金融ワカラナイ女子による、
ワカラナイ女子のための金融コミュニティ
身近な家計管理から世界経済まで、広い意味での「金融」をテーマに勉強する女子会を開催しています。女子会は、基本少人数制。同世代や同じ目線の方々が、安心して話せる場所になるよう工夫しています。「自分なりの判断基準」を見つけていくお手伝いをしています。
*レポートページに移動します。
女子会レポート
「金融」と向き合っているとたまに出会ういろんな疑問や、もやもや。インターネットで調べてもわかりにくい、落とし穴。信頼できるのは自分だけ?でも本当に困ってからでは手遅れ。そんなことがないように、まずは自分の身は自分で守る知識を身につけましょう。その上で適正な人に問題になる前に相談できるよう、窓口を知っておきましょう。
2018.12.4up!
こんにちは。
きんゆう女子。編集部のまりこです。
11月14日(水)の女子会では、これから金融について学ぼうかな、アクションしようかな?と思っている方向けに「ワカッタツモリ期に注意!悪い情報から自分の身を守る知識」をテーマに財務省 関東財務局さんをゲストにお越しいただきました!
実際にあった怖い話や投資詐欺にあわないよう注意するべきこと、困る前に相談する方法やなどを考えていきました。
本題に入る前に、財務省・関東財務局さんのお仕事についてお話いただきました。
財務局の業務は主に3つ。
*財政の業務・・・予算執行調査、災害立会、財政投融資、国有財産の有効活用
*金融の業務・・・地域金融機関の検査・監督、証券取引等の監視、利用者保護
*その他の業務・・・地域経済の調査、広報・広聴
私なりにざっくり解釈すると、こんな感じ。
*お金を国の指示のもと正しく使う役
*お金のパトロール役
*お金のことを発信する役
財務省からの総合出先機関として、金融庁からの事務委任を受けている機関です。
また、大きな役割の中に、金融サービス利用者の保護があります。
最近では、地域との連携も強化。子育て世代向けにお金の講座を開いたりや小中高生に日本の財政に関する勉強会を行ったりしています。
地方創生という言葉を聞いたことがあると思いますが、これもまさに財務局さんのお仕事の一つ。
地域の企業・公共団体・金融機関との良い関係を築き、課題解決や活性化を行っています。
さて、ゲストのお仕事がわかったところで、本題へ。
金融に限らず、情報についての特徴を知っておくところから。
情報は、人に伝わる時に「話が大きく」なりがちです。
これは皆さんも実感があるのではないでしょうか?
実際に見て、自分が話を聞いたら現実を知る。つまり、一番は自分自身がその情報を目で見て確かめるのが良い。ただ、全てのことに関わっていられないのも事実。
インターネットはじめ日々目にする情報はありふれています。
「話が大きく」伝わりやすいと言う点、意識していれば情報に振り回されず冷静に判断できるようになると思いました。
自分で見極めるために、単なる素材としての情報を、知性ある情報に変えていきましょう。
information(情報)+比較したり分析する=intelligence(知性ある情報)
また、情報には4つの主な媒体があります。
媒体(ばいたい)とは、情報伝達の手段、仲を取り持つ存在です。
どんな媒体からの情報なのかによって、受け取る側の注意するべきことが変わってきます。
①通信・テレビ・新聞・雑誌→事実のみ伝えているのか、書き手の意図が入っているかどうか
②インターネット・SNS→①の注意点に加えて、事実なのか、話が大きくなっていないかどうか
③企業からの情報→その企業の目的はなんだろう
④口コミ・友人の友人・先輩の友達→信頼できる保証はないかも
どんな情報素材でも、分析する時にチェックするべきポイントがあります。
正しく情報分析できるようになりましょう。
①企業が公式に発表しているニュースリリース。ホームページやプレスリリースサイトより調べることができます。
②適時開示情報閲覧サービスや東証上場会社情報サービスは、取引所に上場している会社や商品の情報について見ることができます。
③自分自身が理解できる内容か?
④情報自体が入手しやすいものか?
⑤メリットがありすぎないか?
真っ当な単語を使って、巧みに勧誘をしてくる人もいます。
金融業は財務局に免許登録が必要なお仕事ですが無免許の会社もしばしば。。
狼の常套句には要注意!
・未公開株をあなただけに教えます
・今なら、限定で
・絶対に儲かります
・利回り○%保証します など
わかりやすい常套句ならまだしも、紳士的に丁寧に勧誘してくるツワモノも…!
自分自身だけでなく、家族やお友達の身を守るくらいの気持ちを持ちましょう。
ただ、疑心暗鬼になって肩肘張りすぎないで。
ワカラナイから怖いこともあると思います。怖いことを先に知っておくことで受け止められるようにないます。
心の準備ができた上で、楽しく金融を学び、アクションしていきたいものですね。
*以前の女子会レポートでも、怖いことの例を書き出してあります。
本当に困る前=つまりお金を支払ったりしてしまう前に、見極め・相談をしましょう。
相談先として、公的機関を知っておくと安心です。
実際の仲裁や解決となると、消費者ホットラインや弁護士、警察が対応になるということも知っておきましょう。
関東財務局 証券監督第1課 048-613-3952 *投資のトラブル、無登録業者に関する情報など
金融庁 相談室 0570-016811 *金融サービスに関する一般的なご相談
証券・金融商品あっせん相談センター 0120-64-5005 *金融商品のトラブルでお困りの方
消費者ホットライン 188(いやや) *万が一お金を払ってしまったり仲裁役を相談する場合
改めて、ワカッタツモリ期には注意!
自分が情報を取りに行くときこそ、気を引き締めましょう。
*関連情報
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