きんゆう女子。

コラム

【新連載】2024年からスタートする新しいNISAとは?

2024年から新しいNISA制度がスタートすることになりました。 しかし、その概要はいまだによく分からない…という人が多いのではないでしょうか。 今回はNISAの基礎知識として、「NISA制度とは何か?」「新しいNISAと従来のものがどう違うのか?」といった点についてリアル女子会で知り得た内容を踏まえてご紹介します。

2023.3.24up!

さやてぃ

みなさんこんにちは、さやてぃです。


最近は投資をしています!という人も増えてきましたね。

みなさんは何をきっかけに投資を始めましたか?

実は私、今から10年前(!?)にNISAが始まると聞いて、初めて投資という世界があることを知りました😊


そこからはや10年、NISA・つみたてNISA口座の開設数が1,144万口座(2022年9月30日段階 日本証券業協会調べ)と拡大し、単純計算で国民の10人に1人は口座を保有するように。


そして、2024年1月から生涯にわたって利用可能な新しいNISAが利用可能になります。

きんゆう女子。では一足早く、新しいNISAに関するリアル女子会も開催しました❣️



新しいNISAについては興味をもっているきん女。メンバーも多いとのことで、今回から3回にわたって新しいNISAについて連載していきます。


第一回の今回は、「新しいNISAってそもそも何?」「これまでのNISAとの違いは?」といった基本的なことについて、女子会で学んだ内容を含めてご紹介しますね。


そもそも新しいNISAとは?

まず、NISA(ニーサ Nippon Individual Savings Accountの略)とは、NISA口座という非課税口座内で、毎年一定金額の範囲内で購入した金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからないという制度のことを指します。


NISAという金融商品があるわけではなく、あくまでもそういった仕組みを利用できますよ、という話ですね。


2014年からNISA制度が始まり、2018年から非課税期間や上限金額を、より資産形成層向けに設定したつみたてNISAがスタートしました✨


2024年からスタートする新しいNISA(ちなみに正式名称はまだ未定だそう)は、既存のNISA/つみたてNISAとは切り離した形でできる新たな制度です。


制度の概略は金融庁HPに以下のような表で解説されています。

 

             (金融庁 NISA特設サイトを参考に独自で作成)


証券会社で投資信託や株式を購入するためのNISA口座を開設すると、上記の条件の口座内で金融商品の保有・売買ができます。


つみたて投資枠と成長投資枠は併用可です。

つまり、年間投資枠は最大で360万円、金融商品の保有中に得られる配当金や売却したときに得られる利益に対して非課税で受け取れるのがNISA口座の特徴です。


つみたて投資枠と成長投資枠は購入できる金融商品が異なりますが、まだ確定情報ではないそう🤔

なので、新しいNISAの概要がきちんと分かるのはこれからとのことでした。


正確な情報というのは、金融庁から公式に発表されるので、今後の情報発信が注目されますね。


これまでのNISAやつみたてNISAとの違いは?

さて、気になるのは従来のNISAやつみたてNISAとの違いですよね。

NISA/つみたてNISA制度の概略は、以下の通りです。


             (金融庁 NISA特設サイトを参考に独自で作成)


NISAとつみたてNISAは単年ごとにスイッチング(どちらか一方を選択)できたりと少し内容が複雑です。

その点では、NISAとつみたてNISAどちらかを選ばなくていけないといった煩雑さは新しいNISAにはないですね。


「国民1人につき1つのNISA口座」がNISA制度の大原則です🐥

既存のNISA/つみたてNISAも制度自体は存続するので、例えば2042年につみたてNISA口座を開設し、10万円くらいの金融商品を保有してみて、2066年いっぱいまで非課税で持ち続ける、なんてこともできます。


新しいNISAと従来のNISA/つみたてNISAの共通点と相違点を簡単にまとめてみました。


【共通点】

🌷18歳以上の成人が口座を保有できる。

🌷それぞれ年間投資枠・非課税保有限度額が決まっている。

🌷投資対象となる金融商品は投資家自身が選択し、運用する。


【相違点】

🌷 新しいNISAは非課税保有期間が無期限化(つまり期間限定ではない!)。

🌷新しいNISAは口座開設期間が恒久化(新しいNISA制度の口座は生涯にわたって持つことになる)。

🌷新しいNISAは簿価残高方式で投資枠の再利用が可能



相違点を見てみると、とにかく新しいNISAは従来のNISA/つみたてNISAよりも使い勝手が良い制度になったといえます。


口座開設期間が恒久化となったので、NISA口座がなくなる心配がひとまずなくなります

非課税保有期間も無期限化したので、例えば最初に金融商品の買付をしたら死ぬまで保有し続けてもOKになりました。(究極のほったらかし投資も可能⁉️)


何より投資枠が再利用できるのは画期的です。

再利用できるというのは、一度金融商品を購入して売却すると、その分投資枠が復活するということ。


簿価残高方式とは、簡単にいうと金融商品を購入した時点の買値💰が、復活する投資枠に適応されるということ。

10万円で購入して20万円で売った場合、投資枠として復活するのは10万円ということですね。


例えば、新しいNISA 口座で運用→結婚式費用や子どもの学費といったまとまった資金を、必要となったときに一部金融商品を売却→復活した投資枠は老後資金などさらに先のライフイベントのための資産運用に活用、といった使い方ができます。


誰もが生涯にわたって投資をし続けるのが当たり前になるのも、そう遠くないかもしれません。

自分に合った使い方を見つけるのが大変?

従来のNISA/つみたてNISAより、より自由度が高くなった新しいNISA制度。

ここはぜひとも有効活用したいところですよね!


しかし、自由度が高いということは、その分最適解を見つけるのが大変💦ということ。

「最大1,800万円をどう使ったらいいの?」「年間最大360万円投資できるといっても、そんな余裕ない…それでも使うべき?」など私もいろんな疑問が出てきました。


そこで次回の連載では、新しいNISAの有効な活用方法についてご紹介できればと思っています。
どうぞ、お楽しみに♪

オフィシャルメンバーさやてぃ

お金のことを勉強して、経済的自由を手に入れたい。そして周りの人のことを幸せにできたらいいな♪と夢見ています。最近情報発信も積極的に実践中。ゆる〜い資産運用に関するブログSayasayanの投資日記(https://sayasayan.com)管理人。

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