金融ワカラナイ女子による、
ワカラナイ女子のための金融コミュニティ
身近な家計管理から世界経済まで、広い意味での「金融」をテーマに勉強する女子会を開催しています。女子会は、基本少人数制。同世代や同じ目線の方々が、安心して話せる場所になるよう工夫しています。「自分なりの判断基準」を見つけていくお手伝いをしています。
*レポートページに移動します。
取材レポート
お客様にとって良い資産づくりのアドバイスを行う、FAの勉強会を取材させていただきました。講師は、ニューヨークに本社がある運用会社アライアンス・バーンスタインの後藤順一郎さん。主催は楽天証券さんです。
2019.7.11up!
こんにちは!
きんゆう女子。編集部のまりこです。
7月6日(土)は「楽天証券ファイナンシャルアドバイザー(FA)・ビジネススクール」というFAを育てるための講習会を取材してきました!
FAとして、お客様に資産づくりのアドバイスを行うための専門性を高めようと、オンライン受講をあわせて60名近くの方が参加しています。
かなり難しそうな資料ですが、書いてあることは運用の基本セオリーとのこと。
長期、分散、若いときの人的資本のお話など。
講師は、ニューヨークに本社がある運用会社アライアンス・バーンスタインの後藤順一郎さん。
私立きんゆう女子。学院で教頭先生をしていただいたこともある、後藤さん。
学院では「自分年金」を作るための授業をしていただきました。
みなさんは、ファイナンシャル・アドバイザーって聞いたことありますか?
FAは、ファイナンシャル・アドバイザーの略で、
IFAは、独立系ファイナンシャル・アドバイザーの略です。
I=independent
F=financial
A=advisor
FP、ファイナンシャル・プランナーという職業もありますね。
P=planner
ファイナンシャル・プランナー(FP)とは 人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」という。
引用元:ファイナンシャル・プランナー(FP)とは | 日本FP協会
はっきりした住み分けがあるわけではないですが、
FPが得意なことは、家計管理や家計に役立つお話(格安スマホや家計簿アプリ、保険など)が中心です。
FAやIFAが得意なことは、投資や運用のアドバイスや具体的な商品提案まですることです。
どちらもお金に関するとても心強いサポーターのようですが、少し強みが違うということですね。
例えるなら、ソムリエみたいな存在ではないしょうか?
ソムリエAさん:
「この銘柄のワインは、生産国がここで、こういう人が作っているので、これから出てくるメインにはとてもよく合います。しっかり目がお好きというお客様のお好みにもぴったりです。
また、金額もリーズナブルです。前菜には少し軽めのこのワインから始めて、デザートはこのワインでしめると最後までお食事とお酒を心地よく楽しむことができると思います。」
というような、
ペアリングまで考えてくれるコーディネーターのような存在がFA・IFA。
ソムリエBさん:
「あなたがいつも買っているワイン、もっと安く手に入るお店がありますよ。試してみてはいかがでしょう?
便利でリーズナブルなワインの保存方法としてワインセラーのシェアサービスがありますよ。」
というような、
ちょっとお得なことも含めた総合的なアドバイスや計画を一緒につくるお手伝いをしてくれる存在がFPというところでしょうか。
でも実際には、アドバイザーは"人間"なので十人十色。
様々なキャラクターやスタイルがあります。
こんなケースの時、どんな良い提案ができるか?をディスカッションされていました。
もう一つ、FAやFPを理解するために「独立系」というスタイルを知っておきましょう。
ソムリエの中でも、どのお店にも属さないフリーのソムリエがいるように、
一つの金融機関に属していない存在の方々のことをいいます。
金融機関専属の場合は、その金融機関の方針に沿ってアドバイス・提案をしますが、
金融機関に属していない場合は、その方の方針やお客様に合わせたアドバイス・提案ができるようになります。
また、提案する幅にも違いがあるようです。
金融機関専属であれば、その金融機関が勧める商品になりますが、
独立系の場合は、金融機関に属していないので、様々な商品からお客様に合わせてアレンジすることができます。
*IFAに相談するときに、注目したいポイントはこんなこと!?
