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コラム

きんじょ。の読書感想文♪

楽天IR戦記『株を買ってもらえる会社』、ESG投資で激変!2030年会社員の未来の2冊を、編集部メンバーが読んでみました! 感想や学んだことをシェアします♪

2022.12.7up!

きんゆう女子。編集部

こんにちは!きんゆう女子。編集部です!

編集部メンバーが、楽天IR戦記『株を買ってもらえる会社』、ESG投資で激変!2030年会社員の未来の2冊を読んでみました📚

本日はその感想をみなさんにシェアしたいと思います♪


楽天IR戦記『株を買ってもらえる会社』のつくり方について

読んでみたのは、サブリナです🙋‍♀️


この本は、IRとして投資家や証券会社とのコミュニケーション、新しいことに挑戦するための資金の調達方法についてリアルに綴られており、ドキュメンタリーとして非常に読み応えがありました。


例えば、東日本大震災や一部上場、楽天イーグルス日本一などについて、具体的な経験談が描かれているので、一般人が知ることができない裏側について触れられいて、とても勉強になりました📚


そして、プロとして仕事に真摯に取り組む姿、激務でも徹夜続きでもやり遂げる強い意志、チャンスを掴む姿に感動しました。

また、日々の業務について、日常的に記録しているからだと思いますが、こんなにも鮮明に覚えていることに驚きました。


本書は、IRについて詳しく知らない初心者向けに書かれているので、まさしく私のような読者向けだと思いました。巻末で専門用語を丁寧に説明されています👏


学んだこと☺️💕

まず、起業家はリスクテイカーであるということが印象に残りました。


新しい物事に取り組む際、他の人が反対すればするほどやる気が出るタイプ!

リスクが発生する確率を分析し、対処方法についても考えてから、実際に行動に移すかどうかを決める!

起業家に限らず、新しいことに挑戦するときに必要なマインドだと思いました😆


企業価値を創造するプロセスの要素としては、WHY、WHAT、HOW、HOW MUCH、GOVERNANCEが大切ということですが、実際の株式投資の企業選びで注目すべきポイントでもありますね🤔💐


株価とは美人投票のようなものであり、みんなが良いと思わないと上がりませんが、みんなが良いと思ったときにはもう遅いという考えはその通りだと思いました。


先見の明を持つことが大切ですね!👀


IR担当者を目指したい人に必要なこととして、数学力、文章力、インサイダー取引に関する知識、IR専門知識やスキル、会社の事業内容への理解力が挙げられていました。


「事業会社のIRも資本市場の一員という意識」を持つことも大切💕

これらのことを身に付けるためには、何よりも、教える側に立つことが効果的とのこと。


また、楽天さんがIT企業でありながら金融のセグメントが大きい理由については、元々、創業者が銀行のご出身だからだと思いました。

ネット企業を興し、金融事業にも参入したという企業発展のストーリーが知れたことで、企業への魅力が増しました。楽天株について研究し、株を購入したくなる、そんな一冊です📖🌟


実際に、楽天さんの株価について調べてみると、2022年11月30日時点、一株653円!

日本株は100株から購入できるので、将来への期待を込めて、購入を考えてもいいかもしれませんね😌

もしかして、今がチャンス!?✨



「ESG投資で激変!2030年会社員の未来」を読んでみました👏

読んでみたのは、さやきゃんです🙋‍♀️


ワカラナイ女子の1人である私は、「ESG投資って最近聞くけれど、投資初心者の自分にはあまり関係無さそう?!SDGsと何が違うのか、イマイチわからない!」と思いつつ、この本を手に取りました😌


しかし、読後にはこれから投資を本格的にする方こそ、読んでもらいたい本だと感じました!


