金融ワカラナイ女子による、
ワカラナイ女子のための金融コミュニティ
身近な家計管理から世界経済まで、広い意味での「金融」をテーマに勉強する女子会を開催しています。女子会は、基本少人数制。同世代や同じ目線の方々が、安心して話せる場所になるよう工夫しています。「自分なりの判断基準」を見つけていくお手伝いをしています。
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イベントレポート
6月1日(土)は、ブランチ女子会で予習をしてからオリックス銀行さんとモーニングスターさん共同主催のセミナーに足を運びました。
2019.6.18up!
こんにちは!
きんゆう女子。編集部です。
梅雨に入って紫陽花が綺麗な時期ですね。
さて、今回は、6月1日(土)の女子会について書きます。
ブランチ女子会で予習をしたあと、オリックス銀行さんとモーニングスターさん共同主催セミナーにみんなで行きました。
ブランチ女子会は、日本橋高島屋にあるカフェ「フォッション・ル・カフェ」にて。
イベント会場から5分で明るい雰囲気の場所なので、ここを選びました。
いつものCAFE SALVADOR BUSINESS SALONとまた違った雰囲気で、気持ちが良いカフェです。
今回の女子会のテーマはこちら。
きんゆう単語帳。
〜金融・経済ニュースに耳慣れするために〜"ESG"先進国のオランダから、学ぼう。
学んだ単語はこの3つ。
✔︎ESGとは?
✔︎インデックス/アクティブとは?
✔︎GPIFとは?
どれも、聞いたことがあるようなないような...?🤔
午後のイベントテーマが「ESG投資」という中〜上級編ということもあり、
パネルディスカッションやセミナーのお話が頭に入ってくるように、しっかり単語を学びました。
きん女。用に資料をわかりやすくアレンジしていただきました。
ゲストにはオリックス銀行さんから高橋さんをお呼びしました。
証券アナリストの資格を持っているエレガントな親しみやすい女性です。
金融のスペシャリスト、ですね✨
みなさんは「ESG」って聞いたことありますか?
アンケートを取ってみたところ女子会に参加した方8名のうち、
65%の方は「ESG」という単語を知らなかった、初めて聞いたという結果に。
きんゆう女子。参加者アンケートより
🌏E=環境(Enviroment)・・・地球温暖化、水資源、生物多様性
🌱S=社会(Social)・・・女性の活躍、従業員の健康
🏢G=ガバナンス(Governance)・・・取締役の構成、公正な競争など
これは、投資する側の観点のことで、もちろん個人投資家にとっても大事な考え方ですが、
主にプロの投資家、つまり機関投資家(例えば、みんなの年金を運用する機関や運用会社のこと)にとっては重要な分析の考え方なんだそうです。
具体的にどうするかというと、この2つの情報を分析して投資する先を決めることです。
ESG投資・・・財務情報と非財務情報、両方分析すること
✔︎財務情報・・・決算書や株価など、数字に表せることができる情報など
✔︎非財務情報・・・数字では見えない部分、理念やビジネスモデル、経営者のキャラクター情報なども
この言葉が注目されたのは2015年に「GPIF」がPRI(投資する側がESGの観点を取り入れるガイド原則のようなもの)に署名をしたことから。
・・・「GPIF」何だろう?って思った方、後ほど説明しますね。
その署名の後、日本における「ESG投資」はぐっと増えました。
どのくらい増えたのかというと、
2016年4740億ドル(だいたい50兆円くらい)だった投資額が、
2018年には21800億ドルもしくは、2.2兆ドル(だいたい230兆円くらい)と2年間で4倍以上になりました。
「GPIF(ジー・ピー・アイ・エフ)」って、きんゆう女子。的には、きんゆう単語帳殿堂入り単語。
私たちのお給料から、毎月天引きして納付している「公的年金」を運用する機関のことです。
正式には、年金積立金管理運用独立行政法人といいます。
(ねんきんつみたてきんかんりうんようどくりつぎょうせいほうじん)
略して「GPIF」、いろんなところで出てきます。
覚えておきましょう。
ちょうどいい感じの席を用意していただきました。日本橋高島屋新館1階 フォッション・ル・カフェ
「GPIF」は、私たちの年金を運用しているので、よりよい運用を常に目指してくれています。
よりよい運用とは、長い目で行い、分散して、さらに「ESG」の観点を取り入れて運用することであるとはっきり示しています。
ちなみに、運用金額は約150兆円!と、世界最大級の機関投資家とも言われています。
GPIF基本ポートフォリオにも注目してみよう。株式と債券が50%ずつの割合です。
「ESG」の観点がちょっとわかったところで、オランダのお話に。
実は、オランダを始めヨーロッパでは「ESG投資」は広く知られています。
実際に、世界のESG投資金額が一番多いのはヨーロッパ。
日本の6倍の金額です。
オリックス株式会社さんでは、2013年にロベコ社(*)というオランダの運用会社を買収しています。
オリックスさんの今後の発展にとって、今までで一番重要な買収だったと発表しています。
ロベコ社(*)
資産運用経験90年。アクティブ運用というスタイルをメイン。
