金融ワカラナイ女子による、
ワカラナイ女子のための金融コミュニティ
身近な家計管理から世界経済まで、広い意味での「金融」をテーマに勉強する女子会を開催しています。女子会は、基本少人数制。同世代や同じ目線の方々が、安心して話せる場所になるよう工夫しています。「自分なりの判断基準」を見つけていくお手伝いをしています。
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イベントレポート
コロナの自粛ムードも明け、そろそろ海外旅行に行こうかなと、考えている方も多いはず!でも、今は外貨が高め・・・ということで、きんゆう女子。では、外国為替取引の知識を深め練習や実践を通じて、海外旅行を賢く楽しむコツを学ぶプロジェクトをスタート!10月6日(金)には、プロジェクト第2回イベントとして、「為替を予測⁉ファンダメンタルズ分析って?一緒にやってみよう」を開催しました!
2023.11.2up!
=sponsored contents=
きんゆう女子。では、金融や経済を自ら調べたり、体験したり、専門家やサービス提供企業に聞きながら「自分の判断軸」を育てることを大切にしています。このレポートは参加者や読者の金融リテラシーの理解度を上げるために、運営ポリシーに共感いただいているトレイダーズ証券さんのご協賛のもと企画しました。「with き」ページも併せてご覧ください。
こんにちは!
きんゆう女子。ライターのちーちゃんです!
「外国為替取引チャレンジプロジェクト」の第2回イベント「為替を予測!?ファンダメンタルズ分析って?一緒にやってみよう」が開催されました♪「外国為替取引チャレンジプロジェクト」は 7月〜12月の半年間で、みんなで楽しく学びながら金融リテラシーを向上していきましょうという内容です。
最近は円安が進むニュースも盛んに報道されており、自然と金融動向に目が向く方も多いのでは??
前回のイベント時には、1ドル139円ほどだった日本円が、今回のイベントでは1ドル149円と約3ヶ月で10円もあがりましたね!この記事では、最近円安が気になっている方、FXをはじめてみたいという方、これからの資産形成を考えたいという方のヒントになればいいなと思っています♪
<イベントの流れ>
・「きんゆう女子」の説明
・外国為替取引チャレンジコミュニティについて
・自己紹介
01 「ファンダメンタルズ分析」とは
02 経済指標ってなに?見るべき指標は
03 マーケットのテーマを追いかける
04 リスクオン/リスクオフを見極めよう
・ワークショップ
・おわりに
今回タイトルは「ファンダメンタルズ分析」と横文字が並び、ワカラナイ女子にはあまりなじみがないかも?なテーマです!そんな難しそうな内容でもわかりやすく教えてくださる講師が、もう皆さんもおなじみのトレイダーズ証券株式会社 取締役 井口 喜雄さんです!
現役為替のディーラー♪
為替のディーラーはチャートというグラフを見たり、ニュースを聞いたりして、世界の情勢を追いながら、為替の売り買いをするお仕事です!
為替に限らず、株や債券などさまざまなマーケットに携わるアセットはたくさんあるのですが、実は分析方法は大きくわけて2つです。
それが過去の値動きから分析する「テクニカル分析」と
今流れてくる情報を見ながら判断する「ファンダメンタルズ」分析。
「テクニカル分析」は、チャート(グラフ)を見て、高いか安いかを判断することを言います。
そしてもう1つが経済的な要因によってマーケットを予測する「ファンダメンタルズ分析」です。
経済要因は多岐にわたっています。
たとえば雇用や失業率。
首相や大統領の要人発言もそれにあたります。
また、選挙で政権が交代するような政治的側面にもマーケットは反応します。
それから自然災害。地震があったり、台風が来たりすると、それも影響があります。
さらには戦争があったり、今で言うとウクライナの問題などもそうです。
ロシアが ウクライナ侵攻をはじめた時は、ロシアのルーブル通貨が大暴落したということもありました。
このように「ファンダメンタルズ分析」には様々な要因がありますが、
その中でも切っても切り離せないのが経済指標。
今回は経済指標を深掘りすることで、どの指標に注目すべきかをお伝えします。
そもそも経済指標とは何かと言うと、経済の状況を表す統計データです。
各国が毎日様々な統計データを発表しています。
例えば住宅価格の前月比や生産者物価指数、政策金利発表時の議事録なども発表されてます。
こういった情報が主要国だけでも1日に約40件〜50件ほど発表されます。
ディーラーの方がまず朝来てやる仕事は「今日どの国が何の経済指標を発表するのか」をまとめること。
それほど経済指標は為替の売り買いの基本となります。
ただ、多すぎてこんなのすべて見ていられないわけですよ。
そこで、「ファンダメンタルズ分析」で見るべき指標の4位から1位をまとめました!
