金融ワカラナイ女子による、
ワカラナイ女子のための金融コミュニティ
身近な家計管理から世界経済まで、広い意味での「金融」をテーマに勉強する女子会を開催しています。女子会は、基本少人数制。同世代や同じ目線の方々が、安心して話せる場所になるよう工夫しています。「自分なりの判断基準」を見つけていくお手伝いをしています。
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女子会レポート
こんにちは。きんゆう女子。編集部のケイティです。 4月に女子会「まずは基本から!つみたてNISAを学ぼう♪」を開催しました。 当日は 株式会社ウェルスペント のファイナンシャルプランナー 横田健一さんから、つみたてNISAについて学びました。 令和2年度に変更になった内容もお話いただき、仕組みの理解をアップデートしました。 当日の様子をレポートします!
2021.5.21up!
こんにちは。きんゆう女子。編集部のケイティです。
4月に「まずは基本から!つみたてNISAを学ぼう♪」を開催しました。
当日は 株式会社ウェルスペント のファイナンシャルプランナー 横田健一さんから、つみたてNISAについて学びました。
令和2年度に変更になった内容もお話いただき、仕組みの理解をアップデートしました。
当日の様子をレポートします!
新年度の始まりに、6名の参加者さんと一緒につみたてNISAについておさらいしました。
参加のきっかけは次のようにみなさんさまざまでした。
「これからつみたてNISAを始めようと証券口座を開設しました!」
「今つみたてNISAを続けているけれど、本当にこれでいいのか気になっています。」
「ある本を読んでつみたてNISAに興味が出てきて、参加しました。」
NISAには「一般NISA」と「つみたてNISA」の2種類があります。
どちらも、運用益が非課税になり、いつでも商品を売って、お金に変えられるという特徴があります。
今回は横田さんから初心者向けとよく聞くつみたてNISAを中心に、一般NISAとの違いを学びました!
💡つみたてNISAの主な特徴
・運用益が20年間非課税
・年間40万円まで、継続的につみたてられる。(毎月積み立ての場合は33,333円ずつ積み立てられる。)
・購入できる金融商品は、金融庁さんお墨付きの投資信託のみ。
💡一般NISAの主な特徴
・年間の非課税枠がつみたてNISAより大きい(一般NISAは年間120万円・最大5年分)
・国内で販売されている投資信託全て、株式、ETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)から購入OK
さらに、横田さんから昨年度新しくなった税制改正についても教えていただきました。
改正前まではつみたてNISAは2037年12月末までしか積み立てられないという決まりでしたが、
こちらが、2042年12月末までに延長になったそうです。
延長するとどんないいことがあるの?メンバーさんから質問があがり、さらに具体的に教えていただきました!
Case1)これからつみたてNISAを始める人も非課税枠の上限までつみたてられる可能性がアップ!
2023年1月から、つみたてNISAをスタートした人の場合
改正前:2037年12月で制度が終わるので、「15年間」つみたてられる。
つみたてNISAでつみたてる元本の合計額 40万円 × 15年間 = 600万円
改正後:2042年12月で制度が終わるので、「20年間」つみたてられる。
つみたてNISAでつみたてる元本の合計額 40万円 × 20年間 = 800万円
⇒改正によって来年から始める人も、改正前よりも200万円積み立てできる額が増えることに。
Case2)改正前につみたてNISAを始めていた人は、最大5年間2周目のつみたてNISA枠をゲット!