元楽天IR担当だった市川さんが、自身のIR業務での経験を通して出会ってきた人との対話や、プレゼン内で

実際に質問されたこと、説明したことを基に、会社を運営する側だけでなく、私のように一会社員として働くような方にもわかりやすい角度で解説してくれています。


この本では、投資自体の話よりも
・なぜ、今ESG投資が重要視されているのか

・ESG投資によって、今後企業のあり方がどのように変わっていくのか

・ESG投資を通じて、企業の考え方だけではなく、個人がどのように社会に貢献していきたいかを考えるきっかけになる

ということを学ぶことができます。


そもそもESGとは、 Environment(環境)・Social(社会)Governance(ガバナンス)の略で、今世界的に注目されているようです。


SDGsは、「持続可能でより良い社会を叶えるための世界共通の目標」と国連が定め、地球全体の私たち全員が対象ですが、ESGは「企業価値を持続的高めるために、そして企業責任を果たすための指針」を定めて、企業が担う取り組みです。


投資の上では、投資家たちが責任ある投資を行うために、このESGの観点で企業を評価します。
そしてESGを評価手段として使う投資を、ESG投資といいます。


印象的なこと・学んだこと🎓

一つ目は、誰しもが株の投資家であること。


私たちの生活において、投資と言うと、一般的に国内株式投資や投資信託などを想像するかと思います。


でも、私たちが支払っている保険や公的年金も、将来のお金を確実に増やすために、企業責任を果たそうとする信頼のおける企業への投資を投資家が行っています。


このように、運用会社を通して間接的に投資に関わっており、誰しもが投資家であるということです。


よくよく考えてみると、確かに!と感じるのですが、投資というと、少し難しく捉えてしまい、実際に皆さんが想像する投資に取り組んでる人にしか関係ないと思いがちですよね。


プロの投資家が皆さんのお金を増やすために、長いスパンで、様々な企業のESGへの取り組みを追いかけながら、運用をしてるというのが驚きでした!


二つ目は、ESG投資が個人の働き方も変化させていく可能性が高いということ。


他の先進国と比べて、日本はやりがいを持って働く方が少なく、また人材への投資が少ないことは皆さんもご存知かもしれません。


コロナ禍を経て、海外の投資家たちが急激な財務状況の変化の中で、株主への配当よりも、雇用の維持や従業員の健康・衛生に配慮すべきという考え方にシフトし、「人的投資」を重視するようになってきました。

人的投資とは、社員教育や人材の再配置、組織風土などで企業価値を上げていくことです。


例えば、女性役員が増えることで、男性基準である企業が多い社内評価も、意思決定層に女性がいることで変わっていき、見えない秩序などが取り払われていきます。


女性だけではなく、外国人の採用なども含めて、バックグラウンドが異なるもの同士で敬意を払いながら

仕事をすることで、仕事への熱意があふれ、真の多様性によるイノベーションが起こり、企業価値を上げていくという点がとても印象的でした。


この仕事への熱意を「エンゲージメント」と呼び、

「自分が何のために仕事をしているのか」「自分の仕事がどのように社会に役に立っているのか」

といった社会とのつながりを感じられるようになると、従業員のエンゲージメント向上に寄与します。


エンゲージメント向上のために、企業が掲げる企業の存在意義を最近では「パーパス」と呼んでいます。

このパーパスを基に、社会へ価値を提供しようとし、それを達成するために、従業員の働き方も変えていくという動きになっていくのです。

調べたこと&まとめ

最後に、ESGを意識した経営(=ESG経営)をしている企業の中で、このパーパス(=企業の存在意義)をどのように各社掲げているか、調べたのでご紹介します📝


Google ・・・世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにする
P&G ・・・現在そして未来の、世界の消費者の生活を向上させる
SONY ・・・クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす
三井住友銀行 ・・・信託の力で、新たな価値を創造し、お客さまや社会の豊かな未来を花開かせる
LIXIL ・・・世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現


企業の数だけ、パーパスも色々。
投資をする上で配当や株価などだけではなく、ご自身の考えを基に、ESGの観点で投資を考えていくのも面白いかもしれませんね♪


編集部きんゆう女子。編集部

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