きんゆう女子。

コラム

新時代の株式投資サポーター、誕生!

3月29日(金)に「AI株式ポートフォリオ診断」というサービスがリリースされました。このサービスは、SMBC日興証券さんとHEROZさんによる日本初の共同サービスです。

2019.4.4up!

きんゆう女子。編集部

こんにちは!

きんゆう女子。編集部です。


3月29日(金)にSMBC日興証券×HEROZ「AI株式ポートフォリオ診断」という新しいサービスがリリースされると聞き、3月25日(月)に実施された記者会見におじゃまさせていただきました!



「くぐると何かに繋がる輪」がコンセプトのhoops link tokyo



記者会見の場所は、渋谷にある三井住友フィナンシャルグループのオープンイノベーション拠点 hoops link tokyo。


本棚や写真に囲まれたドアの先にイベントスペースがあり、ワクワクするような空間です。


「AI株式ポートフォリオ診断」はどんなサービス?

「AI株式ポートフォリオ診断」は、SMBC日興証券さんとHEROZさんが共に開発したAI(人工知能)を活用した投資の情報サービスです。


サービスの特徴は3つ。


1)AIによる個別株式ポートフォリオの新規提案

・・・つまり、自分の資金の状況や持っている株式銘柄、リスクをどのくらい取れるかなどの条件によってより効率的な株式銘柄の配分を提案してくれる。


2)AIによる保有株式ポートフォリオの診断

・・・つまり、持っている株式銘柄の配分がどういう状況か診断をしてくれて、その上でより効率な株式銘柄の配分を提案してくれる。他の証券会社で管理している株式銘柄も合わせて診断できる。


3)AIによる銘柄スコア予測

・・・決算データや株価データを学習させた株価予測AIが、国内株式上場銘柄の1ヶ月先の期待収益性を予測して、スコア化してくれる。どの銘柄が自分に合うか、優先順位が一目でわかる。


実際の「AI株式ポートフォリオ診断」の診断結果の画面



個人投資家に対して、このようなAIを使って個別株式のポートフォリオ提案を行うサービスは日本初!ということで、まさに新しい時代をリードするような存在です。


何年も相場を見てきたプロが、ヤキモチをやいてしまいそうですね...!



こんな時に便利!

プロもヤキモチを焼いてしまいそうな「AI株式ポートフォリオ診断」は、私たちの生活にどんな風に役立つのでしょうか?


例えば、

*株式投資が本当に初めて。いくつか銘柄を選びたいけれど、どんな銘柄を選んだらいいか分からない時

*株式投資はすでに始めている。でもそのままにしている銘柄があるので今後どうするべきか迷っている時

*株式投資はすでに始めている。こまめに銘柄の入れ替えはしているけれどこの方針でいいのか迷っている時

*実際に株式を買わなくても、気になる会社の分析や実践的な株式投資の勉強をしたい時


いずれも自分とは違った視点でロジカルに情報を提供してくれるので、新しい世界を見ることができそうです。


株式投資というと四季報や株価チャートをずっと見ているイメージがあるように、今までは、投資する会社を選ぶ時には、決算書を見たり事業に関するニュースを追ったりしながら会社について調べる必要がありました。


あの分厚い本を読んでいる感じがカッコいい!のですが、実際には全ての会社情報を調べるのは本当に大変...!


上場している会社は東証第一部でも2,140社あります。


頑張っても自分自身で調べることができる範囲にはやっぱり限界があります。



ご注意:このサービスを利用するためには、SMBC日興証券さんの証券総合口座(ダイレクトコース)開設が必要です



SMBC日興証券×HEROZ 共同発表会見の様子

SMBC日興証券株式会社 常務執行役員坂本昌史さんからは、金融業界の現状とSMBC日興証券さんの歴史と今後の展望についてお話がありました。


SMBC日興証券株式会社 常務執行役員 坂本昌史さん



「本日発表するサービスは、時代を先駆けた、象徴的なサービスになると確信している」


「当社が2018年に創業100年を迎え、今年101年目をあゆみ始めることができたのは、サービスの形態を時代に合わせて変化させてきたからこそ。店舗だけでなくネットサービスを充実させて、お客様一人一人のニーズに合わせたサービスを提供することがさらなる発展の鍵である」


