金融ワカラナイ女子による、
ワカラナイ女子のための金融コミュニティ
身近な家計管理から世界経済まで、広い意味での「金融」をテーマに勉強する女子会を開催しています。女子会は、基本少人数制。同世代や同じ目線の方々が、安心して話せる場所になるよう工夫しています。「自分なりの判断基準」を見つけていくお手伝いをしています。
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女子会レポート
こんにちは!きんゆう女子。編集部のあーちゃんです。 きんゆう女子。学院4日目の様子をレポートします♪今回のゲストは金融庁さん。当日は「人生100年時代の資産形成」「NISA・つみたてNISAについて」「ワークタイム」という流れでお勉強しました♡
2021.2.12up!
こんにちは。きんゆう女子。編集部のあーちゃんです♡
きんゆう女子。学院4日目の様子をレポートします。
今回のゲストは、金融庁の塚本さん。
実は、3月に金融庁へ入られるまでは外資系運用会社に勤務されていたという
最近では、長期積立投資に関するお話などをオンラインで行っているそうです。
趣味は料理で、週2回ほどインスタグラムに、料理の写真を投稿するのにハマっているとのこと♡
フォロワーも1000名を超え、どの写真もとっても美味しそうです…!!
日本人の平均寿命は、で過去最高を更新しています。
特に2020年は、新型コロナウイルスにより「健康の大切さ」が身に染みた年となりましたよね。
せっかく長生きできるなら、健康に生きていきたいですよね!
金融庁さんの当日参考資料より
95歳まで生きている方の割合を比較してみると、1995年 14.1% ⇒ 2015年 25.3%。
このように、寿命は20年間で飛躍的に伸びていることがわかります。
”まだまだ遠い未来”としてではなく、お金のことを考えて生きていかなくては…と強く感じました><
人生の3大費用は、教育・住宅・老後と言われています。
教育に関しては公立と私立でかなりの差がありますし、住宅であれば地域によっても大きく変わってきます。
自分らしい暮らしをするには資産を作っていくことが大切です。
どのように資産を作っていくといいのでしょうか。
ここでは、塚本さんと一緒に日本だけでなく世界にも目を向けて考えました。
金融庁さんの当日参考資料より
上のグラフの家計金融資産(*)の構成に、各国の特徴が表れています。
・米国や英国は、株式・投信の比率が40%以上と日本の割合に比べて2倍以上
・日本は預貯金の割合が多かったが、年々預貯金以外の金融資産が増加
*家計金融資産:預貯金以外に、株式や債券、投資信託(投信)などのリスクのある商品や、貯蓄型の保険などが含まれます。
金融庁さんの当日参考資料より
棒グラフが家計金融資産の合計の推移で、1999年を1とした場合の成長率を記載しています。
塗りつぶされたグラフが金融資産のうちの運用リターンによって得られた資産となります。
次に各国の家計金融資産の推移を見てみました。すると米国と日本では資産推移の変化に2倍の差がありました!
米国や英国に比べて、株や投信を保有していない日本では20年で得られた運用リターンは1.1倍と少ないことが分かりますね。
投資をすることは、貯金のみよりもリスクはあるけれど、長い目で見るとその分リターンも得られるのだとわかりました♪
ゼロ金利政策の影響により、銀行にお金を預けていても、利息でお金を増やすことは数十年前に比べて難しくなりました。
新型コロナウイルスの影響を受け、おうち時間が増えたことにより投資に関心を持つ方が増えました。
最近では、きんゆう女子。会に初めて参加される方も増えて、私たちもとても嬉しいです♡
しかし中には、投資は必要だと思うけど始めない方もいます。
その理由として、
『まとまった資金がない』、『取引を行う時間的ゆとりがない』といった声を聞きます。
また、以前よりは投資を行う方は増えましたが、知らないから投資を行わないという方も多いのだとか。
そんな金融ワカラナイ女子がトライしやすいのが、投資信託による少額からの積立・分散投資だそうです。
◎投資をするほどのお金がない⇒少額から投資可能。(ネット証券なら、100円からでもできる)
◎どの株式銘柄に投資したらよいかわからない⇒分散して投資可能(自分で株式銘柄を選ばなくても良い)
といった特徴があります。
<分散投資ってなに?>
①資産の分散
株式、債券など一種類の資産だけに投資するより、値動きの異なる複数の資産に分散投資することで、リスクを軽減できます。
②地域の分散
値動きの異なる複数の地域や国の株式に分散投資することで、リスクを軽減できます。
<積立投資ってなに?>
「あらかじめ決まった金額」を「続けて」投資し続けること
(安いときに買わなかったり、高いときにだけ買ってしまったりすることを防げます。)
『あーあ…安いときに買っておけばよかったなぁ…悔しいからもうやめようかな』という気持ちになってしまわないように><
投資のタイミングをとらえるのはとても難しいですが、実はプロの方も予めにある程度計画を作っているそうですよ♪
日経平均株価に20年間(2000~2020年)、毎月1万円ずつ、つみたて投資をした場合の事例を紹介していただきました。
なんと、新型コロナウイルスで相場が下がってしまった2020年の3月を切り取ってみても
元本240万円⇒運用結果350万円
とつみたて投資をし続けている方が、資産が増えていることが分かりました。
価格変動などのリスクは伴いますが、早めに準備を始めることで、リスクを抑えつつ、長期投資の効果を得られることがわかりました♡
金融庁さんの当日参考資料より
ちなみに「時間を味方に!」とお話しているワニのキャラクターは、つみたてワニーサくんです♡
不思議なしっぽから、右肩上がりに成長していく様子がカラフルでとってもかわいいですよね♪
つみたてワニーサの名前の由来は「積立はNISA」からきているそうです。
つみたてワニーサの画像は、金融庁さんのHPよりダウンロードできます♡
◎一般NISAとは
2014年1月にスタートした、少額からの投資を行う方のための非課税制度です。
最長5年間、年間120万円の投資枠から得られた利益に対して税金が非課税になる制度です。
2018年1月にスタートした、少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。
毎年の非課税投資枠から得た利益・分配金にかかる税金は0となり、非課税投資枠が年間40万円で、
投資期間は最長20年。
(参考:金融庁)
なんだかちょっとむずかしい…
そこで、塚本さんから簡単に説明をいただきました。
・税金が非課税になるという点では同じ!
