取材レポート

アポなしインタビュー実現!?山崎元さんに聞いてみた「お金のこと」

多くの著書でおなじみ、経済評論家の山崎元さんに偶然お会いする機会に恵まれ急遽インタビューをさせていただくことに!最近気になっていたこと、前から疑問に思っていたことを遠慮なく質問させていただきました。

2017/2/12 up!

アポなしインタビュー実現!?山崎元さんに聞いてみた「お金のこと」

こんにちは。きんゆう女子。編集部です。

今年は運悪く土曜日に当たってしまった建国記念日(振替休日プリーーズ!)

私たち編集部は活動拠点、兜町・茅場町「CAFE SALVADOR BUSINESS SALON」で
打ち合わせをしていたのですが、偶然にも経済評論家の山崎元さんに遭遇!

きんゆう女子。図書コーナーにも置かせていただいている本:『そこ、ハッキリ答えてください!「お金の考え方」このままでいいのか心配です』(日本経済新聞出版社)に関連するトークイベントでいらっしゃったとのこと。

「早めに着いたので・・・」ということで恐縮ながらお時間を頂戴しミニインタビューをさせていただきました。



撮影:きんゆう女子。

一言で「債券」と言ってもイロイロあるんです

編集部まりこ:こんにちは!私たちきんゆう女子。は

毎週木曜日夜にお金の勉強をしています。


山崎さん:具体的にどんな金融の勉強をしているのですか?


まりこ:今日は、いま使っている教科書の復習をしようかと。

普段は女子会なのでかなり和気あいあいとおしゃべりも多いです。笑


山崎さん:この教科書ですか。見せていただきますね。・・・ん?

ここはちょっと間違いではないけれど厳密に言うと違うことが書いてありますよ。


まりこ:え!そうなのですか!


山崎さん:はい。ざっくりいえば間違いでもないのですが…。

この金融のリスクとリターンを考えた全体マップの「債券」の部分に少々問題があります。「預金」の方が「債券」よりも、リスクが小さいことになっていますが、必ずしもそういう債券ばかりではないのです。


まりこ:債券とはいわゆる借金の覚書というか、借金をしましたので利子をつけてお返ししますという証明書のことですよね。国が発行する場合は国債、会社が発行する場合は社債ですね。


山崎さん:そうですね。この債券にもたくさんの種類があります。

聞いたことあると思うのですが「国債」は、実は預金よりもリスクが小さいと考えられます。特に現状では、個人向け国債変動金利型10年満期(通称「変動10」)は、銀行預金よりも安全である上に、銀行の10年定期よりも利率がいい。

銀行預金は、銀行が潰れたとしても「一人・一行・1000万円」までは預金保険で保証されていますが、それより多く預けていたお金があると、全額は戻って来ない可能性があります。

一方で個人向け国債は国が元本・利子支払いをするのでその限りではなく、より安心だと言えます。実は、「債券」には実に多くの種類があり、タイプによっては株式よりもリスクの高い債券も存在します。


まりこ:そうなんですね、関係ないかと思っていた国債って、じつはお金の置き場所の一つとしては良い選択なのかもしれません!


山崎さん:はい。特に、今ご説明した個人向け国債「変動10」は、リスクを取らないでお金を持っていたい場合にイチオシの選択肢です。


編集部こもりん:100万円国債を買って、5000円の利子が払われるけれど受け取るときに20.315%分の税金がかかるので約4000円かぁ。でも、銀行の10年定期は、もともと利息が1000円で約800円になってしまうのだから、結構ちがいますね。


まりこ:そう考えると普段、ぽ~んと使っている5,000円がかなり貴重なお金だったんだと反省します。それから、自分がいかに5,000円稼ぐかってことも大事だと思います。

もしかして…お金持ちがケチと言われるのは、こういう仕組みを知っているからこそなのかもしれませんね。


参考リンク:

財務省 個人向け国債に関するページ

http://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/recruitment/

5秒でわかる国債講座

http://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/5smovie/12.html

預金保険機構

http://www.dic.go.jp/shikumi/hatan/


こもりん:日本って世界1の負債を抱えた国っていいますが、ニュースで見るギリシャとかスペインよりヤバいんですか?なんだか大丈夫そうな感じに思えるんですが。


山崎さん:確かに財政難といわれつつあまり実感ない人は多いと思います。

日本は世界一の負債国といわれていますが、よくよく考えると(詳細は割愛)国が破綻するような危機的状況ではありません。経済ニュースでも、「安全な通貨として,日本円が買われた」などという声を聞きますね。しかし、財務省は増税を望むので「赤字は大変だ」と言いたがります。


そしてここで個人的な質問を・・・!

