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コラム
ボストンでMBA留学中の知子さん。今回は、アメリカでの決済手段について教えていただきました♪ アメリカでは現金よりもカード払いが主流のようです!
2019.6.13up!
こんにちは!
現在ボストンでMBA留学中の知子です。
留学前は、日系・外資系の資産運用会社で働いていました。
これまで、海外とお金についていろいろと紹介しましたが、
今回はアメリカでの決済事情についてご紹介したいと思います!
日本では現金社会なのでお財布の中にお札、小銭を入れておくのが当たり前。
それにポイントカードやクレジットカードも詰め込んで、お財布がパンパンになることもしばしばあるのではないでしょうか?
私はもともと小さいお財布が好きだったので、ポイントカード等も最小限しか持っていませんでしたが、
アメリカに来て、ついにお財布なし生活となりました!
今持ち歩いているのはデビットカードとクレジットカード1枚ずつと、30ドルくらいの現金。
入れ物はファスナーポケット付きのカードケースで、日常生活で現金を使うことはほぼありません。
今のお財布代わりのカードケース(左)と昔のお財布(右)。
お財布は日本の職人さんが手作りしているもので、色が珍しく、きれいなのが気に入っています。
クレジットカード社会が算出したある統計によると、アメリカ人1人当たり約6枚(!)カードを持っているようです(注*)。
多くの人がカードを使う理由は、マイルを貯めたりキャッシュバックを受けたりできるといった特典があるから。
友達の中には、クレジットカードでマイルをためて、アメリカとオーストラリア間の往復ビジネスクラス航空券に換えたマイラーもいます!!
また、AmazonやWalmartといった小売企業が発行しているクレジットカードも多く、それぞれのお店での商品やメンバーシップの割引などを提供しています。
マイルやキャッシュバックがあると、現金よりもお得で嬉しいですよね。
日本ではこのような特典のために利用している人が多いと思いますが、
アメリカではカードを利用するもう1つの大きな理由として、クレジットヒストリーを築くことが挙げられます。
日本に比べてクレジットヒストリーの重要性が高いアメリカ。
個人のクレジットカードでの支払い履歴がトラックされ、その履歴・クレジットヒストリーに
基づいてクレジットスコアというものが算出されます。
クレジットスコアはクレジットカードを作ったり、家を借りたりするときに参照されます。
クレジットスコアがないと信用力がないとみなされてしまい、クレジットカードを作れないといった事態にもつながります。
実際、初渡米でクレジットヒストリーがゼロだった私は、カード作りに苦労しました。
唯一作成することができたのは、預金口座を持っている銀行のクレジットカードだけでした。
カードを発行できた理由は銀行口座にある程度の残高(学費で消えましたが。笑)があったからだそうです。
そして、最初の上限額はなんと1000ドル。
しかも、クレジットスコアを悪化させないためには、
利用額を上限の10-20%にしておくのがベストだといわれたため、当初は非常に使えないカードでした…。
アメリカのクレジットカードも月に1回ステートメントが発行されて支払いをするのが基本ですが、
月の途中にそれまで使った分の全額や一部を支払うこともできます。
クレジットヒストリーを積み上げたかった私は、少額使っては支払いをして、ということを繰り返していました。
そして1年後、利用上限は2.5倍の2,500ドルになりました!
それでも少ないですが、だいぶ使いやすいカードになったなぁと感じています。
そうして普段使いしやすいクレジットカードを手に入れた私は、
実店舗のお買い物でもネットショッピングでもそれを使うことを基本に生活しています。
もう1つ持っているカードであるデビットカードは、クレジットカードの利用額が気になった時などに使うようにしています。
この2枚があれば問題なく暮らせるので、お財布がいらなくなりました♪
私の友達の中には、お財布は持たずにスマホに貼り付けるタイプのカードホルダーに1,2枚カードを入れるだけの人もいます。
スマホの裏のカードホルダーに最低限のカードを入れている友達の例。男性の方がこうしている人が多い印象。
日本にいると、電子マネーも色々な種類があったり、交通系マネーも複数あったりと、持ち歩くカードの枚数が増えやすいのが現状なのかと思います。
それぞれのカードごとに、ベネフィットがあるのでうまく使い分けている人もたくさんいると思うのですが、
一方で、お財布を小さくしたい!荷物を減らしたいと悩まれている方もいらっしゃるかもしれません。
カードの枚数を減らして決済手段を最小限にするメリットもあります。
それは、支払い手段を限定すると、支出の管理が行いやすくなるということです。
私の場合は、オンラインバンキングから支払いの記録をExcelでダウンロードできるので、それを自分で作成した、
Spreadsheetの家計簿に貼り付けています。
ファイルを1か所からダウンロードして、そのデータをコピー&ペーストするだけなので、とても楽に支出管理ができています。
こうして、私のアメリカマネーライフは物理的にも経済的にもスマートになりました!
ただ、一方でクレジットカードの不正利用には注意です。
私も不正利用の被害に遭ったことがあり、原因は先日イスラエルに行った時にカードの情報が盗まれ、後日不正に利用されてしまったようです。
カード払いを中心に生活をされている方は、なるべく早く不正利用に気がつけるように、購入履歴を細かくチェックしたり、利用速報のメール受信の設定をしたりして防犯対策を行っていただくことをおすすめします。
注*)2017年のクレジットカード発行枚数(予測)をクレジットカードホルダー数(予測)で割って算出。
Source: ProQuest and The Nilson Report, Number of credit card holders in the United States from 2000 to 2017, by type of credit card (in millions), Number of credit cards in the United States from 2000 to 2017, by type of credit card (in millions).
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