金融ワカラナイ女子による、
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身近な家計管理から世界経済まで、広い意味での「金融」をテーマに勉強する女子会を開催しています。女子会は、基本少人数制。同世代や同じ目線の方々が、安心して話せる場所になるよう工夫しています。「自分なりの判断基準」を見つけていくお手伝いをしています。
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女子会レポート
少し前のことになりますが、きんゆう女子。学院のラスト授業の様子をレポートします。 最後のゲストは関東財務局さん。 「きんゆう英単語」と「世界の財政事情」を学びました! 日本だけでなく、世界が今どんな状況にあるのかを学ぶことできる充実した時間となりました。
2020.7.13up!
こんにちは。きんゆう女子。オフィシャルメンバーのきさです。
少し前のことになりますが、きんゆう女子。学院のラスト授業の様子をレポートします。
最後のゲストは関東財務局のみなさんです。
今回の授業のテーマは「グローバル」。
「きんゆう英単語」と「世界の財政事情」を学びました!
日本だけでなく、世界が今どんな状況にあるのかを学ぶことできる充実した時間となりました。
前半の授業では3つのテーマについてお勉強しました!
1.きんゆう英単語
2.ニュースに出てくる国際機関
3.各国の通貨コード
授業の内容をちらっとのぞいていきましょう(‘ω’)ノ
“treasury”というこの単語。
みなさんは、この英語が何を意味しているのかご存じですか??
類似単語に“treasure” =宝もの という単語があります。
“treasury”の原義は「倉庫」で、そこから派生して、「宝物庫」や「基金」「国庫」という意味になるそうです。
基金や国債は「お金が集まる場所」ととらえ「宝物庫」と同じ英単語で表現するというところに、英単語の面白さを感じました。
ここでは教えていただいた国際機関の中から、金融と結びつきの深い国際通貨基金(IMF)と世界銀行(世銀)についてレポートしたいと思います!
IMFと世銀は、姉妹関係にあるそうで、どちらもアメリカのワシントンD.Cに本部を置き、189か国が加盟している国際機関です。
それぞれの違いについては次の通り。
・IMFの主な目的は国際通貨制度の安定。
対外的な支払い困難(外貨不足)になった加盟国に、外貨の貸し付けを行って手を差し伸べたり、世界全体の情勢を見守ったりしている機関です。
過去にはアジア通貨危機、ブラジル、ギリシャの通貨危機の際、IMFが外貨貸付を行ったのだそうです。
ちなみにIMFは今年4月の「世界経済見通し」で、コロナの影響により「世界経済は大恐慌以来の悪化」と発表したとのこと。
世界経済に触れてみたいときはIMFのホームページをチェックしてみようと思います。
・世銀の主な目的は貧困削減・開発支援。
IBRD(国際復興開発銀行)とIDA(国際開発協会)の2つの組織で構成されていて、貧国削減のために最貧国や低中所得国の政府へ融資をしたり、贈与をしたりしています。
戦後の日本も世銀のお世話になっていたそうです。
日本を始め世銀にお世話になった国は、経済発展後に、今度は資金を拠出して支援する側になる国も多くあるそうで、世界的な規模のお金の循環を感じることができました。
海外に旅行をする方は、通貨コードに馴染みがあるかもしれません。
JPY‥と言えば日本の通貨コードですよね!
通貨コード=国名+通貨のイニシャルでできているそうです。
国名(JP)+通貨のイニシャル(Y)=JPYということですね!
上記のルールの他にもいくつか例外の国があります。
例えばCHF(スイスフラン)はスイスをラテン語で「Confoederatio Helvetica」(よ、読めない…💦) と書くそうで、CHはラテン語の頭文字+Fは通貨イニシャル「Franc(フラン)」からきているそうです。
う~ん。なかなか通貨コードも奥が深いですね!!
後半は、日本と世界の財政について学んでいきました。
お話の中でも私が特に印象に残った点をお伝えしていきます!
