金融ワカラナイ女子による、
ワカラナイ女子のための金融コミュニティ
身近な家計管理から世界経済まで、広い意味での「金融」をテーマに勉強する女子会を開催しています。女子会は、基本少人数制。同世代や同じ目線の方々が、安心して話せる場所になるよう工夫しています。「自分なりの判断基準」を見つけていくお手伝いをしています。
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女子会レポート
こんにちは! きんゆう女子。編集部のあさみです。 3月14日(木)3回目のきんゆう女子。学院に参加してきました! 今回の先生はなんと金融庁さん♪ つみたてNISAの仕組みを作った方々から学びます!
2019.4.11up!
こんにちは!
きんゆう女子。編集部のあさみです。
3月14日(木)3回目のきんゆう女子。学院に参加してきました!
前回のきんゆう女子。学院にて、tsumiki証券さんからつみたてNISAを学び、
チャレンジしてみたいなと思っている私です♪
前回のレポートはこちら
Instagramでも多くの投稿があり、皆さんからの刺激を受け参加した3日目の授業の様子をレポートいたします。
会場は今回もKOKUYOショールームにて。
3回目になると徐々に顔見知りも増え、席に着くと「久しぶり」と声を掛け合ったり、和気藹々とした雰囲気です。
私のテーブルにはすでにつみたてNISAに挑戦している方もいらしたので、
「どの金融機関で口座開設したの?」
「金額はどれくらい?」
といった意欲的な質問が飛び交っていました。
そして、今回の講師は、なんと金融庁さんです!!
大塚さん、今井さん、山中さんの3名の方にゲストとしてお越しいただきました。
実際につみたてNISAの仕組みをつくった方々から直接お話が聞ける機会でとても贅沢な1日になりそうです。
どの資料も全ページフルカラーで見応えがあり、授業への期待にワクワク胸が高鳴ります♪
まず始めに、大塚さんから昨年夏に金融庁で小学生を対象に開催された『ハッピー・マネー®教室』の動画を見せていただきました。
金融庁では、お金の役割や大切さを子どもたちにわかりやすく実感してもらうための活動に取り組まれているそうです。
動画の中では、”しあわせ持ち”になれるハッピー・マネー四分法の紹介がありました。
アメリカの金融教育では、子供たちにピギーちゃん(ブタの貯金箱)を使って、お金の大切さを教えているそうです。
「ピギーちゃん」には、SAVE(ためる)、SPEND(つかう)、DONATE(ゆずる)、INVEST(ふやす)という4つのお金の投入口があります。
それぞれの口から入れたお金は、お腹の4つの部屋に入り、それぞれの足から取り出せます。
このようにしてお金を4つに分けて管理することでお金の大切さを理解してもらう方法を、ハッピー・マネー四分法と呼んでいるそうです。
お金を四つに分類することで、子どもの意識が広がってゆき、単なる”お金持ち”ではない”しあわせ持ち”への人生を方向づけることができるそうです。
ブタの貯金箱はピンクで丸くてかわいらしいものが多いので、たくさんお金を貯めたくなりますよね。
”お金持ち”になることはひとつの手段であって、最終的な目的は”しあわせ持ち”になることなのかなと思いました!
