きんゆう女子。

取材レポート

【プロに聞く!】いま、どうなってる?仮想通貨...

このコーナーでは、金融業界で働く方々に気になることを質問していきます。

2020.2.19up!

きんゆう女子。編集部


こんにちは!

編集部のゆな&まりこです。


今回は、もう懐かしい響きになりつつあるけれど、だからこそ冷静に知りたい「仮想通貨」について、プロにリアルなお話を聞いてきました。


取材した二人の知識はこんな感じです。。_φ( ̄ー ̄ )


*大学生のゆなにとっての「仮想通貨」のイメージと知っていること:

数年前、特に2017年〜2018年にかけて流行りだしたけれど・・・

大学生にとっても仮想通貨は難しく、怖いイメージ。

インスタでも情報商材を発信している人が多い。
一応「ビットコイン」という単語は聞いたことがある。


*社会人まりこにとっての「仮想通貨」のイメージと知っていること:

やっぱり、投機的なものだった気がする。

でもその仕組みや技術はすごいって聞いたけど、本当に生活に役立つの?

紙幣がどんどん電子マネーになっていくので「仮想通貨」の知識も必要?

「暗号資産」になると聞いたけど・・・?


*教えてくれた人:

金融機関お勤め (40代) 

スーツやファッションは固すぎずでもキレイに着こなす

Fintechに詳しいのはもともとIT系の会社にお勤めだったから

趣味はゴルフ




Q:いまの状況って?


A:今の状況は、、、まだまだ課題がたくさん。(苦笑)

理由はこんなところかな。


1)取引所のセキュリティをきちんとしないといけない


ビットポイント、ザイフ、コインチェック、資産が流出してしまったニュースも聞いたことあるかな。
補償はしてもらえるけれど、不利益を被ることも。

まだ一般的には印象が良くないかもね。


2)仮想通貨を使って、犯罪集団とかテロとかにお金が行ってしまうのをどう防ぐか


マネーロンダリングというのだけれど、汚れたお金を洗浄する=誰が使ったのか後でわからなくすることに使われるケースも懸念されているよ。


3)仮想通貨詐欺を防ぐための教育・啓蒙が必要


詐欺事件を起こさないようにするために自分たちが知識を持つことが大事。

金融庁が監視も強化したり、仮想通貨取引所がお金を安全に預かって犯罪者に渡らないようにルールを守ることを徹底したり、努力しているけれど。

やっぱり・・・一見いい感じに見えるけれど結局、悪い人たちもいる。

儲かる?とか、言って返さないやからもいるから。


金融商品の説明をした上で売る必要があることを売る側も買う側ももっと認識しないと。

損したら買った側の責任になってしまうから、やっぱり自分たちが情報リテラシーを身につけないといけないね。

リテラシーもアップデートしていかないといけない。


Q:結局、便利なツールなの??


A:便利な"はず"だね。でも、本来の使い方をする人はあんまりいないのが現状。


限られた場所での支払い、送金に使えるけれどね。

どちらかというと資産として持って、値上がりを目的に持っている人が多いから

投機的な意味が強いよね。世界でも、そういう使われ方が多い。


これから2020年春の法改正で法律上正式に名前が「暗号資産」に変わって

なんとか印象を変えて目的を明確にしていきたい国の流れとは反して

私たちにとっては、しばらく値動きも激しすぎて支払いには使いにくいかな。


将来的には、超少額の支払い(0.00001円とか)で「投げ銭」的なこともできたり

便利になるかも?希望はあるよ。


他にも、国と国との間で送金が簡単。

ただ、ここにも注意点があって簡単だからこそ止められない。キャンセルができない。

通常の銀行からの振込ルートだと止められるけれど、仮想通貨の仕組みでは送った後は止められない。

相手に交渉して送り返してもらうしかないんだ。

地道な取り締まりや規制作りが必要だよね。


Q:私たち...どうしたらいい?


A:話を聞けば聞くほど、タッチしないほうがいいの?と思うよね。


まあでも、純粋に外貨と一緒と考えて見ては。

外貨預金するような感じでね。

仮想通貨も、金融商品としてみると外貨預金と似ている性格かもしれない。

投機的に考えるとFXと特長が似ているね。


絶対ダメなのは、変な人と「相対取引=1対1」はやめたほうがいいと思う。

さっきも話したけれど情報商材の可能性もある。

大手企業の取引所で口座を作ってトライする分には、

「詐欺」にあうことはまずない。


でも「損」をすることはあるから、その辺りは肝に銘じよう。




Q:おかしいなと思ったら?


A:金融庁、財務局、消費者庁など公的な相談先はある。


でもあくまでも取引前の相談が中心。

実際に取引しちゃったら、戻ってこないことが多いよ。


その上で、弁護士さんや警察に相談する流れになることが一般的。


*参考情報


FINMAC 証券・金融商品あっせん相談センター:0120-64-5005


消費者ホットライン(近くの消費生活相談窓口を案内)

局番なし:188(いやや)


金融庁利用者サービス相談室:0570-016811

(WEB受付)https://www.fsa.go.jp/opinion/


証券監督第1課(無登録担当):048-613-3952


Q:仮想通貨、持ってますか?


A:そうだね、少しはあるよ。でも分散させている資産の中のほんの少しだけ。


持っている資産100%としたら、

仮想通貨 5%以内。

預貯金 20%
投資信託・ETF 45%
クラウドファンディング 5%
不動産 10%
外貨預金 10%
保険 5% くらいかな。


30歳くらいから資産づくりを考えて調整してきたよ。

iDeCo、つみたてNISAは、制度ができてから活用しているよ。



商品を選ぶ基準は、
・長期間で何かしらの結果を求めるなら つみたてするなら手数料が安い、資産づくり
・中期間で何かしらの結果を求めるなら
・短期間で何かしらの結果を求めるなら 値動きがあるもの、一か八か


あとは余裕資金がどのくらいか?によるかな。


その人によるけど理想は収入の15%くらいはつみたて投資をしてみては?


10年間で600万くらい、「複利」で800万くらい目指すのが堅実なんじゃないかな?


まとめ


今回プロにお話を聞いて、改めて3つのことを学びました。

①仮想通貨には2つの側面があり、多くはFXのように投機的な位置付けが多い

②自分たちが今すぐ使えるところは少ないが、一応情報として知っておく

③もし買いたい場合はなくなってもいいお金だという気持ちでほどほどに


刺激の強いお酒みたいな感じですね。


何事も光と影があります。光がよく見える場合は同じくらい影もあるのかも。



編集部きんゆう女子。編集部

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