きんゆう女子。

取材レポート

美味しいけれど、気をつけて!ワイン投資。

日本ソムリエ協会認定ソムリエによる”自然派ワイン”ティスティングセミナーが開催されました! カフェサルバドルでワイン方手に、大人のたしなみを・・・。飲み過ぎ注意♡

2016.11.9up!

自然派ワインの勉強会@兜町 CAFE SALVADOR 11月9日(水)18:30〜開催されました。輸入・販売会社のBMO株式会社のソムリエさんが先生です。


自然派ワインとは、いくつか定義があるようです。


・無農薬

・酸化防止剤の使用を抑えている

・生産者の顔が見える手間暇かけられたワイン

・健康で生命力豊かなぶどう


一般にはなかなか出回っていないので専用のワインショップでしか手に入らないようです。


撮影:きんゆう女子。



美味しいワインのテイスティングをしながら、ワインの選び方や自然派ワインの魅力についてお話を聞きながら、お金の勉強をしました。


なんと”ワイン投資”があるとのこと面白いと思い、少し調べてみました。

一見華やかだけど気をつけて!ワイン投資

ん?ワインで投資なんてできるの?と思ったワカラナイ女子。の皆さん!

実は、ワインだけでなく、「形ある物」に投資することができるんです。


金や原油、天然ガス、トウモロコシや麦といった「形ある物」に投資するコモディティ(商品)投資というのがあるようです。


ワインもその一つで、現物があるため価値がなくなるということはないようですが、その価値は「需要と供給」により決まります。


つまり、年代や生産地によるブランドなどが決め手。需要が多ければ高くなる。当然、欲しいと思う人が多ければ価値は高まりますよね。



コモディティ投資とは?

一般に、“商品”のことを指す言葉



商品で利益を出すためには、価格が安いときに買い、高いときに売る、そんな投資方法になります。


小麦でいうと、世界で小麦が少なくなると値段が高くなると同じです。


ワインでいうと、作られた最初のうちは安価で、熟成され年月がたちその年のワインがどんどん希少価値が上がっていくと、ワインの値段が上がるので、そのタイミングで売って利益を得るということです。



商品先物取引というものも存在していて、"まだ収穫されていない"作物を取引する場合「先物」という言葉がつきます。


聞いたことはあったけど、「先物」ってなんだろうಠ_ಠ?


先の物・・・


色々調べていたら!


なんと


東京証券取引所があるように、東京商品取引所がありました・・・(๑•﹏•)


そんなところがあるなんて、知らなかった!!


どちらも見学ができるようで、きんゆう女子。では見学に行きたいと思います!

その話はまた今度するとして・・・。



                   


撮影:きんゆう女子。



投資する「もの・こと」って見極めが大事!

まだ収穫されていない「商品」に投資するだなんて、想像ができないのですが、需要と共有で決まる、値段のあるようでない商品、”ワイン”に投資するってすごく見極めが難しい気がします。


ネットでは偽物が出回ってる場合もあるので、信頼できる”ワイン商”から買うほうが良いみたいです。海外にはワイン投資のファンド(投資家からお金を集めて運用して運用する会社)もあり、なんと分散投資まであります。


1ダース(12本あたり)20万くらいからあるそうで、お金に余裕のある方にとっては投資先の一つとして面白いかも・・・!?ヨーロッパでは高級ワインは、昔から投資対象とのことで、取引市場はロンドンとボルドーにあります。


ボルドーで毎年4月に開かれるアン・プリムール=ワインの先物取引では、ワインジャーナリストや販売・取引会社が試飲して選定のため一斉に集まります。


一時はリターンが20%もあったようですが2010年以降は今はそんなに価格が上がっていないようなので、その時に高級ワインを買った方は今大損しているかも。


投資って何に「投資」するか、「もの・こと」の選び方も重要ですが、未来のために育てる投資なのか?運任せにする投機なのか?自分自身のスタンス・意志も大事にしたいですね。


ワイン投資も考え方によっては、運任せな「投機」的要素を孕んでいるし、自然派ワインを作る農家さんに対して応援する意味を込めた「投資」的な観点もあり、お金の使い方と考え方によって生まれる感情も違うと思います。


例えば、自然派ワインを作っている農家さんは、農薬も使わず丁寧に自然に育ったぶどうを適正価格で販売している。その農家さんへの「応援」のリターンは、 「おいしいワイン」だったりします。


撮影:きんゆう女子。


ん〜、よっぽどワイン好きならいいかも!?

しかし、このワイン投資、結構危険な要素も。


今まで日本で唯一「ワインに投資をするファンド」をうたっていたワインファンドのヴァンネットが、2016年3月に東京地裁に自己破産を申請したニュースがでました・・・。


破産なので、出資してもらった金額を返せないという状況だそうです。


つまりワインや「商品」は、投資商品なので、絶対に値上がりするとは限らないので、利益があまり出ないということはあり得ます。


ワイン投資は実際にトライすることはないかなあ〜とも思いつつ、今まで投資するものって「株」というイメージがあって、ワインやトウモロコシや麦など「商品」にも投資ができることが勉強になりました。


そういえば、「金」は聞き覚えがあったのですが、「金」もこの商品に含まれます。


イギリスには300年以上も続くワイン商があるそうで、ヨーロッパでは、大きなワイナリーのオーナーは、保険会社や不動産会社ということがあり金融とワインは深い関係のようです。



小ネタ!1本のワインに使われる[ぶどう]はいくら?

最後に、小ネタを教えてもらいました。

1本のワインが作られるまでに必要なブドウとワインの値段を決めているお金の話です。


・1本あたり、1KGのブドウが必要

・酒税法上の税金は、150円/1リットルあたり

・関税の値段は、125円/1本あたり

・1本あたりの輸送コストは、100~200円/1リットルあたり

その他費用・・・ボトル代、ラベル代、人件費、設備代、保管料etc


では、ワインに使われる[ぶどう]そのものの値段っていくら位でしょう?

すごく安〜いワインだともしかしたら、[1円]くらいのワインもあるかもしれません。

傷んでるブドウでもちょっとだめな実でもつかって、お砂糖や化学肥料を使って味をつけているワインが出回っているのは事実です。


また、コストカットのために、濃縮還元をしているケースも。

これは300%に一度凝縮して、輸入したあとで100%にしているので、風味が損なわれることもあるそうです。


本当のコストパフォーマンスのいいワインってもしかしたら、最低でも1,500円以上くらいからがいいとのこと、ソムリエさんから教えていただきました。


自然はワインは2,000円前後とのことで、体にもよくて美味しくて値段も安価だそうです。

作り手が質素な農家だったり広告にお金をかけなかったりしているから実現できる値段だと伺い、これからのワインの選び方もちょっと、変わりそうです。


そしてそんな農家さんを応援したいと思いました。


撮影:きんゆう女子。

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