次に、大塚さんから家計の安定的な資産形成についてお話いただきました。
人生100年時代において、老後生活の質を高めるために重要なのは「健康寿命」と「資産寿命」を伸ばすこと。
「健康寿命」は最近よく聞く言葉で、いかに健康を維持してよりよく暮らせるか、ということですが、
「資産寿命」とは、自分の将来必要な資産をいかに増やしてよりよく暮らせるか、というコンセプトのことだそうです。
従来60歳前後でリタイアし、年金生活に入りますが、これからの時代、国の年金制度だけでは経済的に十分とは言えないため、『資産を取崩』すだけでなく、『資産を取崩+運用』していく必要があるのですね。
特に、アメリカやイギリスでは、投資が普及しており、資産の約半分が株や投資信託で運用されているのに対し、日本では、『投資=一度にまとまった資金が必要なのではないか 』という認識が持たれていることもあり、資産の約半分が現預金として銀行に預けられているのだそうです。投資は少額からでも可能、また積立投資なら、相場を調べて購入するタイミングを考える必要がなく、取引を行う時間的ゆとりがなくてもできることを、教えていただきました。
私も小さい頃からお年玉やアルバイト代を銀行に預けておけば安心だ、と思っていましたが低金利時代が到来し、老後の資金を貯蓄以外にもつくっておかなくてはいけないなと強く感じました。
一般のNISAは、投資対象の商品数が多く非課税枠が年間120万円もあるということに対し、
つみたてNISAは非課税枠は年間40万円と少なめ。
ですが、非課税期間まで考えると
一般NISA (非課税期間5年) 120万円×5年=600万円
つみたてNISA(非課税期間20年)40万円×20年=800万円
と長い目でみると、非課税枠がつみたてNISAの方が多いことを教えていただきました。
しかも初めての人も挑戦しやすいように金融庁が認めた商品のみで限定的とのこと。
具体的には手数料が高すぎるものは対象にしていないのだそうです。
つみたてNISAは販売手数料がかからず、購入している間ずっと発生する手数料・信託報酬がある一定以下の価格であるものに限定しているそうです。
毎月数千円から始めてもいい仕組みなので、ライフプランに合わせて無理なく資産形成ができ、特に若い方や女性に寄り添った制度だと私は感じました。
また、投資の世界では、高い手数料を支払ったからといって高いリターンが期待できるとは限らないということがわかりました。
しっかり商品を理解して納得のいく購入ができるようになっていきたいです。
ここからは、金融庁の今井さんにバトンタッチ。
今回きんゆう女子。編集部から金融庁さんにお願いをして、きん女。メンバーがよくつまずく2つのポイントについてワーク形式で教えていただけることになりました。
資料を使いながらも生徒さんに質問しながら軽快にワークが進んでいき、とても楽しく取り組むことができました。
1つ目のつまずきポイントは「つみたてNISAは毎月いくらからはじめたらいい?」というもの。
ずばり「無理なく続けるためには、毎月手元に残るお金の一部を投資に回す」ということでした。
ワークで行ったことはざっくり次の2つ。
[1]手取り金額 - 消費 = 貯蓄額
「あ、私貯蓄がない・・・赤字だ!」という声も聞こえてきたり、
家計の見直しをはじめよう!と考える生徒さんもいたようです。
[2]貯蓄額を無リスク資産とリスク資産に分類する
・無リスク資産…普通預金、定期預金、個人向け国債、貯蓄性の保険
・リスク資産…株式、債券、投資信託
今井さんによれば、なにかあったときにも無理のない程度まで。
たとえば来年友人とハワイ旅行に行く予定がある!という場合は、
リスク資産にしてしまうともしかしたら沖縄旅行になってしまうかもしれませんよーと具体的に教えていただきました。
そう考えると近い未来私は何をしたいのか?を決めることでつみたてNISAや投資に回せるお金が見えてくる!と
体でお金の感覚を理解することができました。
毎月の投資額のイメージがついたところで、つまずきポイントの2つ目は「沢山あって商品が決められない」というもの。
今井さんから商品選びのコツとして、つみたてNISAで取り扱う、投資信託の種類について説明がありました。
投資信託は、①インデックスファンドと②アクティブファンドに分かれています。
①インデックスファンド
様々な指数を元に運用をしていて、指数を理解すると商品選びが行いやすいとのこと。
指数の中には、国内株式、国内債券、先進国株式、先進国債券、新興国株式、新興国債券等様々な種類があり、
日本の株式・債券に加えて、先進国や新興国の株式・債券といったように異なる地域のジャンルも組み入れることができ、よりリスクを分散できそうです。
②アクティブファンド
インデックスファンドよりも高い利回りを目指すファンド。
分析などに時間をかけて運用しているため、インデックスファンドよりも手数料が高い傾向があります。
つみたてNISAに選ばれているアクティブファンドは、継続的に投資家に支持・選択され、規模が着実に拡大しているものに限定しているそうです。
また、インデックスファンドの中には、複数のジャンルをバランス良く組入れたバランスファンドもあります。
私はある程度のリスクも許容しつつ、堅実な運用をしたいのでバランスファンドが自分に合ってるのかなと思いました!
