金融ワカラナイ女子による、
ワカラナイ女子のための金融コミュニティ
身近な家計管理から世界経済まで、広い意味での「金融」をテーマに勉強する女子会を開催しています。女子会は、基本少人数制。同世代や同じ目線の方々が、安心して話せる場所になるよう工夫しています。「自分なりの判断基準」を見つけていくお手伝いをしています。
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イベント告知
こんにちは!編集部のmakiです。税金シリーズ女子会もいよいよラスト!3月は世界の税金事情をチェックしながら、もし自分が政治家だったら税金をどう使う?ということについてディスカッションする女子会をします♪導入として、少しだけ世界の消費税・所得税や、ちょっと変わった面白い税金について調べてみたのでレポートします!
2022.2.27up!
こんにちは!編集部のmakiです。
私たちは1月〜3月まで税金シリーズ女子会を開催中です♪
1月は税金の仕組みや種類、使われ方などを学びました。
「税金は自分の意思とは関係なく、取られている」というようなネガティブなイメージが多いように感じます。それは、日本の税金が、私たちのより良い暮らしのために有意義に使われていることを、あまり実感できないからかもしれません。
でも社会保障や公的なサービス、施設など、当たり前の日常が税金で賄われているんだということを学び、税金はなくてはならないものなんだと気づくことができましたね。
2月はゲストを招いて控除を学び、なくてはならない税金だけどできるだけ負担を減らすにはどうしたら良いかな?というヒントを知りました。
そして3月は「もし私が政治家だったら税金をどう使う?」ということをディスカッションする予定です。
その際、日本以外の国はどうなっているのかな?ということもみんなで調べてシェアしたいと考えています♪
そこで今回は、少し世界の税と日本の税を比べてみたのでレポートします!
2月の女子会でも学びましたが、「源泉徴収」という制度が、日本人の税金の理解度を上げられない一つの原因では?と言われています。
2月の税金女子会のゲスト、横山さんも「アメリカなどではみんな確定申告をすることが当たり前なので、税制について学ぶ機会が自然とある」とお話しされていました。
日本では税のことを知らなくても会社勤めであれば自動的に納税義務を果たせるし、仕組みをよく知らなくても特に不便を感じないところは助かる反面、私たちが税の知識をつけるという点においては課題なのかもしれません。
1月〜2月の税金シリーズ女子会で、日本の税についてはざっくり学ぶことができたので、今度は少し視野を広げて世界の税制をチェックしてみたいと思います!
まず「消費税」はとても馴染み深い税ですが、実は日本で消費税が導入されたのは平成元年からなので、まだ約30年ほどしか歴史がありません。
しかしその頃ヨーロッパなどではすでに「付加価値税」として導入されていたとのこと。「付加価値税」は世界の150カ国以上の国や地域で採用されているそうです。
日本の消費税は、社会保障のための大切な財源のひとつです。
※国税庁「税の学習コーナー」から引用
日本では消費税の税率が、開始当初3%だったのに今では10%と引き上げられ「負担が大きくなりすぎている!」と言われることもありますが、世界と比べるとそこまで高い税率ではないことがわかりますね。
グラフを見ると、アジアは比較的税率が低く、欧米は高いことに気づきます。
その理由として、アジアは「社会保障の充実」より「社会の発展」を優先させる国が多いからという点が挙げられます。税率の高い国は福祉を充実させることに重きを置いている国が多いです。
でも、その比較的税率の低い国の中に、医療や福祉が充実している日本も含まれているのはなぜでしょうか。
それは、日本には「ほとんど軽減税率が無い」ことが関係しているようです。
欧米では、日常生活の必需品を軽減税率やゼロ税率の対象としており、生活必需品に関して言えば日本より軽い税率になっているそうです。
日本も消費税が10%に引き上げられた際、食品などは軽減税率の対象とされましたが、対象となる商品数や税率に、欧米諸国と比べてあまりインパクトがないのですね。
次に所得税・住民税を見てみましょう。
※国税庁「税の学習コーナー」から引用
グラフに掲載されている国を見る限り、どの国も所得税と住民税を合わせた金額は収入が上がるほど負担が大きくなっていますし、日本が突出して高い税率ではないこともわかります。
日本では、所得税に累進課税制度が採用されており、課税対象(収入)が増えるほど、税率が上がりますよね。
所得税は明治時代から導入されており、その時から累進課税制度が採用されているそうです。これはその当時すでに所得税を導入していたイギリスをモデルにしたからなんだとか。
NISAもイギリスのISAをモデルにしていたり、「マネーリテラシー」という言葉が誕生した国でもあったりと、金融大国であるイギリスからは昔から影響を受けているのですね!
さて、納税者の担税力(1月の税金女子会で出てきた言葉!みなさん、覚えていますか?:納税できる力のこと)に合わせて税負担を決める累進課税は、一見公平なように見えます。
でも収入の高い人ほど納税額が増えることで、可処分所得(いわゆる手取り)が少なくなってしまう、多く納税しているにも関わらずそれに見合った公的サービスや公的な補助を受けられない、という点は課題でもありそうです。
1月の税金女子会でも、「とん税って何ですか?」「ガソリン税の正式名称は揮発油税というんですね!」という発見がありましたが、世界には「そんな税金あるの?」と思うような少しユニークなものがあります。
少しだけご紹介しますね♪
中国:月餅税
月餅という中国の代表的なお菓子の消費量が多いことから財源確保のために導入された税。中国企業は月餅を福利厚生として支給することも多く、受け取った月餅は給与の一部だとして始まった税だそうです。
イギリス:渋滞税
ひどい渋滞を緩和するため導入された税。特定の時間、特定のエリアに入った車に対して課税されるそうです。
渋滞税導入後、渋滞は30%ほど緩和されたとのことで、効果が出ているそうです。
アメリカ:ソーダ税
肥満予防として、砂糖の多いソーダにかけられる税。
アメリカ全土ではなく、一部の州で導入されているそうです。これにより加糖飲料の摂取が控えられ、住民の健康を守る一つのポイントになるのではと期待されているそうです。
日本:入湯税
温泉を使った入湯施設で温泉に入ったときにかかる税。
日本では当たり前かもしれませんが、この税は世界からはユニークな税と受け取られているそうです。
日本独自の税であることから、「お風呂に入るための税金?」と驚かれてしまうのかもしれませんね。
1月、2月はインプット多めで学びがメインの女子会でしたが、3月はディスカッションがメインの女子会です。
編集部が調査している「アメリカ、中国、ハンガリー」の税についてご紹介した後、みなさんが調査された国の税をご紹介いただき、その後「自分が政治家だったらどうしよう?」を考えたり発表していただいたりします♪
ぜひみなさんも1カ国、お好きな国の税について調べて女子会にご参加ください♪
世界の面白い税金や、「日本よりこの国の方が良いな」と思う税金、または「日本のこの税は優れている!」など様々な視点でチェックしてみてくださいね!
3月6日にお会いできることを楽しみにしています♪
「もし私が政治家だったら税金を何に使う?」女子会のお申し込みはこちらから♪
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