きんゆう女子。

女子会レポート

ママ部つうしん #10 〜公開授業「子供のお金教育」朝の部レポ〜

こんにちは!ママ部 部長のまきです。今回は「世界の金融教育」と「寄付」についての公開授業のレポートです。「子供へのお金の教育」を考えたとき、これらのテーマを取り上げる機会は少ないのでは?初めて知ることが多い、とても貴重な勉強会となりました。「子供と一緒に勉強しながら金融教育を進める」というヒントもいただけて、新しい世界を知る充実した時間となりました♪

2020.10.13up!

まき

こんにちは!ママ部 部長のまきです。


すっかり秋めいてきましたね。


わたしは1年の中で秋が1番好きな季節♪


カラッとしたお天気だったり金木犀の香と少しひんやりとした空気とか、心地よくてとっても幸せな気持ちになります。


でも毎年秋は一瞬。


今年の秋もしっかり満喫したいと思います!


さて、今回も公開授業、ママ部勉強会のレポートです。


今回は朝の部で、「世界の金融教育」「ゆずる、ふやすを知る」がテーマでした。


なんと、すでにお子さんが成人されている方やお孫さんがいらっしゃる方のご参加が多く、子供のため、孫のためを思って行動する、いつまでも母は母なんだと、母の愛を感じました!


世界の金融教育


まず、金融リテラシーランキングで日本は何位くらいだと思いますか?


正解は、38位!とのこと。


先進国なのに…少し遅れているなという印象を受けました。


今回は金融教育の進んでいる、ある3カ国についてご紹介いただきました。


イギリスの金融教育


イギリスは「金融リテラシー」という言葉が生まれた国。


NISAはもともとイギリスの「ISA」をモデルにし、日本(Nippon)のISAということから、「NISA」と呼ばれていることをみなさんご存知でしょうか?


これだけでもイギリスの金融に対する意識の高さがわかりますね。


子供の頃からある程度の金融単語はわかるように教育されているそうです。


それからイギリスのOsperというベンチャー企業は子供向けのお小遣いアプリを作りました。


もともとキャッシュレス大国なので現金を子供に渡す習慣がないこともあり、親がプリペイドカードに入金してお小遣いを渡すやり方がスタンダードになりつつあるとのこと。


このアプリでは、今持っているお金からお小遣いの日まで逆算して、やりくりの管理が出来たり、いつどこでいくら使ったのか履歴が分かるようになっているそうです。


ゲスト資料より


アメリカの金融教育


アメリカでは州ごとに金融教育に取り組んでいるそうです。もちろん学習要項に入っているので、学校で金融教育を受けています。


驚いたのが、「借りる」「返す」ことも学ぶということ!


アメリカは奨学金を借りて大学進学することが一般的だったり、借金をしてきちんと返済したことで信用が高まる、といった文化なんだそう!


日本ではとにかく「借金は絶対にだめ!」とだけ教えられることが多いのではないかと思いますが、「返し方」まで学ぶというのは眼から鱗でした。


「お金がないから諦める」のではなく、「お金を借りて○○を成し遂げる!」という発想は、さすが自由の国!という印象を受けますね。


ニュージーランドの金融教育


ニュージーランドの一部の学校ではスクールバンキングといって、子供だけで銀行へ行き、自分で口座を開設するところからスタートし、利子や複利まで学ぶ教育が行われているとのこと。


子供の頃から貯金を親に管理されず、自分で管理していくことを学ぶのだそうです。


みなさん、子供の頃お年玉をもらったら自動的に親に管理されたり、自分の子供にもらったお年玉も自動的に管理したりしていませんか?


こんなところにも子供にお金の勉強をさせるチャンスがあったのですね。


「ゆずる」寄付とは?


金融教育の進んでいる国では、早くから経済の専門用語に触れさせ、教えたり、使う、貯める以外の使い方があることを教えているようです。


ここで寄付についてのお話をお聞きしました。


日本ではあまり「寄付」って身近なものではないように思っていました。


実際に個人の年間寄付額で見ると、アメリカは日本の5倍だとか。


ちなみに人口あたりの年間寄付率で見ると、ミャンマーが世界1位だそうです。


これは宗教的なものが影響しているのではないかとのことで、「徳を積む」とか「誰かのために何かをする」ということが当たり前の国だからかもしれません。


お金は感謝のしるしであり、その「ありがとう」のしるし(お金)で世の中の経済が循環しているのだと。


とても素敵な考え方ですよね♪


「寄付」や「投資」は、そのために特別なお金を用意するのではなく、持っているお金の中で自然に続けていくもの、と星さん。


わたしは、確かにどこか身構えてしまっていたなと改めて気がつきました。


身近な寄付に子供とチャレンジ!


例えば、ふるさと納税クラウドファンディングを利用したことはありますか?


これらを活用して、子供と一緒に理由を考えたりお話しながら寄付先を選んだり、寄付したお金は寄付先でどのように使われるのかを一緒に調べたりしてみては?と教えていただきました!


特にクラウドファンディングは、その仕組みを教えることで将来子供が何かをやりたいと思った時に役立つ可能性もあります。


寄付ではありませんが、参加者さんの中には子供の喜びそうな株主優待を受けられる銘柄に投資しているという方もいらっしゃいました。


それもお子さんと銘柄選びから一緒にやってみれば、子供が経験を積むチャンスですよ!とのこと。確かに!


クラウドファンディングのリターンと株式投資の株主優待は、少し似ているような気もしますね。


もっと手軽なところでは、受け入れ可能な児童館や託児施設などに子供が遊ばなくなったおもちゃや絵本を寄付してみるというのも良いとのこと。


ここで重要なのは子供にまだ必要なのか、自分にはもう必要なくても他の人には必要かもしれない、物には次の使い道があるということを教えたりお話したりしながら進めること。


せっかく「寄付」の経験ができるチャンスなので親主導で進めるのではく、子供自身が主体となってチャレンジできるといいですね♪


ゲスト資料より


金融教育は「教える」ことに縛られず「一緒に学ぶ」姿勢で


現代は次から次へと新たな金融サービスが誕生し、大人もついていくのが大変な時代。


それなのにどうやって子供に教えれば良いの?と悩んでしまいますよね。


でも「教えなくちゃ!」と縛られる必要はなく、「一緒に調べてみよう!」「一緒にやってみよう!」というように子供と一緒に勉強しながら進めていけば良いですよ、と星さん。


わたしも、自分自身まだまだ勉強中の身なのにどうやって子供に教えれば良いのか途方に暮れていました(笑)。


でも「一緒に学びながら進める」という言葉でスッと肩の力がほどけ、子供と一緒に楽しみながら色々な経験を積んでいきたいなと思えました♪


世界の金融教育の現状や寄付についてのお話、今回のお話は今まであまり触れる機会がなかったテーマだったので、視野が広がり新たな発見や学びの多い時間となりました。


またいつか、星さんによる子供向け金融教育のお勉強会楽しみにしています♪

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