金融ワカラナイ女子による、
ワカラナイ女子のための金融コミュニティ
身近な家計管理から世界経済まで、広い意味での「金融」をテーマに勉強する女子会を開催しています。女子会は、基本少人数制。同世代や同じ目線の方々が、安心して話せる場所になるよう工夫しています。「自分なりの判断基準」を見つけていくお手伝いをしています。
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取材レポート
こんにちは!ママ部 部長のまきです。せっかく素敵なママたちが集まってくださっているので、部員さんにインタビューさせていただくことにしました!ママになったら仕事やお家のことはみんなどうしているのかな?ということを聞かせていただきます。今回は産後もバリバリお仕事をがんばるママ、Aさんのリアルをお届けします。
2020.7.25up!
こんにちは!ママ部 部長のまきです!
あっという間にママ部活動開始から2ヶ月目になりました。
たくさんの部員さんに参加していただき、本当にありがとうございます♪
せっかく素敵なママたちに入部していただいているので「部員さんにインタビュー」をさせていただき、みなさんにもがんばるママたちの声をお届けすることにしました!
今回は4歳と1歳のお子さんを持ち、営業ウーマンとして活躍されているAさんに「ママのキャリア」についてお話をうかがいます。
まき(以下M):Aさんはリフォーム会社で営業のお仕事をされているとお聞きしました。
こちらの会社は新卒で入られた会社なのですか?
Aさん:いいえ、新卒の時は不動産メインの大きな会社に入り、その中のリフォーム部門の営業に配属されました。
建築系の学校を卒業していることもあり、設計のお仕事ができたらいいなと思っていたのですが、入社半年後に設計の女性が産休に入るため、その席に異動させていただけることになりました。
1年半程設計の仕事に就きましたが、前任の方が育休明けで戻られたので、わたしもそのタイミングで営業に戻りました。
M:憧れだった設計のお仕事に就けたのに営業に戻る、というのはどんなお気持ちでしたか?
Aさん:もともと産休の方の席にいっただけなのでわかってはいたことだけれど、やっぱりちょっと残念な気持ちでしたね。
でも設計の仕事をしながら設計士の資格を取ったり学びはたくさんあったので、次に活かせるといいなと思いました。
M:すごく前向きで素敵です!
Aさん:ただ将来を考えたときに、目標となるような営業ウーマンが社内にいないということに気がついて。
待遇面ももう少し良い方がいいなと、悩み始めました。
そんなタイミングで住宅関連の大きなイベントがあり、新卒時に憧れていた会社が出展していたので、お客様のふりをしてブース見学に行きました(笑)。
そこで「わたしここに入社したいんです!」と声をかけて、その方がたまたま人事の新人の方で(笑)。
ではこちらにエントリーしてください、という流れで今の会社に入社しました。
M:行動力に圧巻です!
転職するなら設計なのかなと思いましたが、営業を選ばれたのはなぜですか?
Aさん:この会社はデザインレベルが高いので憧れていました。
ただ、レベルが高すぎて設計には少し自信が持てなくて…
なのでわたしは「設計士の資格を持つ営業マン」ということで差別化を図ろうと決めました。
気がつけば入社してもう10年になります。
M:今までの経験を活かされ、しっかり自分の強みとして売り込めるところ、見習いたいです。
ところで住宅関連のお仕事と聞くと、お仕事のメインとなるのは土日なのかなとか、営業といえば毎日残業で大変なのでは、というイメージがあります。
ママになったらお仕事どうしようと迷われませんでしたか?
Aさん:そうですね、でも好きな会社、好きな仕事なので、辞めるという選択肢はありませんでした。
働き方は変わるかもしれないけれどずっと続けて行きたいから、自分にとって自信を持てるステップ(役職)にたどり着いてから、子供を持とうと決めていました。
M:実際にお子さんが生まれて、どうでしたか?
Aさん:早く仕事に復帰しないと、と焦りもあったし、復帰後も定時で退社したとしても大急ぎで子供の迎えや食事の支度で毎日バタバタでした。
役職柄売り上げの数字も求められ、夫はSEで毎日深夜帰りでなかなか協力も得られず、ついに体調を崩してしまいました。
そこでこのままじゃいけない、どうすれば良いかなと考えました。
M:Aさん…がんばりましたね。大変でしたね。
Aさんはフレックスタイム制をご自分から会社に提案されたと聞き、またまた行動力に驚きました!
