きんゆう女子。

取材レポート

「家計簿の夕べ」に参加してきました!

11月20日(水)は、家計簿普及促進委員会(マネーフォワード、Zaim、マネーツリー、スマートアイデア、婦人之友社、ときわ総合サービス〈順不同〉)さんが主催する「家計簿の夕べ」というイベントに参加してきましたのでレポートします♪

2019.11.27up!

きんゆう女子。編集部

こんにちは!

きんゆう女子。編集部です。


11月20日(水)は、家計簿普及促進委員会(マネーフォワード、Zaim、マネーツリー、スマートアイデア、婦人之友社、ときわ総合サービス〈順不同〉)さんが主催する「家計簿の夕べ」というイベントに参加してきましたのでレポートします♪


「ときわん」は、家計簿だけでなくお金のお菓子やお土産などを作っているときわ 総合サービスのキャラクター
Instagramが結構かわいい♡



まず、最初に日本証券業協会さんからのお話がありました。


家計簿をつけて自分のお金の整理整頓をしたあとは、効率よく運用をしようというお話でした。

その中で日本人の投資に対する意識は高くはないというお話が印象に残りました。


日本では、投資は自分に必要ないと思っている人が全体の75%もいるそうです。でも逆に必要だと考えている人は25%いるという考え方もありますね。


比較にはならないかもしれないけれど、2018年度に海外旅行に行った人は人口の10%と考えると多いようにも感じます。


日本証券業協会さんが「なぜ投資をしないのか?」というアンケートを取ったところ


・関係ない

・知識がない

・怖いイメージ


という結果だったそうです。


きんゆう女子。編集部でも「なぜ投資に踏み出させないか?」考える機会があるのですが、3つの理由に加えてサービスや説明書などがとても難しすぎることや、情報を得る機会がないことも大きな理由のようです。




効率よくお金を運用するためにも家計簿をつけることの大切さを学んだ後、日本の家計簿サービスを提供する会社さんへ「きんゆう女子。コミュニティ」から家計簿に対する色々な質問をさせていただきました!


Q:もう何回も挫折しているのですが・・・。


*Zaim 綿島さん

自分への期待値を上げない!それから全部完璧にやらないこと。

お金を使っているポイントが何かだけ見るのでもいいと思います。


*ときわ総合サービス 鷹取さん

細かいところは気にしない!という事ですね。

ぴったり合わせるのはなかなか大変なので。それよりも続けることが一番大事、全体が見えてきます。


Q:家計の見直しってどうすればいいの?


*スマートアイデア 江尻さん

毎月、「収支」がプラスなのか?「資産」が増えているのか?そこを把握して、プラスになっていなかったらどうプラスにするかを考えてみましょう。


家計簿をつけることで毎月7万円貯められるようになった女性に聞いたら「そのお金を何に使ったか反省文」をメモしたんだそう。小さい事だけどそれで人生が変わったと言っていました。


Q:老後に役立つって本当ですか・・・?


*ときわ総合サービス 鷹取さん

漠然とした不安から解放されることが大事。足りないことがいくらか分かるから。「知るぽると」というサイトからライフプランをシュミレーションできるのですが、プランニングをする為にも日々のお金の流れを把握することが必要です。


*婦人之友社 濱川さん

いつの間にか消えてしまったお金の行方を知るためにも書きましょう。お金の使い道が分かると自分のライフプランも道筋が見えてくるものです。それからお金を有効に使う練習ができます。今の把握をしないで老後を考えても不安は拭えないです。



Q:家計簿のつけ方って?


*スマートアイデア 江尻さん

できれば、毎日か一週間。

1ヶ月経ってしまうと忘れてしまうから。・・・習慣化するまではいつ家計簿をつけるかを決めるといい。


Q:家計簿ってどのくらい残しておけば良いの?


*婦人之友社 濱川さん

私が見たことがある一番長い期間残っていた家計簿は、1928年頃から親子2代受け継いだ90年間分の家計簿です。手書きは、その時の感情を思い出せるのがいいところで人生の歴史が詰まっていて国宝級だと思いました。


ここで少し家計簿が始まった歴史を少しお話しすると、婦人之友社が出している家計簿を作ったのは新聞記者だった夫婦。二人は様々な生活者を取材する中で聞こえてきたのは「切実な家計のやりくり」だったそうです。そのことから家計簿を作り雑誌で告知、販売し始めたことが今から116年前です!


資料ご提供:婦人之友社、イラスト:きんゆう女子。編集部


Q:本とアプリの家計簿どっちがいいの?