「ネット証券やFinTechサービス、異業種の金融業界参入などにより、個人にとって資産運用が身近になりよりパーソナライズ化されている。そんな今、SMBC日興証券としては業界を牽引していきたい」


「株式投資を始めたいが銘柄選びができない、塩漬けになっている銘柄があるという悩みに対して、AIを用いた解決にチャレンジしたいと考えた」



***



将棋AIでプロ棋士に勝ったことで話題になった会社で知られている、

HEROZ株式会社 代表取締役 CEO 林 隆弘さんからは、会社や提供サービスについてお話していました。


HEROZ 代表取締役 CEO 林 隆弘さん
2018年4月20日に東証マザーズに上場した会社です。



「金融業界にAI革命を起こしたいと考えている。AIは人間と戦うために存在しているのではなく、どういう新しい関係性を築いていけるかを考えている」


「プロ棋士も、AIを活用しながら強くなりいいパフォーマンスをあげている将棋界。これを証券分野にも活用して一般投資家向けにも役立てたい」


「人間とAIの関係性は、共存する社会。サービスを通じて証明していきたい」



***



SMBC日興証券株式会社 ダイレクトチャネル事業部長 丸山真志さんは、サービス詳細とサービスにかける想いをお話されていました。


SMBCダイレクトチャネル事業部長 丸山真志さん
「試行錯誤して作ったサービス。たくさんの方に使っていただきたい」とサービスにかける想いをお話していました。



「大前提として、顧客本位のサービスを提供したい。お客様にも理解していただいてお客様に合ったサービスをご利用いただきたい」


「お客様へ提供する価値は、これまでのお得感・利便性・安心感に加えて、分かりやすいコンテンツとAIによる資産運用支援である。分かりやすいコンテンツとしては、2019年2月に"FROGGY(フロッギー)"という記事から株が買える新しい体験も発表している」


「当社のネットで取引している株式銘柄を持っている方を分析すると、1銘柄だけ持っている方は50%、2~5銘柄を持っている方と合わせると全体の85%を占める。しかし、収益については銘柄を多く持つほど利益が出ている確率が高くなる。リスクを分散がきいているから」


1~5銘柄を持つ人で全体の85%を占めるのですね。
それなりに資金が必要ですが、分散して銘柄を複数持っていることによる効果は数字からも分かります。



***



HEROZ株式会社 取締役 CFO 浅原大輔さんは、AIをどのように作ったかそのストーリーとバックテストについてお話していました。


「それぞれの銘柄の最新決算データと株価データを元に、1ヶ月後の期待収益性をスコア化し株価の動き予想できるようにしている」


「バックテストでは、日経平均に連動する運用結果とAIが推奨した10銘柄の収益結果が約6倍の差になった」



こんなに差がでるとは驚きました。
浅原大輔さんとは、以前パネルディスカッションでご一緒しました


株式投資を楽しくしてくれそう!


記者発表で印象的だったのは、質疑応答での丸山さんの発言で

「このAIサービスで投資のアドバイスの全てが完結するわけではない。お客様によっては対面コミュニケーションを通じて試行錯誤して取引をしたいと思っている人もいる。そういった体験は残す。」ということです。


それぞれのお客様が求めているサービスを、丁寧に提供していきたいという想いが伝わってきました。


2018年7月に創業100年を迎えたSMBC日興証券さんと、2018年4月に東証マザーズに上場したHEROZさん。
新しい会社と歴史ある会社のタッグ。



最先端のテクノロジー会社と歴史と信頼を持つ金融機関がコラボレーションすることで、新しくそして楽しい投資体験が広がっていきそうです。

編集部きんゆう女子。編集部

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