金融ワカラナイ女子による、
ワカラナイ女子のための金融コミュニティ
身近な家計管理から世界経済まで、広い意味での「金融」をテーマに勉強する女子会を開催しています。女子会は、基本少人数制。同世代や同じ目線の方々が、安心して話せる場所になるよう工夫しています。「自分なりの判断基準」を見つけていくお手伝いをしています。
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女子会レポート
こんにちは! きんゆう女子。オフィシャルメンバー1期生の りさです。 4日目のきんゆう女子。学院の様子をレポートいたします。
2019.12.11up!
こんにちは!
きんゆう女子。オフィシャルメンバー1期生の りさです。
4日目のきんゆう女子。学院の様子をレポートいたします。
正面のホワイトボードには今回のゲストの関東財務局のみなさんにより可愛いキャラクターがたくさん描かれておりほのぼのとした雰囲気で始まりました。
関東財務局さんは、財政業務・金融業務などを行っており、その中の一つに、財政に関する施策や、金融サービス利用者を保護するお仕事があります。
その中で今回は「地域連携」「財政」「悪い情報から身を守る知識」についてお話いただきました。
このテーマに興味があったので、どんなお話になるか楽しみです!
まず、若尾さんによる地域連携についてのお話からスタートしました。
関東財務局さんは地域の声(課題・ニーズ)をお聞きして、みなさんがもつネットワークを使って、地域の活性化や課題解決に貢献されています。
これだけ聞いてもピンとこないなぁと思っていたところで、ちょっとしたゲームが始まりました。
「月からの脱出」ゲーム
機械の故障で宇宙船が月面に不時着、船はほぼ壊れ、残された品物はわずか。
母船にたどり着くために、最も重要なものから順位付けしていこう、
というとてもワクワクする内容です。
まずは各自考えて、次に各テーブルのメンバーと話し合って決めていきます。
最後に答え合わせをして模範解答との誤差が小さいほうが勝ちとなります。
私のテーブルでは、なぜこれを選んだのか、いろんな理由があがり自分では思いつかない新しい考えに、なるほどと思いました。
いろんな案がでる中で、少しづつ順位が形になっていったところで、模範解答が配られました。
個人とグループではグループのほうが模範解答との誤差が小さい結果となりました。
このゲームはみんなで知恵を出し合うことの重要性を体験してもらうためのゲームだそうです。
宇宙のプロではない私たちでも、時間をかけて話し合えば正解に近づけるという、人と人のつながりの凄さを感じました。
地域活性化もまずはディスカッションから
このことを地域の課題に置き換えてみると、地域キャスト(市民など関わりのある人)がみんなで意見をだしディスカッションして、課題に向き合うことが、より良い結果=地域活性化のポイントになるということです!
事例として、富山県魚津市のお祭りに参加しながら町を盛り上げている、関東財務局さんのチーム「若尾会」をご紹介いただきました。
チームのコンセプトは、「できる」から始める、だそうです。よく「できること」から始める、と言われますが、そうではなく、「できる」から始める。つまり「できない理由を探さない」、「何事もポジティブに」とのお話が印象に残りました。
SNSが発達している現代で、地域とつながることは難しいことではないのですが、まずはSNSで検索できるように地域関心を持つということが大切だなと思いました。
さらにそのことを発信して新たな人の目に留まる。その人たちがまたその土地を訪れる・・・といったプラスの連鎖を、地域活性化や地域との連携に関わっていくことにイメージしました。
次に名淵さんから、日本の今の状態と今後の課題についてお話いただきました。
財政のお話は、なんだか難しそう・・・と思いましたが名淵さんのお話はとても分かりやすかったです。
国の1番大きな支出は、社会保障費の34兆円で、具体的には医療、年金、介護、生活保護、子育て費用に使われています。
通院しても働く世代の人たちは3割負担で診療が受けられるので、身近に感じられる方も多いと思います。
こういったサービスは60歳までの人が社会保険料を支払うことで成り立っていますが「少子高齢化」に伴い、サービスを受ける人が増え、支払う人が減っているため「国の借金」が増えてしまっています。
このままだと、サービスが減り借金を未来の子供達に先送りし、ますます返済が困難になります。
「増税」はこのような状況を防ぐために実施され、その使い道は高齢者中心のものだけではなく、子育てや働きやすい環境づくり、高等教育の無償化など全世代型のサービスに使われるそうです。
ちなみに、日本は海外の社会保障制度と比較すると、支払っている額(負担)の割合に対して手厚いサービス(受益)を受けられる状況にあるのだそうです。
例えばアメリカでは国から保育に対する支援が少ないので、1人のお子さんあたり毎月20万円ほど自己負担とのこと。
日本では保育に対する支援が行われ、実際に支払う金額は月々3万円ほどと、アメリカの1/6ととても少なく、さらに今年10月からは幼児保育の無償化行われていることがわかりました。
消費税が上がり生活支出は増えますが、少しでも負担を軽減し明るい未来になるように日本中の人たちと力を合わせていくことが重要なことがよくわかりました。
最後に深見さんから悪い情報からの身の守り方についてお話がありました。
情報が溢れている今、正しい情報を見分けて知識として活用する力が必要です。
資産運用に関わる内容だと詐欺的な投資勧誘が挙げられますが、最近は手口が巧妙化していて、無登録業者に対する警告件数は減少しているそうです。
ますます自分で自分の身を守ることが大切ということですね。
自分の身をために気を付けたいことは、タブレットによる契約です。
根拠書類を手元に残らないので、同じ内容のものをメールで送ってもらえるかなどしっかりと確認をしましょう。
また、最近は電話だけではなくLINEやTwitterで勧誘するケースもあり、個人を特定するのが難しくなってきているのだそうです。
投資の内容が理解できないだけでなく、売っている人が誰だかわからないということも注意する1つのポイントになるのですね。
だまされないためには、うまい儲け話はない、すぐに契約はせず1度持ち帰る、1人で悩まないなど警戒することで防げることが多いそうです。
なんだか怪しいな?と思ったらその場で契約をせずに、身近な人にちょっとお話をするだけでも気づきがもてるのではないでしょうか。
親しい人に話すのはなんだか恥ずかしい・・・という人は関東財務局さんなど相談窓口もあるので、一度立ち止まって連絡を!
おいしい話ほど、怪しいと思う習慣をつけていきたいと思いました。
この話っておいしすぎない…? 確かめたいとき
関東財務局 証券監督第2課(無登録担当) 048-613-3952
今回の授業ではいろんな角度からお金の勉強をしましたが、3つのテーマに共通することは「できる」ということです。
自分の行動は自分で決めることができます。
「ちょっとやってみる」という一歩が地域とつながり、未来を明るくし、悪い情報から抜け出すことに結びつくと思います。
何となく生活をしていると見過ごしてしまいがちですが、いろんなことにアンテナを張って自分は周りの人・地域と携わっているという感覚を忘れずに過ごしたいと思いました。
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