きんゆう女子。

コラム

世界のきん女。から 〜ロンドン〜

Brexit(イギリスEU離脱交渉)で揺れるイギリス・ロンドン。また、「個」を大切にする・生かせる街ともいわれています。そんなロンドンがお好きな知子さんからコラムが届きました!知子さんは、ボストンでMBA留学中。素敵な女性です。

2018.11.28up!

知子

初めまして。現在ボストンでMBA留学中の知子です。


留学前は、日系・外資系の資産運用会社で働いていたアラサー金融女子。*


*金融女子=金融ワカル女子

*きんゆう女子=金融ワカラナイ女子 


ネコとリスク・リターンのバランスがとれた(いわゆるコスパの良い)レストランが好きで、色々な場所をお散歩して回っています。


何か世の中に対して良いことをしたい!というアスピレーションを原動力に、しなやかに自分らしく生きるのが目標です。


今回は【ロンドンの街並み】を写真で紹介しながら、ロンドンは、どんな所なのかを綴っていきますね♪


ロンドンは自分の「個」を大切にできる街


さて、ロンドンには2013年以降、仕事とプライベートの両方でしばしば訪れています。


大体いつも過ごしやすい季節に行ってしまっているので、周りの方たちからは「ロンドンの冬を知らないから住みたいって思えるんだよ!」とたしなめられたこともしばしば(笑)


いずれにせよ、天気が悪かろうがロンドンが好きな理由は「ダイバーシティ」にあります。


日本でも最近よく「ダイバーシティ」という言葉を耳にするかと思いますが、大方ジェンダーの観点から語られていることが多いのかなという印象。


一方、ロンドンでの「ダイバーシティ」の定義は、人種等のわかりやすいところから始まり、色々な切り口でとらえられると思っています。


他の大都市でもあるのでは?と思うかもしれませんが、個人的には、多様な文化等々が融合する、というよりは、

それぞれの個を保ったまま行き交っている雰囲気があり、そこがお気に入りです。


その雰囲気は、街中を歩く人の雰囲気からも感じとることができます。


例えば日本のように外を歩いている人の恰好を見て、その日の自分の服装を決めるのは難しいです(笑)


なぜなら、思い思いの格好をしているから。


初夏の街にTシャツ短パンビーチサンダルの人(ほぼ気候相応)もいれば、ダウンベストにもこもこブーツを履いている人(明らかに暑そう…)がいます。


たまに、真冬の街角で、短パン姿でビール立ち飲みという人もいます。


日本であれば、「あの人なんか変じゃない?」となりそうなところですが、ロンドンでは誰も気にしないです。

ダイバーシティにあふれた街で暮らす人たちにとっては、「違う」ということは当たり前なんだと思います。



わたしの留学先のとある友人(南アフリカ出身、ロンドン勤務経験ありのバリバリ金融女子)に言わせると、

ロンドンは「Genuinely international!*」で、ボストンは足元にも及ばずだそうな(日本を見たらショックを受けること間違いなし)。


*Genuinely internationalとは、「まさに国際的」という意味



Internationalであるって?


たまに「Internationalであるってどんな意味があるんだろう」と改めて考えると、

新たな価値観に絶え間なくさらされ、自分が見えていなかったものに気づかされるところではなかろうか、

というのが私の考えです。


私は、よくある日本的な家族(働く父、専業主婦の母、姉と私)に生まれ育ち、その上両親が海外に対する恐怖感やら不信感のようなものを持っていたため(母はまだパスポートを持ったことがありません。笑)、留学に行きたい!と学生の頃に主張してみたものの許可を得られませんでした。



ずっと日本で育ったけれど、いつか海外で新しい世界を見てみたい!という思いはどこかに持ち続けていました。

その思いがあったので、今ボストンにMBA留学するに至っています。


そんな私は、2015年に実際にロンドンで1か月ほど仕事をしたのですが、1か月という短期的な期間の中でも、自分の視野が広がる感じを体験できました。


欧州や中東、アフリカ等様々な国から様々なバックグラウンドの人が集まり、コミュニケーションし、ビジネスをしていく。


そんな環境では、お互いの「違い」を尊重することが大前提にあり、

新たな価値観を吸収していくことで、人は成長するんだろうなあとしみじみ感じました。


渦巻くブリグジットからの教訓


さて今、Brexit交渉*が続く中、今後の「ロンドンの金融センターとしての位置づけ」、「イギリス経済全体の行方」も気になるところです。


*Brexit交渉とは、英国のEU離脱のこと



EU(欧州連合)の基本理念として、「ヒト、モノ、資本、サービスの移動の自由」が掲げられていますが、

その中の「ヒトの移動」の自由に対して英国国民の反発が高まった結果としてBrexitが選ばれた、と考えられています。


確かに、国内の雇用が他国から来た人に取られてしまうという考えもあるかもしれません。


ただ、様々な人の交流によって生み出された価値も沢山あるはずです。

個人レベルでも国レベルでも、内向きではなく、広い世界に目を向けていきたいですよね。



先日わたしの旧友の一人が、昨年からパートナーの仕事の都合でロンドンに住んでおり、ロンドンで再会しました。


彼女は新たな環境で自分のネットワークを広げるために、一から英語の勉強を始めたそうです。


こうやって、自分の世界を広げる努力をしている友人と、お互い励ましあっていけるという機会も、わたしにとってはロンドンからの贈り物です。



さて、ロンドンには魅力的な所が沢山あるのでさいごに写真と一緒に紹介していきます!


ロンドンの町並みをお届け


(1)みなさんおなじみのビッグ・ベン




(2)いつも人で溢れているバッキンガム宮殿




(3)ちょっとしたお散歩に最適なコベント・ガーデン




(4)私の一番のお気に入りはリージェンツ・パークの中にあるローズガーデン





歩いているとバラの良い香りも…リフレッシュできる環境です♪



(5)他にも、リフレッシュできるといえば…

ロンドン市内から電車とフェリーで2時間半弱のところにあるワイト島。


清々しい空に、深いブルーの青の海!!
とっても気持ち良いのです。




(6)最後に…食べ物は期待できない、と言われるロンドンですが、こんな風に内装がおしゃれでおいしいレストランもたくさんあります♪




いかがですか?魅力的な所が沢山あるロンドン。

また、レポートで発信しますので、お楽しみに!!





海外編集部知子

ボストンでMBA留学後、ニューヨークで働き始めた知子です。留学前は日系・外資系の資産運用会社で働いていたアラサー金融女子。ネコとリスク・リターンのバランスがとれた(いわゆるコスパの良い)レストランが好きで、色々な場所をお散歩して回っています。なにか世の中に対して良いことをしたい!というアスピレーションを原動力に、しなやかに自分らしく生きるのが目標です。

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