自分の今後の人生設計図を考えた上で購入したい商品のコスト等を比較し、
取扱っている金融機関を探してつみたてNISAの口座開設をした方が良いとのことでした。
また、初心者の人は長期的に運用するならば、手数料の低いインデックスファンドを選択すると有利になりますよとアドバイスしてくださいました。
お話を聞いてアクティブファンドは運用会社の想いが強く、応援したい!という気持ちで始めたり、
少し投資を始めたあとに勉強として購入してみたいなと思いました。
きんゆう女子。メンバーのトップ5に入る、つまずきポイントのうちの2つをお話いただいたあとに、質問タイム。お話がわかりやすく、自分ならどうするか?と考える生徒さんが多かったようで、質問も沢山でてきました。
Q.つみたてNISAの商品を選ぶポイントは?
A.同じ指数をベンチマークとしている投資信託のなかで、もっとも手数料が安いものがおすすめです。
ただ、手数料の安さと同時に運用会社が継続して運用できる体制かということも考えましょう。
Q.売却のタイミングは、いつがいいの?
A.つみたてNISAはいつでも払い出し可能です。ですが、今上がった!というところですぐ売却するよりも、
長く保有して資産づくりをすることをおすすめします。
具体的な売るタイミングは、ライフイベント等でお金が必要な時期に合わせながら、
相場の状況を見て売ることをおすすめします。
また、今井さんご自身でもつみたてNISAを利用されているとのことで、
ご自身の経験を踏まえた回答をしていただき、具体的なイメージを持つことができました♪
生徒のみなさん、つみたてNISAの仕組みと、始めるためのステップをしっかり学んだようでした。
そんな生徒の感想を一部ピックアップしました♪
始めたいと思っていたことの手順が明確になり、証券会社を調べよう!と前向きになったようです。
たくさんの商品から選ぶのは大変だけど、商品の性質を理解して自分で選ぶことができる気持ちがいいですよね。
長期投資の大切だということが印象に残った、生徒さんもいらっしゃいました。
感想を読んで私も頑張ろう!と思いました。
最後に、質問した人と、ワークショップで毎月の収支がマイナスだと打ち明けた人限定で、
勇気を出したご褒美に『つみたてワニーサの缶バッジ』をプレゼントしていただきました。
右肩上がりに資産が成長していく様子をあらわされていて、
カラフルな不思議なしっぽがとっても可愛いですね♡
2018年からつみたてNISAが開始して耳にすることはありますが、難しそうだな…という先入観がありました。
投資するお金がないからなぁと思っていましたが、お金の出入りを見直すことで投資に回す金額を生み出し、少額からでも挑戦ができるのだということを知りました!『貯蓄から投資』へという考え方が大切なんですね♡
銀行の普通預金にそのまま置いていたらふえないお金が、最初に投資先の商品と積立金額を決めてしまえば、放っておいても育っていくなんて嬉しいですね!私も運用を始めたら月に一度投資成果を振り返ることを習慣づけてみたいなと思います。
”金融庁”というと、少し身構えてしまいますが、とても気さくなお人柄の方ばかりだったので、終始和やかなムードに溢れていました。
きんゆう女子。学院も3回になると、徐々に皆さんとの仲も深まってきます。
Instagramにのせた宿題の感想を述べたり、授業の感想を振り返る時間がとても楽しいです。
『自分の人生は自分で守らなくてはいけないなぁ』
『老後の資産への漠然とした不安があったので、つみたてNISAを運用しないというのはありえないかも』
『まずは自分の人生の設計図をしっかり立ててから商品を探したいな〜』
きんゆう女子。学院も折り返し地点ですが、残りの2回も楽しく学んでいきたいです!
*参考情報
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