きんゆう女子。

取材レポート

FIN/SUM 2019 -新しい成長の源泉を求めて-参加レポート

9月3日から6日まで東京・丸の内で行われた、「FIN/SUM 2019 -新しい成長の源泉を求めて-」へ行ってきました! *FIN/SUMとは…日本経済新聞社と金融庁が共催する日本最大のフィンテック&レグテック カンファレンスです。

2019.11.21up!

真紀


こんにちは♪

きんゆう女子オフィシャルメンバーの真紀です。 


9月3日~6日に、東京丸の内で開催されたFINSUMに参加しました。


数多くのトークセッションが催されるなか、私は「キャッシュレス率80%の日本 ここまで変わる」に参加しました。


私自身、まだまだキャッシュレス決済の初心者ですが、興味深い内容でした。 


【今回の登壇者】 

林 裕大さん:株式会社リクルートライフスタイル Air事業ユニット長 

柿原 慎一朗さん:株式会社みずほフィナンシャルグループ デジタルイノベーション部部長 

小山幸宏さん:楽天ペイメント戦略室室長

柳瀬 将良さん(将の右側は夕に寸):PayPay株式会社事業推進室長


令和元年を、様々な所でキャッシュレス元年としています。今現在の日本のキャッシュレス率は約23%だそうです。


2020年をキャッシュレス率目標40%としているそうですが、80%に到達するのはいつ頃になりそうかという問いに、登壇者の皆さんは浸透するには7年~10年かかるのではという回答でした。




80%になるには私たち消費者の生活はどうなっていくのか

★日本はまだまだ現金が便利な国。現金よりも良い体験を目指さないと難しい。

決済手段は 

①IDや認証による、支払う個人の特定 

②お金が動くタイミング(前払いや後払い) 

③決済する方法や手段 

この3つが、今後のテクノロジーにより、変化・進歩していくと思う。(林さん) 


  ★キャッシュレス80%になるという事は、社会インフラの1つになるという事。そのためには店舗等での支払い以外にも、今現在生活で現金を使用している場面や個人間での送金なども対応していかないと達成は難しい。 (柿原さん)


★楽天サービスでは、キャッシュレス化が進んだ時にどうなるのか日々考えている。 

①安心・安全で多くのサービスに結び付く強固なIDが必要 

②どの資金・原資を使うのか

③どのディバイスを使用するのか

これらが結び付き、オン・オフラインの境目を無くしていけば実現も夢ではない。 (小山さん)


★オフライン決済に留まらず日々消費者が使うお金のうち、クレジットカード決済や交通系ICカード等がまだ対応していない所もキャッシュレスに対応していく事を、今後の社内での目標にもしており80%達成には重要だと思っている。(柳瀬さん)


【キャッシュレスを導入する企業はどうなっていくのか】

★ただの決済手段でなく、今まで時間が取れずに出来なかった来てくれるお客様へのアプローチやコミュニケーション、販売促進ツールにもなると思う。(柿原さん) 


①お店のコスト削減 

②会計処理や税金・手数料等の計算の自動化 

③インバウンドによる店舗売上の向上 これらによるお店の手助けや良い価値を提供出来るようにしたい。(柳瀬さん)


★中小企業でのキャッシュレス開発は難しい。楽天グループが持っている手段で手助けが出来たらと思っている。例えば地方店舗にある良い商品をインターネットで紹介するなど、中小企業の本業+αのサポートという形で貢献出来たらと思っている。(小山さん)



高いと言われる日本の決済手数料について

10月から政府が行うポイント還元では決済手数料の上限を3.25%以下にとしています。導入企業のネックにもなる決済手数料についてどういう意見がありますかという司会者からの質問。 


これには、インフラサービスの安全提供に必要な事ですが、

①現金決済だからこそ掛かっている目に見えないコスト(レジ処理や会計管理にかかる人件費等)や他の業務が、キャッシュレス化により減少していること。 

②決済手数料以上に、各社とも+αのサービスがあること。 

そのため、導入企業からは高いという声をあまり聞かないというのが、登壇者皆さんの回答でした。(注:PayPayさんは今現在、決済手数料は無料で提供)


キャッシュレス80%を見据えた決済事業業界の今後

★皆にとって使いやすい事、安心安全を徹底的に磨く事が大切。より便利になるように、各社が磨いていく事が重要になると思う。(小山さん)


★群雄割拠の時代、各社ともに強みを生かして金融サービスの1つとして磨いていくことが重要です。(柿原さん) 


★キャッシュレスという言葉が、現金・クレジットカードと同じように支払いとして当たり前になるよう、各事業者が協力・連携していければ良いと思っている。(柳瀬さん)


★今後がどうなるか分からないが、消費者と企業に選ばれていくには効率と利便性が重要になると思っている。(林さん)


今回、この4名方のトークを聞いてみて感じた事は、4社とも会社の主体としている業種は違うためキャッシュレス化を進める為の手段・サービス・方法等においての違いは各々あるものの、消費者と導入企業どちらにも安心安全に使って貰える事を目指しているという、共通した志があるという事を知りました。 


私たち消費者もキャッシュレスに対して、サービス内容と安全性を見極めながら生活に取り入れて行きたいと改めて思いました。

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