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取材レポート

【前編】京都本社訪問&取材:清水焼から世界の歯科メーカーへ!私たちのキレイと健康を支える(株)松風さん訪問レポート

この日は梅雨らしいお天気でしたが、京都で松風さんの会社の歴史、山嵜さんご自身の歩み・想いを編集部のゆり・あやの・きさが取材をしてきました!

2026.7.15up!

松風さん(7979) with きん女。

こんにちは!きん女。編集部です♪


6月に松風さんの京都本社のオフィスにお伺いし、オフィス見学と副社長執行役員 CSOの山嵜さんのお話を聞いてきました🎤


この日は梅雨らしいお天気でしたが、京都で松風さんの会社の歴史、山嵜さんご自身の歩み・想いを編集部のゆり・あやの・きさが取材をしてきました🪻


なんと!特別に中塚上席執行役員(通称 Mr.Giomer “ジャイオマー”*1)にも
お会いすることができたので、その様子をたっぷりお届けします!🥰


*1)ジャイオマー(Giomer)とは、フッ化物などのイオンを出し入れして虫歯になりにくい環境を作る、
日本の会社(株式会社松風)が開発した歯の治療や予防に使う材料の総称です。
 


歴史ある展示品から、松風さんの歩みを学ぶ🪶📓

山嵜さん、IR担当の橋本さん、二宮さんから、京都本社のとても素敵なショールームで
展示品に関する説明をしていただきました🗒️👧



なんと松風の創業者である三代目 松風嘉定さんはもともと、京都の伝統工芸である「清水焼(きよみずやき)」の窯元。


その技術を活かして高電圧碍子(電気の絶縁体)などの工業製品を作り、その後、陶器の技術を応用して「人工歯(陶歯)」を作り始めたのが松風の始まり。



創業者である三代目 松風嘉定(松風家)の器も見ることができました👀✨





人工歯は、なんと品目数でいうと9,900種類以上のラインナップがあるそうで、性別や年齢、色味など顔の見え方やフィット感に合わせて細かく選べるようになっているんだとか...!



IR担当の二宮さんはなんと元・歯科技工士さん!!🦷


100年前の人工歯の違いや、噛み合わせを再現する「咬合器(こうごうき)」の複雑な動き、そして最新のデジタル技術まで分かりやすく説明いただきました🩵


🦷100年前の人工歯・・・ ツルツルとした触り心地で、今でもしっかり形が残っている。陶器製で、電気炉で焼いて作られていましたが、現在は割れにくい「樹脂製(レジン)」が主流。


🦷咬合器・・・ 患者さん一人ひとり違う顎の動きや口の環境を再現し、噛み合わせを調整しながら歯を作るための重要な器具。これもまた、数多くの種類が存在するそう。


🦷歯を削る、磨く道具・・・歯医者さんで歯を削るドリルには、人体で一番硬い歯を効率よく削るために「ダイヤモンド」が使われているそう...💎また、歯科衛生士さんが使うクリーニング機器なども手掛けています。


私たちがいつもお世話になっている歯医者さんの治療に、まさかダイヤモンドが使われているなんて、ちょっと驚きでロマンがありますよね🥰



近年では技術の進化に伴い、歯科技工のデジタル化も進んでいるそう。


従来は粘土のようなもので型を取り、石膏を流し、筆を使って手作業で歯の形を作ることしかできませんでしたが、現在は、口の中を専用のカメラで3Dスキャンし、パソコン(CADソフトウェア)で歯を設計、機械でブロックから削り出したり、3Dプリンターで造形したりする「デジタル製品」が急成長しているそうです👩‍💻



まるで歯医者さんの一室にいるかのような空間でした... ✨


日頃なかなか知ることのない歯科の世界でしたが、長い年月をかけて改良され、
こうして多くの人に行き渡る技術にとても驚きました😯


松風でのキャリア歴40年以上...!! 山嵜さんにお話を聞いてきました☺️

松風さんは1922年創業で100年以上の歴史がありますが、山嵜さんはそのうちの半分近く(45年間)を共に歩み、バブル期の上場準備から現在の株主対応・海外展開まで、会社の成長を一番近くで支え続けてこられたことになります。


ひとつの会社でこれほどの変化を現場で経験し、第一線で活躍され続けているなんて、本当にすごい歴史と重みですよね...😳!