・つみたてNISAはNISAよりも少額から毎月コツコツ・長期での資産形成を目指す方に向け。
ちなみに最近はつみたてNISAを始める若い方が増えているそうで、
一般NISAの利用者は50代以上の方が7割の一方で、つみたてNISAの利用者は20~40代が7割なのだそうです。
特にコロナ禍の影響を受けて、オンラインで証券口座を開設される方が増えているそうですよ♪
つみたてNISAは最長で20年と長く付き合っていく商品だからこそ、
自分の投資スタイルに合った商品を選ぶことが重要になってきます。
つみたてNISAで購入できる公募投資信託は金融庁が指定したもののみとなります。
2020年11月9日時点で184本あり、大きく分けて以下の特徴があります。
・インデックス投資信託が基本で、運用コストである信託報酬が低い商品に限定
・アクティブ運用の投資信託は、投資家に支持され、規模が着実に拡大しているもののみ
・販売手数料は0%(投資信託の運用コスト・信託報酬は発生します。)
何故低コストにこだわっているかについて、例を用いてお話いただきました。
信託報酬を差し引く前の利回りが4.5%の商品を100万円分購入して20年間保有をすると、
信託報酬が1.5%の商品と2.5%の商品では、最終利益に23万円の差が生まれるのだそうです。
手数料も「塵も積もれば山となる」ことがとてもよくわかりました!
つみたてNISAの制度のお話を聞いて長い年月をかけて継続していくことが大切ということがとても伝わってきました。
自分に合った商品を最初に選択すれば自動的に積立されるので、忙しい方にも始めやすいかも♡
長期投資なので、相場が下がったときに焦って売却するのではなく、様子を見ながら考えることも重要ですね!
自分の毎月の収支を確認し、どれくらい貯蓄できるのか、どれくらい投資に回せるのかを確認しました。
これまでもたまに自分の収支状況や資産配分を確認してきましたが、このように時々振り返ると、
「いつの間にこんなにお金を使っていたのだろう…」と驚きます><。
今の自分の年齢やライフステージに合わせて、割合を変えていきたいなと思いました!
メンバーさんからは、以下のような意見・質問が出ました。
Q.「毎日積立と毎月積立、どちらが良いのでしょうか。」
A. 毎日投資だと、ファンドが休日だと投資されない場合もあります。
金額を調節し、追加で注文しなくても良いので、初心者の方は毎月投資の方が良いかもしれません。
Q.「ワークシートを埋めてみて、手取りの割に投資の割合が高いな…と気付き、自分に対して驚きました!
どれくらい貯蓄として残しておいたほうが良いのでしょうか?」
A. 生活費の3~6ヶ月分は残しておいたほうが安心です。
一つひとつの投資信託の商品はすでに分散投資されているので、敢えて色々な投資信託を持たなくても良いです。色々気になるのであれば、例えば、全世界株式一つに投資すると良いかもしれません。
ワークの最後に、塚本さんの投資事情についても教えていただきました♪
現在、つみたてNISAとiDeCoで全世界株式の投資信託に投資しているそうです。
また、お子さまの教育資金を貯めるためにジュニアNISAもしているとのことでした。
ジュニアNISAでは、お子さまが留学することを見据えて、
・米国に行くかもしれないから:『先進国』
・中国に行く可能性も考えて:『新興国』
に分散投資しているそうです♪
お子さまの未来の様々な可能性を視野に入れて分散投資されているとは…さすがです!♡
参加メンバーからは次のような声があがりました♪
・数字だけ見ると、2.5%でも手数料は低いと思っていましたが、20年持ち続けるとこんなにも差が出るとはびっくりしました。つみたてNISA以外の投資に関しても、手数料を意識していきたいと思いました。
・日本だけでなく、先進国投資信託にも挑戦してみたいなと思いました。
・お金にまつわる制度などがわかってよかったです。つみたてNISAもずっとやっていなかったですが、挑戦してみようと思います。
人生100年時代と言われますが、自分があとどれくらい生きられるか考えたことはありますか?
『健康に長生きしたい』と思いますが、年齢を重ねていくと病気になったり身体が弱くなったりしてしまうかもしれません。
楽しくいきいきした生活を送るために、今からコツコツとお金と向き合っていきたいです。
そのためにまずは、『65歳までに、年金以外に○○万円貯めよう!』と具体的な目標を設定し、
ゴールから逆算して毎月金額を決めて貯めていきたいなと思いました◎
また、『つみたてNISAの商品は、金融庁さんが定めた基準を満たしているから大丈夫♪』ではなく、
『自分に合った商品(リスクとリターン)なのか』『信託報酬は安い商品なのか』といった点など、しっかり見極めて選びたいなと思いました。
「NISAに挑戦してみようかな?」と思った方は、まずは100円など少額からスタートし、経験を積みながら投資金額を増やしていきましょう♡
*参考情報
金融庁 NISA特設サイト
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