金融ワカラナイ女子による、
ワカラナイ女子のための金融コミュニティ
身近な家計管理から世界経済まで、広い意味での「金融」をテーマに勉強する女子会を開催しています。女子会は、基本少人数制。同世代や同じ目線の方々が、安心して話せる場所になるよう工夫しています。「自分なりの判断基準」を見つけていくお手伝いをしています。
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女子会レポート
こんにちは!ママ部 部長のまきです。8月のママ部は「子供のお金教育」というテーマで公開授業を開催致しました!子供の頃、お金の教育を受ける機会がなかったという方が多いのではないでしょうか?だからこそ、子供に教えるにはどのように進めていけば良いのか悩んだり迷ったり・・・。そんなママたちがヒントをたくさんいただけるとても充実した授業でしたので、その様子をレポートします♪
2020.9.23up!
こんにちは!ママ部 部長のまきです。
早いものでママ部は3ヶ月間の活動期間を終えました!
立ち上げ当初は毎月ランチ会などで部員さんと交流して…なんて想像していて、まさかこんな世の中になってしまうとは思わず、手探り状態でのスタートとなりました。
予想外にオンラインのみでの活動となりましたが、みなさんとの出会いに感謝し、次回へ繋げていきたいといろいろ構想中です♪
さて、8月のママ部は「子供のお金教育」というテーマで講師を招いてお勉強会を開催しました。
今回は公開授業というかたちをとったところ、部員さん以外にも多くの方にご参加いただきました!ありがとうございます。
お勉強会では、2回に分けて違った内容のお話をしていただきましたが、今回は1回目の様子をレポート致します♪
キッズマネーステーション認定講師の星友佳里さんをゲストにお迎えしました♪
キッズマネーステーションは、学校や親からなかなか学ぶことのできない「子供向けの金融教育」をすすめている団体です。
世界では幼い頃から学校や親から金融教育を当たり前に受けている国が多くあるのに、日本ではまだまだですよね。
このあたりのお話は2回目のお勉強会でお聞きしたので、次回のレポートで詳しくお伝えしますね!
今回は「幼児期からはじめる楽しいお金教育」ということで、0歳〜6歳の子供をもつママたちがご参加されました。
まず、簡単に金融教育について。
「金融教育」と文字で見ると貯金や投資のお勉強かなと、とても難しいことのように思う方も多いかと思いますが、一言で言えば「生きる力を育む教育」とのこと。
お金は生きる上でとても身近なものなのに、学校や親からきちんと教育を受けることができないのが日本の現状ですね。
でも実は2022年から公立高校の授業カリキュラムで投資信託を学ぶことが決まったそうです!
学校の学習要項に金融教育を取り入れようという動きは前向きな一歩なので期待したいです。
幼児期からはじめるということもあり、キーワードは、「あそび」と「継続」。
子供がやらされている感覚になってしまわないように、楽しく遊べるアプローチの仕方を探していくことが大切だとのこと。
楽しくないことを続けていくのは親子どちらにとっても苦痛になってしまいますものね。
小さい頃からコツコツ続けていくことも大切だと星さん。
世の中のママさん方、この言葉、耳が痛くないでしょうか(笑)?
これは金融教育に限ったことではなく、しつけでも習慣でも、子供に続けさせるためには、結局ママが続ける努力をしなければならないんですよね。
でもこの続けるということが、どれだけ大変なことか(笑)。
講師の星さんも2児のママなので、気持ちを理解してくださり、簡単に続けられる方法も教えてくださいました!
例えば、お子さんとスーパーに行くとき。
子供の好きな食べ物(今回はバナナを例にします)をお買い物に行くたびにチェックします。
バナナは1房大きめ4本のもの、小さめ5本のものなど、数が違っても同じ値段で売られていますよね。
また、同じバナナでもAスーパーとBスーパーでは値段が違ったりもします。
そんなことを子供と発見したりお話ししたりしながら、じゃあ4本のバナナと5本のバナナどっちにする?など子供にも考えさせて選ばせる。
余裕があれば自分でお金も払わせて、自分で選んで自分で買うという体験をさせる、というお買い物の時間を使った簡単なお勉強。
でもこれも毎日行うのはちょっと大変なので、例えば、通園路の途中にあるドラッグストアなど、外に品物を出しているお店を毎日チェックするのも良いそうです。
あ、ティッシュ200円で売ってるね!あれ、昨日200円だったティッシュ、今日は300円になってるよ!というように言葉で伝えて、子供に本当だ!なんでかな?などと感じさせる。
幼児期から「ものの値段は一定ではない」という事実を体感させられると良いとのことでした。
ゲスト資料より
普段の子供とのコミュニケーションを意識するとお金について学ぶ機会は沢山あるのですね!
ゆっくり時間をとれるときや子供と遊べる時間があるときに使える、お金に関わるあそびもたくさんご紹介いただきました。
例えば、お金の絵本やドリル。
普通の本屋さんで売っています。
わたしたちが子供の頃はお金のドリルなんて見たことなかったですよね。
時代の流れや世の中の変化を感じます。
あとは子供たちの大好きなお店屋さんごっこ。
ポイントは本物のお金のおもちゃを使うこと!
わたしたちはキャッシュレスが当たり前になってきて、現金を使う場面を子供に見せる機会がとても減っています。
昔は自然と親がお金を使う場面を見て、お金の種類を覚えたりお金を払って何かを買うという行為を学んでいましたが、今の子供たちにはそうした機会を意識的に作っていく必要がありそうです。
そこで、本物のお金に似たおもちゃのお金を使ってお店屋さんごっこをすることでお金の種類を学べたり、ものを買うにはお金が必要だという体験をさせることができたりして、遊びながら楽しくお勉強ができるそうです。
お店屋さんごっこは、お客さんとお店屋さんのやりとりなど、他にも学べることが多くありそうですね♪
子育ての最終的なゴールとは、「子供がひとりで生きていける力をつけさせること」ですよね。
「自立」と一言で言っても、いろいろな自立がありますが、やはり「経済的な自立」は生きていくうえで不可欠なものであり、きちんと教えたい、育てたいと思うのが親心。
実は、子供時代のお金の経験が大人になって影響しているケースが多いと星さん。
良い経験だけでなく、子供のうちに苦労や失敗も経験させることが大切だとのこと。
大人になってからの大きな失敗は乗り越えるのが大変だったり、取り返しがつかないこともあったりするけれど、子供のうちは失敗を繰り返すことで学んでいくことができるし、失敗したからといって生活が破綻する!というようなことは起きないですものね。
そんな意味でも、お小遣いの使い方で「それは無駄遣い」と親が決めるのはダメですよ!と教えていただきました。
その使い方が無駄遣いだと子供が自分で気がつくために失敗をたくさんすることは大事な経験とのこと。
ここで親にできることは、「寛大な心で見守ること!」だそうです!
ちょっと大変な課題ですが…みなさん、がんばりましょう(笑)!
ゲスト資料より
一昔前まで日本ではお金の話はタブーとされることが多く、現代でもその文化は色濃く残っています。
「楽して儲けたい!」「簡単に稼ぎたい!」といった発想ではなく、自分や大切な人を守るため、自分の豊かな人生のために正しいお金の知識をつけて真摯にお金と向き合っていくことは大切なことだと思います。
星さんも、「幼少期はお金の使い方を練習する大切な時間」とおっしゃっていました。
お金の話を家族で自然にできる、家族で相談したり学んだりできる、学校の勉強と同じように取り組んでいけると良いですよね。
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