2018年1月から、つみたてNISAをスタートした人の場合
改正前:2037年12月で制度が終わるので、「20年間」積み立てられる。
つみたてNISAで積み立てる元本の合計 40万円 × 20万円 = 800万円
改正後:2038年1月~2042年12月までも引き続き、積み立てられる。
・2018年1月~2022年12月 の5年分のつみたてNISAでの積み立て分は、特定口座(課税)へ移動。
「20年経った時点の評価額で取得した」と考え、その時点で生まれていた評価益は非課税に。
*反対に20年経った時点(特定口座に移した時点)で元本より下回っていた場合、特定口座(課税口座)で運用して元本の金額に戻っても税金がかかるようになります。
①つみたてNISAでつくった特定口座内の元本合計額 40万円 × 5年間 = 200万円
・2023年1月~2042年12月の枠で20年間つみたてNISAの利用が可能。
②つみたてNISAで積み立てる元本の合計額 40万円 × 20年間 = 800万円
合計 ①200万円+②800万円 =1,000万円
⇒上限枠を超えても、実質200万円分さらにつみたてNISAの制度を使い続けることが可能に!
*最初の5年分は特定口座に移動しています。
既に始めている人にとっても、これから始める人にとっても、非課税枠が増える嬉しい改正だったのですね。
つみたてNISAの仕組みについて情報をアップデートしたところで、一番みんなが悩むつみたてNISAの「商品選び」について横田さんよりヒントを教えていただきました!
つみたてNISAは一般NISAよりも商品数が少なくて選びやすい!と言えど実は「193本」(2020年12月23日時点)もあるそうです!
まだまだ多いように感じますね。
つみたてNISAで選べる投資信託は、大きく4つの地域の種類に分かれるのだそうです。
①日本:自国ということもあり、国内株でつくられた投資信託があります。
先進国の時価総額のうち約7%も日本なんだとか。
②アメリカ:世界の時価総額の60%弱もあるため、アメリカ株を運用する投資信託があるそうです。
③先進国(MSCI World Index):23か国に投資をしている投資信託(一部では日本を除くものもあるそうです。)
④新興国(MSCI Emerging Markets Index):27か国に投資をしている投資信託
その他に、③、④全てを足したような「全世界」というカテゴリーもあります。
未来を考えたときに、どの地域が成長すると思うか?を考えて配分を決めていきたいと考えがちですが、事前に予測することは難しいため、あえて幅広く全世界に投資していくという考え方もあるそうです。
投資信託の地域が決まったら、次は具体的に商品について見ていきます。
見るべきポイントは次の3つだそうです。
① 投資信託の運用残高
運用残高が大きい方が、運用が安定するのだそうです。
②ファンドの運用実績年数
これまでもしっかりと運用されているという実績から、今後も同じように運用してくれるという信頼が見られる数値です。
実績年数が長いほど、金融危機も乗り越えている投資信託といえますね。
③手数料(信託報酬)
投資信託を管理・運用してもらうための手数料は、積み立てている金額から差し引かれていきます。
支払っている感覚は少ないですが、将来受け取れる金額に影響していきます。
インデックスファンドは手数料が安い傾向にあり、投資金額の0.1%以下という商品も。
①、②の数字をみながら、納得のいく手数料の商品を選ぶといいそうです。
つみたてNISAの仕組みの話から、商品選びのお話まで。つみたてNISAを始めるために必要な知識を凝縮してお話いただきました!
最後にメンバーさんから横田さんに質問をいただきました。
A.貯まるまで始めない!ではなく、100円や1,000円からでもいいので、少しずつ積み立て始めると良いと思います。
お金が貯まるまでは、「積み立てる」という経験を通して資産づくりのリハーサルを始めていきましょう。
その他に次のような感想が寄せられました。
「つみたてNISAの上限まで!と決めずに自分に合った金額で始めてみようと思いました。」
「今積み立てている投資先がアメリカの割合がとても多いので地域を見直してみようと思いました。」
「金融商品を自由に選びたいから、私はつみたてNISAよりもNISAがあっていそうと確認することができました。」
「つみたてNISAを始めようか迷っていましたが、お話を聞いて思い切って始めようと思いました!」
みなさん、お話を聞いて自分にあった積み立てスタイルのイメージができたようです。
横田さん、丁寧につみたてNISAの仕組みから、商品選びまでお話いただきありがとうございました!
過去に横田さんをゲストにお迎えして、行った女子会の様子はこちらから♪
お金の管理方法や、有意義な時間の使い方について学びました♡
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