銀行、保険会社などの機関投資家をお客様として、約22兆円ものお金を運用している金融商品のメーカー的存在。
✔︎アクティブ運用・・・あらかじめ決められた指数(インデックス)を上回る成果をめざすスタイルのこと。ファンドマネージャーが積極的かつ、戦略的に投資対象、組入れ比率、売買のタイミング等の投資判断を行い運用する。
✔︎インデックス運用・・・あらかじめ定めた指数(インデックス)の動きに連動することを目指すスタイルのこと。
参考:投資信託協会 用語集
事前勉強会をして、「ESG」や「インデックス/アクティブ」「GPIF」が少し頭に入った状態でいよいよ会場へ。
オリックス銀行さんが投資信託をスタートさせて1周年記念ということで、豪華な内容です。
会場には200名弱の方々が集まり、最新のESG投資事情を学びに来ていました。
主催社、オリックス銀行 社長の浦田晴之さんからのご挨拶後、メインのパネルディスカッションが始まります。
きんゆう女子。コミュニティ席もご用意いただきましたよ♪
一人だと参加するのは勇気がいるけれど、みんなで一緒の席だと安心です。
すかさず資料をチェック♪
パネルディスカッションでは、金融業界の有識者のみなさんがずらり。
株式会社QUICK 中塚一徳さん、有限責任監査法人トーマツ 鶴渕広美さん、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス 牧野義之さん、朝日ライフアセットマネジメント株式会社 速水禎さん、そしてオリックス銀行株式会社 森敦仁さんです。
パネルディスカッションで特に印象的だったことはこの2つ。
1)ESGの観点が取り入れられた「指数」が存在するということ。
指数の名前は、「ダウ・ジョーンズ・サスティナビリティ・ワールド・インデックス」。
年に1度銘柄入れ替えを行なっており、
世界の時価総額上位2,500社から317社(うち、日本企業は34社)が選定されているそうです。
選ばれた日本企業34社は、体温計などを作っているオムロンや、カメラで有名なニコンなど。
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス 牧野さんコメント:
「数値で判断できるものとできないものがあります。特にG=ガバナンス部分は、数値として見えにくいので我々も苦労しているところです。E=環境にあたる二酸化炭素の排出量などは、数値である程度は見ることができます。このESGの観点を取り入れている最先端は、おそらく世界最大級の機関投資家であるGPIFさんだと思います。」
ファシリテーターは、オランダ ロベコ社での勤務経験もあるオリックス銀行 森さん(ちらりと写る、左の男性)
もう一つ印象に残ったことは、ESGの観点は数値にすることが難しい中、
どのように情報を得ているのか?という点です。
2)非財務情報をどうやって得ているのか?ということ。
朝日ライフアセットマネジメント 速水さんコメント:
「ESGの観点は、定性的なもの。なかなか数値的なものとして見えてこないので、経営哲学や事業モデルが環境に配慮するような内容かどうか、直接経営者に会いにいって丁寧に話を聞いていきます。」
これは「アクティブ運用スタイル」といって、速水さんのようなファンドマネージャーが経営者の人柄や経営哲学や実態を調査してESGの観点がしっかりと取り入れられている会社か判断する運用方針です。
朝日ライフアセットマネジメント 速水さんコメント:
「最近の経営者は、昔のカリスマっぽい雰囲気と違ってオープンで社員や周りの人の意見を取り入れながら経営をするようなスタイルの方が多く、そういった方が業績をあげている傾向にあります。」
企業のESG評価が誰でも分かるように数値化され、目印になる「インデックス(指数)」も存在しますが、ESG投資においては、積極的に投資先と対話したり本質的な価値を評価したりすることがより重要だということですね。
第2部講演では、朝日ライフアセットマネジメントさんが作っている投資信託(ファンド)について、お話いただきました。
こちらの会社さんでは、「ESG」のことをもともとSRI(Socially Responsible Investment)と表現していたようです。
投資信託は、様々な金融商品がパッケージになっている商品。
中に入れる金融商品を選ぶ際に「ESG」の観点を取り入れているようです。
〜金融商品の作られ方〜
1)国内で上場している株式会社を主な投資先として対象とする
2)特にビジネスを通じて社会貢献している会社を選ぶ → ESGの観点を取り入れる⭐️
3)企業の価値を分析する → ESGの観点を取り入れる⭐️
4)企業価値を計算する
5)株式銘柄を決めて、ポートフォリオを作る
東証1部上場企業の良品計画を組み入れ銘柄の参考としてあげられていました。
第3部講演は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社から、宗さまこと宗正彰さんと、フリーアナウンサーの高橋万里恵さんのトークライブ!です。
クイズ形式で積立投資の仕組みを学んだところが特に分かりやすかったです。
よく、「長期・分散・積立」が投資・運用のセオリーだと聞くのですが、理由が数字とともに見えてきました。
質問:どちらの積立方法がより良い?
