局さんってどういうところ?




まずは、国立印刷局の中村さんから印刷局の歴史と役割についてお話いただきました。


国立印刷局さんは、大蔵省紙幣司が明治4年(1871年)にできてから、

140年余にわたり高品質のお札を中心に国民になくてはならない製品を製造し続けています。



例えば、

・パスポート
・郵便切手
・収入印紙
・官報

など私たちに身近なものも製造しています。


印紙は契約書や領収書などに使いますが、印紙を貼ることで国に税金をおさめたという証明にもなります。


パスポートは、世界で共通の規格がいくつか定められていますが、

日本はそれ以外にもオリジナル技術も取り入れられて安全性が守られています。


また、2020年の3月からパスポートが新しくなるそうです!


新しいパスポートに、葛飾北斎でも有名な冨嶽三十六景など日本らしいデザインが使われるんだとか。

女子会ではちらっと新しいデザインを見せてもらいました♪


官報はあまり馴染みがなかったのですが、

国民と政府をつなぐ毎日発行される新聞のようなもの...!


知らないことばかりです。


お札デザインのこだわり


国立印刷局さんのお仕事を知ったところで、改めてお札そのものについてお勉強。


考えてみると、お金が世の中にたくさん出回りすぎると、

お金で溢れかえって1万円札の価値が下がってしまいます。(お金で溢れるって一見よさそうなのですが…)


国立印刷局さんがたくさん印刷しすぎることってないのかな?と心配していましたが、

お金の数を管理している日本銀行さんから「**枚印刷をして」と依頼を受けてからお札を発行していると聞いて安心しました。


日本銀行さんがどんなときにお札が欲しくなるかというと、

古くなってぼろぼろになったお札を処分したときや、国から国債を買い取るときなど。


また、20年に1回はデザインを変更して偽造されない対策をしています。


偽造のお札が増えると「円」に対する信用が落ちてしまいます。

だから「キャッシュレス」の流れはあるけれど新しいお金ができるのですね。



次にお札作りへのこだわりについても教えていただきました。


虫眼鏡で実際にお札をじっくりながめてみてみます。


日本のお札って普段は”野口英世”とか”樋口一葉”とか描かれている人物画に目がいくけれど、
改めてよくみてみるとお札の周りには桜や波のような様々な模様がたくさん描かれています。

綺麗な芸術作品のようです。


日本のお札は職人さんが版を手作りで彫って作っていると聞いて納得!



また、すき入れの技術を使って光に透かすと浮かび上がる模様で本物か見分ける”すかし”など

世界の中でもレベルの高い技術が使われていることがわかりました。



さらに2024年の新しいお札発行時には、

角度を変えることで立体的な画像が動くホログラムの技術が加わるそうです。




お札印刷のこだわり


最後の印刷工程にもこだわりが。


お札に使っている紙やインクは国立印刷局さんオリジナルの製品。

お札を作る特別機械も日本にしかなく偽造を徹底的に防ぐ努力をしています。


お札が出来上がるまでの、沢山の技術やこだわりを聞き普段手に取っているお札に愛着がでてきました。


これだけ工夫を凝らしているお札の気になる製造費は、なんと30億枚作るのに460億円ほどとのこと。


キャッシュレス社会になると若干枚数や予算が減るかも?とのことですが値段を聞いて驚きました。



次にお札のデザインが入れ替わるのは2024年。それに向けて印刷局は大忙し。


兜町・茅場町にもゆかりのある渋沢栄一さんが1万円札のデザインになることも最近ニュースになりましたよね。


2024年に刷新される新しいお札にも様々な工夫がされていてちょこっと教えてもらいましたが、

まだ詳細は秘密♡とのことです。


出来上がりが楽しみですね♪


後編につづく。



*関連情報


国立印刷局


インターネット版 官報

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