まりこ:私、契約したばかりの保険が高いなって思い始めていまして


山崎さん:失礼ですが、今は独身なんですよね。もし扶養家族がいないのであれば生命保険は必要ありません。そして保険を解約したいのであれば早い方が良いです。保険は最初の2年ではほとんど積立金が貯まっていない状況。保険会社にとっては利益を得やすい期間なので、解約させたくない期間でもありますが。それは、保険契約者にしてみると、少しでも早く解約した方がいい損な時期でもある。

がん保険などの、民間生保の医療保険も要らない保険です。もし大きな手術をするような病気になっても高額療養費制度で十分カバーできます。医療保険に払う保険料の分を貯金しておけばいいんです。もし病気にならなければ、その貯金は楽しみに使えますしね。


まりこ:なるほど!ありがとうございます。


山崎さん:お金は本来、自由なものです。使いかたは、あとで自由に決められる。

お金の使用目的によって、運用商品を変える必要はありません。

そしてポイントは大金持ちでも貧乏でも若くてもお年寄りでも基本的に取るべき方法は大きく変わりません。最も効率がいい方法が一つあれば、どんな立場の人も、それを使いたいと思うはずでしょう。人によって異なるべきなのは、運用する金額とリスクを取る大きさだけなのです。「女性向け」「お年寄り向け」など「誰かだけ」に特化した投資商品は止めたほうがいい。あれは、手数料の高い商品を売るための方便なのです。


撮影:きんゆう女子。



お金の管理は「怖がらず、鵜呑みにせず、淡々と」

編集部ゆりこ:お金の相談ってする相手を選ばないとですよね。


山崎さん:お金の管理や投資は「自分が分かる範囲で」がキーワードです。

銀行、無料相談所などに「なんだか詳しそうな人」がいますよね。その人の言うことを鵜呑みにして従うのは大変危険です。

例えば銀行に個人向け国債を買いに行くと、大方別の金融商品を勧められますよ。

なぜなら国債を100万円販売しても銀行が財務省から得る手数料はたったの5000円。

投資信託や個人年金保険など他の金融商品を売った方が銀行の利益になる。

向こうは仕事として、儲けなければならない立場なのです。

相手側の利益は何かということ、そして自分の利益をきちんと考えてみることが大事です。そうすると「お金の無料相談」などは…近づかない方がいいって分かりますよね。


こもりん:タダより怖いものはない・・・


山崎さん:お金のことは細々心配しないで、どんな人生送るかを決めていいんです。ポイントをザックリ押さえて簡単に計算すればいい。

あくまでベースは貯蓄すること。必要な貯蓄が確保できていれば、大丈夫です。

そして、これを金融マンに相談しないで、自分で淡々と運用しましょう。

現役時代にいくら貯めるか目標は必要ですがその貯蓄額の目標も、老後にゆとりある生活を送ろうと思ったらサラリーマンの場合で現在の手取りのお給料の2割くらいを貯蓄にまわす必要があるというくらいの計算になるのが普通です。でもそれって結構厳しいですよね。

それならば現役期間を延ばせるキャリア形成を考えるのも手です。

要は計算してみて、それを自分が実行できるか考えたらいい。

状況が変わったら、また計算して、実行する。

それで十分将来の変化に対応出来るはずです。もちろん、プラスアルファを得る手段として投資や資産運用を考えてみるのは大変いいことです。



30分の間に、ここには書ききれないほどさまざまなお金のカラクリや投資の考え方についてお話をいただきました。

近々、きんゆう女子。のスペシャル講師としてオファーさせていただく予定です♪

お楽しみに~♪



毎週木曜日19:30〜金融街兜町で一緒に正しく金融を学ぶメンバー募集中!

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きんゆう女子。編集部より

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