1)毎月「金額」を一定にして積立
2)毎月「口数」を一定にして積立
答え:1)毎月「金額」を一定にして積立(口数を多く買える方が良い)
宗さまとまりえさんのいい感じのコンビ。二人でラジオもやっているんだとか!
質問:この図のような価格の動きがあった10年間で
毎月1万円の積立投資をしていた場合、10年後における投資成果は?
(投資金額は、合計で120万円とする)
1)約60万円
2)約96万円
3)約139万円
ちなみに、一括で120万円を投資した場合は約60万円。
一度に、どん!と投資をするより、少しずつ積立していることで、こんなに違うのですね!
最後の特別講演は、投資信託を選ぶためのお役立ち情報を持っているモーニングスター社の朝倉智也さん。
テーマは、世界経済のお話でした。
面白かったところは、世界経済は「テクノロジーの力」で進化を続けていくということ。
でも、ここ2年ほどの世界経済の成長を左右するアメリカと中国の経済は少し下がり気味のようです。
アメリカと日本で投資信託を持っている人の割合。
すごく差がありますね。
こちらの図は%
また、個人の投資家の心理として
「下がっている時には売りたくなる」「上がっている時には買いたくなる」そうです。
だからうまくいかないんだそう。。。
(会場では、耳が痛いという笑いが聞こえてきました)
その結果、TOPIX(東証株価指数)の上がり下がりに合わせて少し遅れて市場にお金が流れている傾向がこのグラフからも見えてきます。
イラストは、スーツで決まった感じの朝倉さん。
ロベコ社のつながりもあって、会場ではオランダ政府観光局のブースもありました。
オリックス銀行さんの新しいコミュニティスペース「ORIX BANK GINZA PLAZA」のご紹介もされていました。
金融の学びも兼ねて、オランダに行きたくなりました♪
いただいたお土産も1周年記念とのことで豪華です。
夏に向けて、ひんやりストローとアイススプーン
女子会とセミナーに参加したメンバーからの感想をご紹介♪
「"オランダとどうしてつながるの?"と思ったけれど、理由が分かった」という声や、「"ESG投資はブームで終わってしまうのでは?"と思ったけれど、短期的な利益目的ではなく長い目で企業がずっと成長をしていくために必要な観点であることが分かった」という声があがってきました。
他には、女子会中に国の消費税が上がることをどう思うか?という質問の答えで、
「日本がなくなるくらいなら全然良い!」と答えていた人がいたのが印象的でした。
また、「ESG投資」は投資家から見た視点の単語ですが、同じような意味で別の視点から見たときには、他の単語が使われていることも気づきになりました。
✔︎サスティナビリティ・・・Sustainability(持続可能性)環境・社会・経済の3つの観点からずっと将来的にも良い状態を保つこと
✔︎SRI・・・Socially Responsible Investment(社会的責任投資)企業を評価する際に環境問題への対応や社会的な課題への取り組みなどの非財務情報を考えた投資
✔︎SDGs・・・2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標。この目標の中にも、環境や多様性の視点が入っています。
約半日、しっかりと学んだので、終わった後はちょっとお腹いっぱいに。。。😮!
でも、新しい世界が広がる感覚で面白かったです。
事業が短期的に利益をあげていてもESGの観点が漏れている経営の場合は、長く事業を続けることは難しいそうです。
投資する側も、そういったことを忘れずに目先の利益ではなく長〜い目で会社や投資信託を選び応援していく必要があるのです。
ESG投資の本当の意味がわかったことで、「ESG」はステキな投資家の基本スタイルなんだと思いました。
今回特別にお席をご用意いただいたオリックス銀行さんには、参加メンバーの感想レポートやアンケート結果を提出させていただきました。
今後のイベントやセミナーの企画の際に参考になれば嬉しいです。
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