Aさん:営業の女性というのは相対的にとても少なくて、他の方がどうしているのかなというのがわからなくて。
そんな時に営業ウーマンだけのコミュニティを見つけて、営業を頑張るママたちとも出会い仲良くなったんです。
そのコミュニティに属するママたちの半数以上がフレックスタイム制を利用して働いてることを知って。
「フレックスタイム制」と一言で言っても、いろいろな種類があるということも初めて知りました。
わたしの場合30分早く出社して30分早く退社する、それだけでもゆとりを持って子供のお迎えに行けたり、心の余裕を持てたりします。
少しでもストレスを少なく仕事と家庭の両立をするために、会社にお願いしました。
M:みんな多分1度はフレックスいいなぁと思ったことあると思うのですが、行動に移すか移さないかの差を見せつけられました(笑)。
Aさんの能力を会社も認めてくださっているからこそ、提案を受け入れてくださったのでしょうね。
家事や育児はご主人と分担制ですか?
Aさん:お風呂掃除、ゴミ捨て、食器洗い、植物の水やりは夫の担当です。
逆にいえば、それ以外はすべてわたしです。
M:本当はもっとご主人にやってほしいですか?それとも今がちょうど良いですか?
Aさん:もちろん、何もかもやってくれるというならそれが1番ですよね(笑)。
言えばやってくれるけれど、とにかく雑で…。
なので、例えば「タオルはこの畳み方で閉まってね!なぜなら使う時タオルハンガーに1アクションでかけられるから!」など、なぜそのやり方でやらなきゃいけないのか根拠を持ってお願いする、という工夫をしています。
M:男性には理論的に説明してお願いすることが大切なのかもしれませんね。
Aさん:お金の価値観のすり合わせもそうでした。
それまでお互いの収入を知らず、家賃は夫、食費は妻というようなざっくりとした分け方で、余ったらお互いのお小遣いだけどお互いのお小遣いがいくらなのかもわからない、というような状況でした。
個人としてはお金を貯められたとしても、このやり方だと家として貯められるかもしれないお金が貯められない、貯まるスピードが落ちるのではないかと感じて、2人目が生まれてこれから教育費がたくさんかかることもあり、家としての資産を増やせないことに不安を感じるようになりました。
でもあまりお金のことに興味のない夫なので、その意識を変えさせることが本当に大変でした。
M:結果としてご主人と納得いく結論を出せましたか?
Aさん:例えば、必ず払うと決まっている固定資産税や車検など大型の出費も、それまではあるお金でなんとなく払っていましたが、予め積み立てていき来年の予算を1年かけて用意していくやり方に変えました。
なんでも「特別費」にしないで細かく予算を立てることが大切だと感じています。
また、お互いにこれだけは譲れないポイントも共有して、そこにお金を使うために他の項目の予算をを減らすなど、予算ひとつひとつにも根拠をもたせるようにしました。
毎月夫婦でマネー会議を開き、予算に対しての結果や反省、提案などを話し合ったりもするようになりました。
M:ご主人の意識改革すごいです!!
Aさん:長年の営業経験を活かして、夫をお客様だと思ってプレゼンしている感じです(笑)。
M:こんなところでもキャリアスキルが役立つとは(笑)!
最後に今思い描いている今後のキャリアビジョンを教えてください。
Aさん:今の会社が大好きなのと、収入面で不安定になりたくないので、サラリーマンであることを活かしながらキャリアアップを目指していきたいです。
わかりやすい目標だと支店の店長になることですね。
マネジメントスキルなど新たな学びや挑戦もあると思っています。
ただ、新型コロナを通して今後働き方も変化していくのではないかと感じています。
今の考えが10年経ったら時代遅れの考え方になっている可能性もありますよね。
あまり具体的にガチガチな目標を立てず、時代の流れに柔軟に対応しながらその時のベストを尽くしていきたいと思っています。
Aさんは資格を取ることが趣味!というくらいたくさんの資格をお持ちで、学ぶことが大好きとのこと。
ママでも無理なく働ける環境づくりのために会社に働きかけたり、育休期間を使ってお家のお金の仕組み化を完成させたりご主人の意識改革をしたり。
フットワーク軽くパワフルで、「ママだから」を理由に諦めないチャレンジ精神がとても素敵で、インタビュー時間があっという間に過ぎてしまいました。
貴重なお話を丁寧にお聞かせいただき、どうもありがとうございました!
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