*Zaim 綿島さん

空白が埋めたくなる、ゲーム感覚がある紙の家計簿は書くことが好きな人は楽しいかも?思い出になるのもいいですよね。

一方でアプリは適当でもなんとかなる、ゆるくできるのが便利でいいところです。どちらが好きかという基準でもいいと思います。


Q:副業、パラレルワークの時って家計簿は分けたほうがいいの?

*マネーツリー 鈴木さん

やはり、分けた方が良いと思います。

家計簿だけでなく収入も分けたほうがいいと思います。例えば、副業用は別口座にするとか。



*マネーフォワード 瀧さん

副業の場合・・・継続的なものだったら分けてもいいと思います。目の前で得たものを真実だと思いがちなので、不調なときでもできることが本当の実力だと思った方がいいかも。


起業の場合・・・実体験から起業して色々無理できるのは2年くらい。事業と自分を分けて考えて生活を守ることも大事。

転職や起業した時のお金の注意点は、前年の税金分が意外と多くて足りないということがないようにしましょう。


Q:セキュリティ対策はどんな風にしているの?

*マネーツリー 鈴木さん

個人情報の管理と保護、セキュリティ対策はサービス提供する会社として最優先にしています。アプリと口座を連携するときのデータのやりとりをシステムで暗号化していたり、監査を何重にもしたりして安心安全をキープできるよう対策を取っている。


*マネーフォワード 瀧さん

信頼できるwebサイトであるという認定TRUSTeマークやプライバシーマーク制度の認定を受ける、金融庁に登録をするなど第三者の監督を入れて「安心100点」に近づけるように各社体制を整え、努力しています。


家計簿をつけたいと思っている皆さんへメッセージを


*Zaim 綿島さん

お金を払うことは、それに対して自分自身が価値を感じたということ。家計簿はその価値の履歴で、自分の価値観が溢れているライフログと言えると思います。


*スマートアイデア 江尻さん

家計簿をつけて人生が変わる。本当にそういうことが起きるし自信がつくものです。


*ときわ総合サービス 鷹取さん

紙でもアプリでもノートでもいいので、自分の振り返りをして生きたお金を使えるようになりましょう。


*婦人之友社 濱川さん

まずは記帳しましょう。予算の中でコントロールしましょう。数字は正直に現実を表してくれるもの。大事な時間を費やして働いて得たお金、良い使い方をしましょう。


*マネーツリー 鈴木さん

お金の問題は世界、男女問わず大事な話。国や誰かが助けてくれるわけではなく自己責任です。早めに動き出しましょう!


*マネーフォワード 瀧さん

ハイブリッドなスタイルということで「紙の家計簿とアプリの家計簿」両方を使うスタイルもありますね。アプリでつけた後、紙に書いて手を動かすことで良い振り返りができるはず。それから「自助努力」も大事だけれど「共助」というみんなで持ちつ持たれつつという価値観もあっていいと思います。


*金融庁さんより

金融リテラシーを上げるということは「資本主義社会でどう生きるか?」ということでもある。また、頭でも分かっていてもなかなかできない、人間の弱い部分と付き合うことでもある。家計簿はそういった煩悩と上手に付き合う自分コントロールに使える。


*金融広報中央委員会(事務局・日本銀行)さんより

11月18日に発表した「世論調査結果」レポートでは、老後も働いて収入を得ていくと答えた人が50%ほど、個人年金を作りたいと答えた人は40%ほど、自助努力の意識が広がっている。

別の視点だと、収入が多様化している一方で支出はキャッシュレスで一本化し便利になっている。つまり、使いすぎに注意する為に「家計管理」がすごく大事な時代。無駄遣いを意識しているのか全く気づいていないのでは全然違います。




参加したメンバーさんからは、

「こんなにたくさんの家計簿サービスがあるとは知らなかった」

「家計簿の歴史がおもしろかった。お金の履歴を取っておくこととシンプルに考えるとできるかも?」


といった感想が聞こえてきました。


家計簿ってちょっと好きになれない。面倒だな?時間がかかりそう。。。そんな風に思っていた方も完璧な「家計簿」を目指さずに肩の力を抜いて手帳の空いているスペースにちょこっとメモをすることから始めてもいいかもしれません✏️


お金について考えるだけでも、お金について前向きになれるのだと思います。


素朴な悩みからセキュリティ対策に関するちょっと踏み込んだ質問まで丁寧に答えてくれた皆さん、ありがとうございました!



*関連情報

家計簿の夕べ


家計簿普及委員会<順不同>

 株式会社マネーフォワード 

 株式会社Zaim 

 マネーツリー株式会社 

 スマートアイデア株式会社

 株式会社 婦人之友社 

 ときわ総合サービス株式会社 

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