山嵜さんは2026年6月24日から副社長執行役員 CSOとなったそうで、まさにタイムリーでした。


きさ:入社されたきっかけを教えてください。


山嵜さん:もともとは公認会計士を目指していましたが、働きながら資格を取るのが難しくなり、ご縁のあった松風に勤め続けることになりました。


入社当時は歯科の知識はあまりありませんでしたが、“医療系という安定性”に惹かれたのが大きな理由です。ちなみに、生まれも育ちも京都です!


ゆり: 長く業界を見られている中で、歯科業界はどう変化してきましたか?


山嵜さん:昔は「悪くなったら大きく削る・抜く」が当たり前でしたが、今は「できるだけ歯を残す・削らない・予防する」という方針に大きく変わりました。 


予防意識が高まり、今の子供たちは虫歯ゼロの子も多いです。そのため、高齢化が進んでも「総入れ歯」の需要は減っていくと思います。


これからは、重症治療から「軽症治療(ちょっとした詰め物など)」へとニーズが移っているため、私たちもそれに合わせて製品開発をシフトさせています。


きさ: 時代が変わる中で、松風の「変わらないカルチャー」は何ですか?


山嵜さん:良い意味で「技術志向が強く、こだわりが強く頑固なところ」ですね。


口の中という過酷な環境で品質を保つため、研究員は一切妥協しません!その分、製品開発のスピード感が少し足りない不器用な面もあります(笑)。


きさ:オフィスや研究所、工場が同じ敷地内にあり、社内間で連携がしやすそう!
と私たちも訪問をしながら感じていました💭


山嵜さん:社風としては、風通しが良く、温厚で真面目な社員が多い会社です。


上場の経験や海外投資家とのお話👨‍💻

山嵜さんと言えば、今では社内でも数少ない第一回目の上場をご経験されたとのことで、
私たちも当時の様子が気になり聞いてみました🎤📈



最初の上場は1989年の京証・大証。まさに、バブル絶頂期👀⚡️

あやの: 上場準備など、過去に1番大変だった・印象に残っている出来事は何でしょうか...? 


山嵜さん:やはり上場(1989年の京証・大証、2007年の東証)ですね! 1回目の時は「町工場の延長」の

ような状態から、上場に向けて社内の情報をすべて集めて取りまとめる作業を任せていただき、社内のルールや監査体制をゼロから作り上げたので家に帰れない日もありました。

今では考えられない苦労ですが、その経験を通して「会社のことを誰よりも深く知る」ことができました。私自身にとっても一番大きな出来事でした。

(徹夜で仕事をする日もあったと伺い...当時の時代背景に私たちも驚きましたが、
当時の山嵜さんやチームの方が懸命に注力されていたからこそ、今の松風さんがあるんだと納得💡)


また、最近では外国人投資家の方が増えたとのことで、取材日の前にはヨーロッパとアメリカへ出張されていたというお話も伺い... ✈️🌏


きさ: 海外の投資家さんとも直接お話しされるのですか?移動だけでも大変そうです…!



山嵜さん:はい、アメリカやアジア(シンガポールや香港)、そしてイギリスなどに行きます。オンラインでも可能ですが、わざわざ現地まで足を運んで直接お会いする方が、やはりお互いの「熱量」の伝わり方が違いますね。 


特にイギリスには、規模は小さくても長期的に投資してくださる方々が多く、松風のような「高い技術力があり、参入障壁が高く、ニッチな分野で世界的に伸びている」企業にとても興味を持っていただけます。


実は2003年頃、当時アクティビストとして話題に挙がっていた外国人投資家が株を20%ほど買い、厳しい要求を受けたことがありました。


当時は敵対的にも感じましたが、彼らの「お金を貯めるだけでなく、成長投資か株主還元をしてほしい」という意見は、今思えば真っ当で大変勉強になりました。 


あやの: 投資家さんからは、どのようなことを期待されていますか?


山嵜さん:外国人投資家の保有比率はここ3、4年で2倍近く(約17%)に増えました。「守りが堅い」と評価される一方、「もっと投資して成長してほしい」というお声もいただきます。


今後は製品を整理してコアな強みに集中し、研究開発をスピードアップさせていくことが課題であり、期待されている部分です。


・・・後編に続く。


ご協力:株式会社松風さん(証券コード:7979)

企業応援チーム松風さん(7979) with きん女。

きん女。では、日本の素敵な会社を応援しています♪
株式会社松風さんは、歯科医院・歯科技工所向けに歯科器材の製造販売を行う京都府京都市東山区に本社を置く日本の企業です。近年は、歯科材料の製造技術を応用しネイルケア材料の製造も行っています。

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