金融ワカラナイ女子による、
ワカラナイ女子のための金融コミュニティ
身近な家計管理から世界経済まで、広い意味での「金融」をテーマに勉強する女子会を開催しています。女子会は、基本少人数制。同世代や同じ目線の方々が、安心して話せる場所になるよう工夫しています。「自分なりの判断基準」を見つけていくお手伝いをしています。
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女子会レポート
こんにちは! きんゆう女子。オフィシャルメンバー1期生の りさです。 10月24日(木)に行われたきんゆう女子。学院 2日目の様子をレポートいたします。
2019.11.15up!
こんにちは!
きんゆう女子。オフィシャルメンバー1期生の りさです。
10月24日(木)に行れたきんゆう女子。学院 2日目の様子をレポートいたします。
投資信託をつくっている運用会社、アライアンス・バーンスタイン株式会社 後藤 順一郎さんと髙窪 聡さんに、資産運用の理想のポートフォリオと、投資信託の選び方についてお話をいただきました!
①人的資本について
人的資本とは「自分自身が働いてお金を稼ぐことのできる力のこと」です。
あまり聞きなれない言葉ですが、簡単に言うと若い人ほど働ける期間が長いので人的資本が多く、年を重ねると少なくなるということです。
この人的資本と資産運用がどう関係するかというと、若いうちはたとえ資産運用がうまくいかなくても、人的資本となるお給料でカバーできます。
なので、少しリスクを取ってリターンを狙う積極的な運用(株式メインの投資信託)がオススメとのことです。
定年が近づくと、人的資本が少なくなっていて、資産運用がうまくいかなかったときにカバーができないので、自分の年齢に応じてポートフォリオの割合を少しずつに安定的(債券などがメインの投資信託)なものに変えていくと、人的資本と資産運用のバランスがいいそうです。
人的資本を保つために、年齢を重ねても健康でいることがとても大切ですね!
日々の食生活や睡眠など生活習慣の見直しも考えさせられた内容でした。
②投資信託の選び方について
投資信託は投資家から集めたお金でプロが運用してくれる商品ですが、その数なんと6,000本ほどあるそうです!
福袋のようにいろんな金融商品(株・債券など)がセットになっていますが、その福袋の中身を買う前に事前に調べることができるということなので、高窪さんから教えていただきました!
投資信託の商品の調べ方📔
福袋のような投資信託の中身を確認するには、運用会社さんが作っている目論見書(もくろみしょ)をみるといいそうです。
目論見書では次のことがわかります。
・投資目的:どんなテーマの投資信託か
・投資資産の割合:国内株、外国債券など割合がわかります。
国内債券はリスクが低い、外国債券はリスクが高くなるそうです。
・分配金の有無:つみたてて運用をする場合は分配金がないほうがおすすめ!
・リスク:値動きがある理由(為替や国・会社の成長など)
・手数料:投資信託を購入するときや、運用中、売るときにかかるコスト
また、投資信託の種類が多いので、自分らしいものを探すのが難しく、ついレーティング(星の数)に頼ってしまいがちですが、レーティングは過去の実績を表すもののため、今の運用の成績が良いかどうかは判断できないそうです。
なので、レーティングだけに頼らずに、しっかりと目論見書に目を通したりしながら総合的に商品を選んでいこうと思います!
自分に合った、投資信託を選び方のポイント
商品のことを理解したら、今度は購入する商品をいくつかに絞り込んで、購入する割合を考える必要があります。
その時に参考になるのは「アクティブファンド」と「パッシブ(インデックス)ファンド」という投資信託のジャンルです。
アクティブファンドは基準指標より上を目指すので、大きなリターンが期待できるけれど、プロがたくさん情報集めたり運用を駆使するためコストが高めです。
一方、パッシブは基準指標と同じ動きを目指すのでコストは安めです。
投資になれてきてリターンを期待したい場合は、アクティブファンドを多めにするなど、この2つをうまく組み合わせて運用することがベストですが、初心者はパッシブファンドからだと始めやすいそうです。
私はお話を聞いて、働いていて人的資本がある今だからこそ、しっかりとリスクをとっていきたいと思いました。
もしものときにいつでもお金を使えるように全体の15%を預金に、残りは株式や、つみたてNISAを使って投資信託などを購入していきたいです。
後半は、日本証券業協会 金融・証券インストラクターの森内茂樹さんからiDeCoについて教わりました。
ここでiDeCoについておさらい♪
iDeCoは個人型確定拠出年金(こじんがたかくていきょしゅつねんきん)のことで、自分で運用をしてつくっていく年金です。
こちらの制度は60歳まで引き下ろせなくなりますが、運用益が非課税になったり、iDeCoに支払った分の金額は、年末調整で給与所得から差し引くことができます。
つまり、天引きされている所得税が少し戻ってきたり来年の住民税が安くなったりします。
iDeCoとして年金をつくる方法は、リスク商品(投資信託)と元本が約束されている商品(定期預金や生命保険など)から選んでつくります。
つみたてNISAやNISAとの商品の違い、定期預金や生命保険があるのでリスクの取り方も自由度が広がりますね。
森内さんによるとiDeCoとして運用するときに次の3つのバランスが取れるように商品を選ぶといいそうです。
安全性:将来元本以下にならないか、運用会社や銀行が倒産しないか。
収益性:購入した金融商品の価値が将来高くなるか?
流動性:いつでも売却しやすいか?
そのほかに、自分がiDeCo以外で持っている資産も含めて総合的にみて商品を選ぶといいとアドバイスをいただきました。
何を買えばいいかわからないは全世界に投資している投資信託を買うと、地域分散になりリスクを軽減できるからはじめやすいとお話されていました。
将来いくら受け取れるかわからない年金を、自分でつくることで安心に変えていきたいなと思いました。
私の周りには、投資信託や株がよくわからないからとお金の置き場所を定期預金のみにしている人が多く、今日の人的資本のお話を聞くと少しもったいないなぁと感じました。
きんゆう女子。やそのほかのお金のイベントで学んだ、「値動きのしない預金などは、物価上昇による日本円の価値の低下リスク」があるという考えや「投資の世界のリスクは”危険”という意味ではなく価格の値動きの幅」ということなどを伝えていきたいなと思いました。
また、iDeCoについては、私は会社で企業型確定拠出年金(会社から年金用のお金を支給され、投資信託や定期預金を購入できるしくみ)に加入しているので、iDeCoに加入はできないのですが、今年度から自分のお給料から差し引かれるマッチング拠出を始めました。
少しでも税制優遇を受けたいので、今使わないお金を未来のご褒美に回しました♡
60歳まで引きおろせませんが、税制のメリットも味方にしながら安心して老後を迎えるための年金に育つといいなと思いました。
おみやげに「お金に強くなるノート」「資産運用と証券投資」の冊子をいただき、内容がQ&A形式だったり、イラストを交えてとてもわかりやすい内容になっているので復習として活用したいと思います!
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