・様々なライススタイルやライスステージがあることを理解してくれること
・提携金融機関や商品が様々であること
・独立性を保つために相談料を有料にしていることが多い
・保険商品であれば、30種類くらいのメーカーを扱っていることが望ましい
・金融商品であれば、手数料が安い商品も提案できること
・IFA法人であれば、会社概要などを見れば扱っている商品や提携金融機関を知ることができる
・個人でIFAとして活動されている方であれば、扱っている商品や提携金融機関を聞きましょう
これは、別の視点ですが「必要ない人には何も商品を買ってもらわなくても良い」という考えを持っているかどうか?という点も大事だと思います。
今回の「楽天FAビジネススクール」の参加者は、すでにファイナンシャルアドバイザーとして活躍されている方、保険代理店や銀行で働いている方が多いようでした。
お客様にとって良い提案ができるよう真剣に学ばれている印象を受けました。
しかし良い提案を受けるためには、私たちは自分に必要な提案を引き出すために質問したり、出てきた提案が自分に本当に必要か判断したりする力(リテラシー)をつけていく必要があると感じました。
金融庁さんのお声かけ(フィデューシャリー・デューティー)で、
本質的な提案をしてくれる金融機関やFA、IFA、FPが増えているようですが、日本では本当の独立系のFAは、まだすごく少ないと言われています。
でも、ネットで検索するとIFA業者はとても多く感じます。
今回の勉強会を主催していた楽天証券では、IFAと提携する際にはしっかりしたアドバイスができる人かどうかなどの審査もしているそうで、現在、約100社のIFA法人(約1200名ほどのアドバイザー)と契約をしているそうです。
楽天証券やSBI証券などでは、提携するIFAを紹介するサービスを運営していますが、実際には金融機関主催のセミナーにいってお話を聞いて自分に合いそうな人を探す...というのが有効な手段のようです。
今回の勉強会は大学の講義を受けているような感覚でした!
(きん女。でいう激辛コース。)
そんな中でも、役に立ちそうな「きんゆう単語」をひろってきましたので少し皆様へお伝えできればと思います。
1)「リスク許容度」って?
リスクが好きか嫌い?という好みのことではなく、その人が持っている体質を知ることが大事です。
例えば、険しい山登りが好きだったとしても、体調を崩しやすい体質の方はその山には登らない方が良いということと一緒。
年齢だけでなく、職業つまり「収入源が何か?」ということが特に重要です。
2)「リバランス」ってなんのためにするの?
リバランスというのは、当初予定した期待されるリスクとリターンのバランスを保つことを目的に資産の配分を調整すること。
収益を出すことを目的とするものではありません。
日々の社会の変化で状況が変わるので、半年や1年に1回の定期的な調整を行うことが理想のようです。
3)「人的資本」という考え方
私たちが将来働いてお金を稼ぐことのできる力のこと。
稼ぐ力が弱くなっていくにつれて、金融資産は増やし、年齢とともに低リスクへ移行させていくことが理想の運用方針の一つとされています。
20〜30代の私たちの最大の資産は、時間。つまり将来の収入源=人的資本と言えます。
4)「指数」という運用するときの目印のひとつ
金融の知識としてよく出てくる単語、指数。
指数はベンチマークともいい、めじるしになる数字のことです。
指数の例がまとめられていて分かりやすい。
難しい勉強会のあとは、甘いものでちょっと一休み。
渋谷の「The Little BAKERY Tokyo」に行き、勉強会の復習を。
かわいいドーナツを買ったのですが、そのドーナツとミルクティにお金を支払うことに抵抗はありませんでした。
ふと当たり前ですが立ち止まって考えるとちょっと不思議です。
目に見えにくい相談やアドバイスに対してお金を支払うことは時に抵抗があります。
見えないものに自分自身で価値を見出せるのだろうか・・・?
そのためには、やはり最低限の勉強をしないとなぁと思います。
皆さんは、FAにアドバイスしてもらったり相談をしたりすることってどう思いますか?
The Little BAKERY Tokyo@渋谷
あんバターがすごく美味しいお店でした♪
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