👑第1位 政策金利
👑第2位 物価指数
👑第3位 雇用統計
👑第4位 国内総生産(GDP)
まず第4位の「国内総生産(GDP)」ではその国が年間でどのくらい成長しているのかというのがわかります。
第3位の「雇用」では、 失業率がどのぐらいなのか、求人はどのぐらいなのか、はたまた賃金は上がっているのかといったことが統計から見えてきます。
また時世柄、注目されてるのが「物価指数」。
物価が上がってるのか下がっているのかというのも、注目されていることです。
こういった指標も大切ですが、堂々の第1位が「政策金利」 と言われているものですね。
「我が国の金利は何%にします」というのが、 だいたい月に1回ほど各国で発表されます。
なぜこの政策金利が重要なのか。
理由としては今回のテーマである、
「ファンダメンタルズ分析」を使って為替を予測することにつながります。
ざっくり言うと為替が上がるか下がるかというところが、一番知りたいわけです。
景気サイクルで考えてみましょう。
GDP成長率が上がり、雇用率が上がるとする。
経済が良くなってくると、今度はインフレーションが起きます。
そのインフレーションを抑えるために金利を上げる。
そして最終的には通貨が上がるというサイクルになります。
逆に景気が悪くなるとデフレーションになります。
そうすると金利が下がり、通貨も下がります。
つまり、今景気がいいのか悪いのかを判断し、最終的には政策金利で調整するんですね 。
そのため「GDP」だったり、「物価指数」の情報も網羅した方がいいんですけれども、政策金利を見ると全体の指標もある程度わかるということになります。
最も重要なのは、「政策金利」で、この発表は月に1回くらいなので、毎日毎日いろんな経済指標を見て追っていく必要はないというのが、覚えておいてほしいポイントです。
では、各国の政策金利はどうなのか見てみましょう。
まず 2021年は実はどの国も金利はゼロでした。
なぜでしょう??
2021年はコロナ禍だったんですね!
先進国の普通の経済状況であれば、金利が上がるということは景気がいいということになります。
バブリー にならないように、金利でコントロールするわけです。
しかしコロナ禍ではどこの国も金利を上げられなかった。
コロナになって世界中から金利がなくなったのが2021年でした。
ただ、2022年から経済活動が活発化していくと、各国が金利を上げていったというのが直近3年間のサマリーです。
先進国の中でも金利5.5%と、経済に強いのがやはりアメリカです。
一方、日本はゼロのまま。
金利を上げてしまうと日本経済が持たないから、金利を上げられないというのが現状です。
ただ幸い日本の場合はそこまで物価が上がっていないので、経済を優先して金利を抑えられているという側面もあります。
では金利を上げたアメリカと金利を全く上げられない日本の為替は、どのように変化しているのでしょう。
ドル円チャートでは、 2022年の1月からアメリカの経済活動が活発化していきました。
そうするとアメリカの金利が上がり、一時期1ドル150円まで上がりました。
まさに金利が高いドルが変われ、金利が低い円が売られる。
シンプルにファンダメンタルズに反応していることがわかります。
「ファンダメンタルズ分析」は様々な経済情報が材料になってしまいますが、膨大な情報から一つひとつ精査していくと、体が持たないので、メインテーマだけでも追いかけていくことが大切です。
ずばり、今追いかけてほしいマーケットのメインテーマは、世界的なインフレーションです。
アメリカの物価はインフレーションとなり、たとえば、アメリカにおいて日本でいう定食を食べるとすると、だいたい5,000円ぐらいかかります。
また、日本で年収1,000万円の人が、アメリカに行くと3,000万円ぐらいの価値がつきます。
そのぐらい日本とアメリカでは物価や賃金の差が出てきています。
アメリカのインフレーションが加速するとドル円も上昇します。
では来年のメインテーマはなんでしょう。
たとえば、アメリカの大統領選挙。
今は民主党のバイデン大統領ですが、次の大統領が民主党なのか共和党の候補者になるのかは、世界的にも影響が大きいテーマですよね!