昨年、消費税率が10%に引き上げられました。
これは、少子高齢化に対処する目的で行われた施策です。
具体的な施策としては次の通り。
・幼児教育の無償化:3歳から5歳までの全ての子供たちの幼稚園・保育所・認定こども園の費用を無償化
・介護保険料の軽減:所得が低い高齢者の保険料の軽減を強化
・年金、福祉的給付:所得が低い年金受給者に対して最大年6万円を給付
上記は一部の使い道になりますが、自分たちが支払う税金がどんな使われ方をしているのかが明確になり、少しすっきりしました!
日本の財政については、昨年も関東財務局さんにお話いただきました。
その時は国の予算を考えるワークも行い理解を深めました。
詳しく知りたい方はこちらをご覧くださいね。
昨年も関東財務局のみなさんに、日本の財政について教えていただきました。
日本以外の国についてもしっかり学びましたよ♪
そのなかでも、参加者の反響が一番大きかった国はフランスについてのお話でした。
先進国の中でも出生率の高いフランス。
その秘密に迫ってみると、以下のポイントにより出生率が高まっていることがわかりました。
・出産一時金、家族手当の充実:産む子供の数が増えるほど増額。
・3歳からの義務教育、公立学校の学費は無料:塾や家庭教師はめずらしく、公立であればほとんどお金をかけずに学校に通うことができる。
・保育サービスの充実:女性が働きやすいようにサポート。ベビーシッターなどの補助。
こういった国の制度があり、安心して子供を産むことができるフランスは、「待機児童」と向き合う日本の私たちからするとうらやましいなと思いました。
このような仕組みにできる理由のひとつに、フランスは、社会保障費を政策費から切り離し独立して管理することで、「社会保障財政の見える化」を図っているということがあるそうです。
「高福祉・高負担」の国と言われていますが、国民の満足度は高いとのこと。
ちなみに日本は他国と比べて「高福祉・低負担」なのだそう。
フランスをうらやましいと思いつつ、支払う社会保険料を増やさないと実現できないと思うと「良いとこどり」はなく、政策は違えど平等なのだと思いました。
社会保障費が高く、税金の天引きまで含めると給料の手取り額が6割ほどになるそう!
これには驚きですよね!
でも、その分医療費が基本的に無料と保障も手厚いのだそうです。
北欧のスウェーデンでは、女性の社会進出が目覚ましく、女性の国会議員がなんと43.5%!
日本の衆議院の女性国会議員の割合、10%と比較すると女性の活躍ぶりがよくわかりますね。
フランス・ドイツと同じくスウェーデンも「高福祉・高負担」の国で、
付加価値税(日本でいう消費税)はなんと基本的に25%なのだそう。(軽減税率が導入されている商品もあります。)
その代わり、男性の育休取得により税金が還付されたり、教育費が無料だったり保障も手厚く、
国民の4割が税制について好意的に感じているのだそうです。
一方これから発展していく可能性をもつインドでは国の保険制度はあるものの、その加入率は全人口の約25%にとどまっていて、地域の格差、貧富の格差等によって誰もが医療を十分に受けられる状況ではないとのこと。
また、財政をみても日本や、フランスなどの先進国と大きな違いがありました。
先進国では医療費・年金などの歳出が多い一方で、インドではインフラや農業面の歳出が多く、まずは環境を整えている状況ということが財政から伝わってきました。
参加メンバーからは次のような感想をいただきました♪
普段学ぶ機会のない、各国の財政に触れ日本との違いを学ぶことに面白さを感じている参加メンバーが多かったです。
*資料がすごく分かりやすかったです。
各国の違いや受益と負担のバランスが興味深いです。
*世界に目を向けることが大事だなと実感しました。
*他国と比較することで見えてくる日本の良さが、各国のお財布事情(財政)を通してわかるのが面白かったです。ありがとうございました!
きんゆう英単語は、語源付きの説明ですんなり頭に入りました。
またお話が聞ける機会があると嬉しいです。ありがとうございました!
4回にわたるきんゆう女子。学院の授業が終了しました!
全ての会がZoomのオンラインで受講でき、全国各地のみなさんと貴重な時間を過ごすことができました!
授業で習ったことをおさらいしつつ、私はこの期間中につみたてNISAをはじめました♪
これからも、無理なくそして楽しく、金融知識を少しずつアップしていきたい!
そんなことを思いながら参加させていただきました^^
関東財務局のゲストのみなさんとパシャリ
*関連情報
財務省関東財務局
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