また、日本銀行はゼロ金利政策をいつまでも続けていますが、1ドル150円にはもう耐えられないということもあり、金利を上げるのかどうかもポイントになってきます。
マーケットは今を見るのではなくて、今後どうなるのかなと常に先々をイメージすることが大切です。
このようにメインテーマを見極めることは情報を絞ることにつながります。
「リスクオン」、「リスクオフ」
これまた難しい言葉がかもしれませんが、景気が良いときのことを「リスクオン」、景気が悪い時に「リスクオフ」という言葉に言い換えているだけです。
リスクオンでは、景気がいいから預金してもしょうがないので、
投資をしてリスクをどんどんとっていこうよ、ということですね。
逆に景気が悪い時は投資を抑えて預金しておこうかな、
安全な債券だけ買おうかなというのがリスクオフです。
では、リスクオン・オフが為替に対してどう影響がするのかというと、
景気が改善したり、長期安定政権がつづいているようなリスクオンのときは、
ポンド、豪ドルや新興国の通貨が買われる傾向にあります。
新興国の通貨は金利が高いので、リスクを取ってでも金利が高いところに投資しようとします。
逆に景気が減速したり不安定な政権が続いたり、災害や紛争があったりすると、
日本円やスイスフラン、 アメリカのドルが買われる傾向にあります。
これらは安全な通貨といわれています。
アメリカドルは基軸通貨なので何かあった時に頼りになるのがアメリカドルというわけです。
また、日本はゼロ金利政策がずっと続いており、円を売って外貨を買うという考え方が染み付いているため、何か危険なことが起こると円が買われるという仕組みになっています。
つまり、リスクに最も敏感な通貨は円ということになります。
ワークショップでは、井口さんの講義の感想を共有しあった上で、実際に「ファンダメンタルズ分析」にチャレンジしました!
講義の感想としては、「ファンダメンタルズ分析」はカタカナが並びとっつきにくい印象があったが、ニュースを見ればいいというお話を受け、 間口が広くなった」という意見や
「日本の金利は、日本銀行及び総裁の方が握っており、日本銀行が力を持っているんだというのを改めて感じました」という感想もあがりました。
また「日本の給料が1000万円の人が、アメリカだと3000万円の活躍ができるというお話があり、今後働き方や場所を絞らない視点をもたないと、日本だけに留まった考え方をすると損をしてしまうかも」と、世界に目を向けた意見もでました。
実際にみんなで「ファンダメンタルズ分析」をしてみると、重要度が高い経済指標については、政策金利を注視しようという声のほか、ちょうどイベントの当日に「米国雇用統計」が発表される予定であったため、注目する声が数多くあがりました。
また、次の週にはアメリカの「消費者物価指数」も発表されるので、マーケットニュースをおさらいするにはぴったりのタイミングでした。
井口さんによると、やはりアメリカの経済指標が一番マーケットインパクトが強いそうです。
「みんなのFX」アプリをダウンロードし、口座開設をすると経済指標となるニュースを一覧で確認できるので、ぜひチェックしてみてください。
1つは、「およそ1ヶ月に一度発表される政策金利をチェックする」こと。
そしてもう一つが、「買われている通貨を買い、売られている通貨売る」こと。
これが、「ファンダメンタルズ分析」の王道です。
「「ファンダメンタルズ分析」」の強みは蓄積型であることです。「なんかよくわからないな〜」という方も、今回挙げたポイントをおさえ、政策金利と言った経済指標を諦めずに見続けていけば、必ず身につきます。
投資の金額の差にすると雲泥の差が出てきますので、積み重ねることで自分の力にしていってくださいね♪
トレイダーズ証券株式会社 取締役 井口喜雄さん
現役の外国為替ディーラーで、ドルやユーロをチャートグラフ、世界中のニュースを見ながら
売り買いをするお仕事をされています。
また、本業の傍ら、YouTubeやTwitterなどで外国為替に関する発信もされています。
井口さん、丁寧に優しく教えてくださりありがとうございました!
トレイダーズ証券の皆さん、女子会・プロジェクトのサポートをありがとうございます。
引き続き、このチャレンジ・チームで半年間一緒に学び、練習しながら金融リテラシーを上げていきます!
Let’s share with Us!
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